世界一創造性があるのに自信のない(?)日本人 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

「最もクリエイティブな国」は日本で、「最もクリエイティブな都市」は東京、フォトショップなどのソフトウェアで知られるAdobe社の調査でこんな結果が出た。ちょっと意外な気がしたが、外国からの評価が高かった日本人が「自らをあまりクリエイティブだと考えていない」という、結果の方は頷ける


「最もクリエイティブな国・都市」は日本・東京 でも日本人は自信がない──Adobe調査

「最もクリエイティブな国」は日本、「最もクリエイティブな都市」は東京──米Adobe Systemsによる「クリエイティビティー」(創造性)に関する調査でこうした結果が出た。日本は世界からクリエイティビティーを高く評価しているが、その日本人は自らをクリエイティブだとは考えていないという興味深い内容だ。
(以下略)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1204/24/news089.html#l_sk_adobe_03.jpg


調査の対象は米国、英国、ドイツ、フランス、日本の5カ国で、パクリ王国の某国日本の技術を自国が開発したとすぐ思い込む某国は調査対象から外れている至極当然だ。
その対象5カ国の成人5000人のうち36%が「最もクリエイティブな国」として、日本を選んだというわけだ。


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グラフに有るように、2位は26%のアメリカだが、クリエイティブという言葉から、私の場合すぐにアメリカの特許が思い浮かぶ。私が駆け出しの技術者だった1970年代のアメリカの工業技術や特許は日本よりずいぶん先を走っていた


だからそのころは、自分たちが考えた機構や構造が他社の特許に抵触しないか調査する時には、必ずアメリカの特許も調査した。すると、私たちが必死で考えたものが、アメリカではすでに特許になっていて、しかもそれはずっと昔のことですでに特許が切れているのである。


まあ、特許が切れているのだから問題は無いのだが、いくら自分で考えたものであっても真似をしているようでいやだ。そこで、また時間をかけて考え直すことになるが、それよりいいものがそう簡単に浮かぶはずもなく、四苦八苦したことがある。


こういうことが一度ならず有ったため、「日本人は創造性ではアメリカ人にかなわないのではないか」と思ったものだが、その後アメリカの製造業が衰退する一方なのに日本の技術は進み、独自の新技術が生まれるようになっていった。しかし、若い時のイメージは今でも僅かに残っている。


実際にアメリカの特許などを見ると(最近のものは見ていないが・・)、彼らの創造性は、やはりすごい。ただ、独創的であるゆえに余計に生産しにくかったり、使いにくかったりという欠点も多い技術者の独創性と自己満足は紙一重という一面があるが、日本の技術者は彼らよりそういうことに配慮するように思う。


だから、スティーブ・ジョブズのようなユーザーニーズをきちんと把握したカリスマ企画マンがいると、iPadのような製品が生まれてくる。もっともあの製品にアップル独自の画期的な技術が盛り込まれているというより、世界各社の技術を集約した企画が素晴らしかったのだが・・・


それはさておき、アメリカ人にはそういう自負があり、日本人もそれを認めているらしく、Adobeの調査で日本ではなくアメリカが一番クリエイティブだと答えたのはアメリカ人自身と日本人だった。


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アメリカ人の47%がアメリカが一番クリエイティブだと考え、日本人も39%がアメリカが一番と答えている。
日本人は日本を2位(26%)に挙げており、それなりに自己評価していると言えるが、各国からの高評価とは大きな開きがある。やはり「創造性ではアメリカに負ける」というイメージがあるのだろうか。


調査では、対象者に「自分自身はクリエイティブと思うか?」も聞いているが、日本人は最低の19%で最高のアメリカ(52%)はもちろん、平均(39%)と比べても非常に低い結果になっている。


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これを記事では「日本人は自信がない」と表現しているが、実際のところどうなのだろうか。


一つには、自己主張する習慣のない日本人だから、ということがあるだろう。
また、以前の私のように30年も40年も前のイメージを引きずっている人も多いのかもしれない。
それに、ノーベル賞レベルの研究では、世界中から人が集まるアメリカはいまでも断トツだ。


しかし、現在の日本は多くの分野でアメリカより創造性を発揮している。それは技術や工業製品に限らず、芸術やアニメなどのサブカルチャー、農業や漁業など多岐にわたる
いまや日本人は創造性を大いに発揮しており、特に若い世代が頑張っているのではないか。


調査では、最もクリエイティブな都市についても聞いているが、ここでも日本以外のすべての国で東京が1位となっている。


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東京には工業や技術のイメージはあまり無いから、文化という観点からも日本という国はクリエイティブなイメージが高いようである。自分自身に対して謙虚なのは日本人らしくていいと思うが、日本と日本人の持っている能力や世界への影響力にはもっと自信を持ってもいいのではないか。

(以上)


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