「フェイスブック」に今度は「LINE」!!安倍自民の新兵器? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

平成25年の新成人は122万人で、過去最少だった昨年と同じだった。総人口に占める割合も昨年と同じで0.96%と過去最少だ。それでも、新たに122万人もの有権者が増えるわけで、政治家たるもの彼らへのメッセージを忘れてはいけないのだろう。


首相「どんな日本に?」 LINEで新成人に祝意
産経 2013/01/14

皆さんは今、どんな夢や大志を持っていますか? 日本をどんな国にしていきたいですか?」


 安倍晋三首相は14日、スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通話アプリ「LINE」に新成人を祝福するメッセージを投稿。返信で、将来の夢や国の未来像についてのコメントも募集した。


 首相は「安倍晋三です。はじめまして。LINEでは初投稿ということで、少々緊張しています(笑)」と切り出し、今後も「さまざまなツールや機会を活用して、少しでもわかりやすく情報をお伝えする努力を続けていきたい」と強調した。


 新成人に向けては「正直に言うと、私自身は20歳のころはまだ、はっきりとした夢や目的を持っていなかった」と明かし、「これからの日本を創っていく皆さんの想いを、今後の政権運営に活かしていきたいので、ぜひ聞かせていただければ」と返信を求めた。


 官邸によると、昨年10月にLINEのアカウントを取得して以降、首相自身が投稿するのは初めてという。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/621731/


私自身は、かつてはポケットコンピュータや電子手帳を次々と乗り換えてきたが、いまやスマートフォンとかLINEとか言われてもついていけない。フェイスブックもツイッターもアカウントはとっているがほとんど発信はしていない。興味はあるが隠居の身には必要性が無いのである。


しかし、安倍総理のこの試みは、ネット選挙解禁を控えているいま、なかなかいいタイミングだと思う。


総理は個人でフェイスブックもやっているが、最近になって官邸のホームページのフェイスブックにも投稿し始めた。マスコミの一方的な報道に対抗し、本気で自身からの発信を増やそうとしているのだろう。おそらく、こういうやり方については、以前から十分考えていたのだと思う。


成人式にあたり、その官邸のフェイスブックにスタッフが投稿したのが、大学生のころの安倍総理の写真である。もっとも「どこに映っているかわかりますか?」と書かれているとおり、いったい誰がご本人なのかはっきりしない。たぶん、この人だろうとは思う人はいるのだが、本当のところどうなのか、ちょっと気になる。あなたは分かりますか?


猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』
(首相官邸のフェイスブックから http://www.facebook.com/sourikantei


安倍総理のLINEへの初投稿によると、このころは、まだ、はっきりとした夢や目的を持っていなかったそうだが、自分や周りを見ている限りそれが普通なのだろう。世襲の役者など、20歳くらいでそれをしっかりと自覚している人もいるのだろうが、ごく少数ではないか。


安倍総理の場合は、結局卒業後は短期の留学を経てサラリーマン(神戸製鋼)になり、その後、父親(安倍晋太郎元外相)に求められて秘書として政界に入ることになるのだが、そういう経緯や経験も政治家として貴重な経験だったに違いない。


安倍総理が外務大臣になった父晋太郎氏と「オレの秘書官になれ」「いつからですか」「あしたからだ」というやり取りのすえ、それまで充実感を持っていたサラリーマン生活から政界に転身したのは28歳のときだった。まさしく、寝耳に水の出来事だったようだ。


ただ、ご本人はその著書(美しい国へ)で「急な話だったがもともと考えていたこと」とも書いており、その心構えはすでにできていたようだ。やはり、偉大な政治家であった祖父や父を間近に見ながら育った環境が、自然にそうさせていたのだろう。


さて、話を新成人に戻すと、安倍総理が成人式を迎えた1975年の新成人は171万人で現在よりかなり多いが、はるか昔の私の年代のころは毎年240万人くらいが成人式を迎えていた。


猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』
(出所:総務省統計局 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi662.htm  )


第2次ベビーブームで一時増加しているが、その後はずいぶん減ってきている。
要するに新成人というより若い世代全体が減ってきているのだが、その若者の政治への関心も少なくとも投票率を見る限り、どんどん低下してきているようである。


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(出所:財団法人 明るい選挙推進協会 http://www.akaruisenkyo.or.jp/070various/071syugi/693/  )


私が始めて選挙権を行使した昭和42年衆院選の20歳代の投票率は66.69%あったのが、いまや50%をきっている。全体的に低下傾向にあるとはいえ、40歳代以上が横ばい傾向なのと比べると、低下の大きさが目立つ。逆に年寄りが元気になったせいか70歳以上が増加傾向にある。


このような若い世代の低下傾向をみていると、今回のスマートフォンをつかう新成人へのアプローチは、「なるほどな」と思う。まだ、考え方も固まらず、夢や目的が固まっていない世代に総理が語りかけ、日本の未来に向けた提案を求める試みは、なかなかいいのではないか。


経済政策を中心に次々と手を打っている安倍政権だが、総理自身が言っているように参院選で勝利し、長期政権の基盤を確立しないと本当にやりたいことはなかなかできない。しかし、マスコミの多くが敵に近い状態では、自らの発信力を高めることは必須なのである。


そういう意味でも、安倍自民党のネット戦略に注目したい。

(以上)


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