「札束外交」か「共に考え行動する外交」か | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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安倍総理がケニアのナイロビで開催中のTICAD VI(第6回アフリカ開発会議)で行った基調講演の全文が外務省のホームぺージに掲載されている。これを読むだけで安倍政権がアフリカとどう向き合ってきたか、これからどうしようとしているかがよく分かる。

 


TICAD VI開会に当たって・安倍晋三日本国総理大臣基調演説
(2016年8月27日(土曜日))
(ケニア・ナイロビ,ケニヤッタ国際会議場)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/afr/af2/page4_002268.html


今回の特徴はこれまで3年ごとに日本で開かれてきたが、第6回目にして初めてアフリカで開催されたことである。だから、演説の冒頭に「ついにTICADが,アフリカにやってまいりました!!! お約束を,果たしました!!!」と述べたのだ。

 

安倍総理は3年前にこの会議で約束したとおりであることを冒頭に強調し、約束を平気で破る中国など他の支援国との違いを印象付けたのである。経済的な影響力では中国に大きく後れをとっているが、どちらが安心して長く付き合えるパートナーかは明らかだ。

 

安倍総理は前回2013年のこの会議で「援助から投資へ」を目指すことを打ち出し、それを今回は「アフリカ自身が描くアフリカの夢を日本がアフリカと手を携え実現する」と表現した。つまり、「質の高い」「強靭な」「安定した」アフリカを目指そうと。

 

そして、「質の高いアフリカ」を実現するためのキーワードが「インフラ」「人材」「カイゼン」で、今回はそれぞれに対する具体的な提案も持っていった。報道ではインフラ整備などに3年間で3兆円との数字が躍るが、大半は借款だ。

 

そして、何より安倍政権の考え方がはっきりと表れているのが、演説の中で「カイゼン」に触れたことだ。援助されたお金で工場を建て、インフラ整備や仕組みの構築をしても、本当に機能し、役立つためには不断のカイゼンが必須だ。

 

そして、それを実行することにより人材も育つ。中国は長く製造業で栄えてきたが、このような文化は結局根付かなかった。工場を作っても中国から人を連れてくる中国企業と組むのか、現地の人を育てる日本と組むのかということなのである。

 

そして、安倍総理は人を育てることでも、具体的な目標値を掲げている。もちろん数字を挙げるだけなら民主党でも中国でもできるが、その目標達成にとことんこだわるのが安倍流だ。例えば、安倍総理は演説の中で次のように述べている。


これからお話する日本の約束も,互いにとって利益となるものです。

3年前横浜で発表した日本の約束は,期限まで2年を残し,67パーセントを実行しました。

本日の新たな約束は,3年前のプランを充実させ,発展させるもので,モチーフは,「クオリティ・アンド・エンパワーメント」です。今年,日本が,伊勢志摩という地を舞台に開いたG7サミットの成果を反映させました。


5年と期限を切った約束を3年で67%達成した実績を踏まえて言うから、説得力がある。新たな提案もすべて前回、あるいはそれ以前の取り組みとつながっているから、カイゼンという新たなステップにも踏み出せるのである。

 

今回の訪問には明恵夫人が同行して、施設を視察したり各国首脳夫人との交流をこなしている。


 【ナイロビ時事】ケニアを訪れている安倍晋三首相夫人の昭恵さんは26日、首都ナイロビ郊外にある養育施設を訪問し、子どもたちと竹とんぼで遊んだ。子どもたちは将来の夢を語り、日本に関する質問もした。
 昭恵さんはこれに先立ち、ケニアのケニヤッタ大統領夫人とも懇談、共通の関心事である保健分野や野生動物保護に関する課題について意見を交わした。昭恵さんは「アジアとアフリカのさらなる交流の発展に向け、共に取り組んでいきたい」と述べた。 (2016/08/27-09:19)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082700107&g=pol


これも思い付きのものではなく、夫人も前回のTICADから一貫してこのような活動を続けている。当時の夫人のフェイスブックから。


安倍昭恵
2013年5月14日 ・ 
第五回アフリカ開発会議(TICADⅤ)学生プロジェクトの皆さんと懇談しました。
日本の学生とアフリカからの留学生による6つの提言。
1.雇用と民間企業
2.教育
3.保健
4.平和教育
5.治安部門改革
6.交流

 

明るくハキハキと前向きな、素晴らしい学生の皆さん・・・
日本とアフリカを繋げていって下さい。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10151662920796779&set=a.10150535122366779.425408.698041778&type=3&theater


このように、誠実に前向きに取り組み、実績や信頼を積み重ねていくのが現在の日本外交なのである。だから、この演説はアフリカ諸国の関係者が一番内容を理解し、歓迎しているのではないか。日本のマスコミや野党には、理解できないだろうが。

 

札束でほっぺたを叩くような中国の外交や経済進出には限界がある。我が国はそれに対してアフリカ諸国が協力して目標を掲げそれを実現していく力を持てるように支援し、一緒に行動することで信頼を勝ち得ようとしている。

 

現状は中国に大きく差を付けられていることは間違いない。しかし、日本がいまのやり方をしっかり進めていけば、安倍総理の言う通り、アフリカと日本の未来は明るい色彩に満ちたものになるだろう。

 

(以上)

 

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