クレマチス 橙 2011
クレマチス 橙 2011 Part1
クレマチス 橙
Clematis Orange
四恩醸造
Shion Winery

自然体でとっても自由・・・無限に広がる可能性

四恩醸造は、2007年に山梨県牧丘に設立されたワイナリーです。

栽培と醸造をたった一人で取り仕切る小林剛士さんのワインは、自然体でとっても自由・・・無限に広がる可能性をもつ山梨のワインです。

「日本の日常の食卓を意識してワイン造りをしたら、こんなワインたちになりました。」
クレマチス(橙)

四恩醸造の中でも特にファンの多いクレマチス(橙)です。
2012年がいよいよリリースです。
お一人様2本まででお願い申し上げます。

やや褐色気味の山吹色。最初リンゴのフジに代表されるような酸化的な香りに支配されているのですが、奥からはアプリコットやカリンなどの厚めのオイリーな果実香がします。メロン・バナナ・マンゴーのトロピカル系にも感じます。口中に入れると結構溌剌とした炭酸ガスに胡桃のようなややこもった香りに加えてアップル系の果実が残ります。ベイリーフとかアニスとかスパイス系が多い感じです。アフターフレーバーも胡桃とベイリーフのような感じで、余韻は短めですね。
ちょっと今年の泡は多めの印象です。細かい割に大きな気泡も感じられ、ちょっと発泡性が強めな印象です。また、今年は果実香が少なくスパイス系の要素が強く全体的にドライな酸化傾向です。舌の乾きが早い分、やや油分をもった食事が食べたい気分です。豚や鳥のた れ系はいい感じですね。根菜とか入ったメンテとかもいい感じです。なんだか完全に庶民の食事で、ガード下が似合そうです。現在はそんな印象です。(以前飲んだ時とちょっと大きな差を感じるのでボトル差の可能性も感じられます)
2012年10月中旬に収穫しました。約1週間のスキンコンタクト期間を経て自然発酵し醸し発酵を行いました。その後、プレスをかけ一部樽発酵を行い、瓶内での後発酵を行い熟成しま した。亜硫酸はどの場所でも加えませんでした。
1500mlは大きいので圧力が足らず、澱を目的通り除去ができませんでした。発泡性もフルボトルに比べ弱く、澱の量も多いので、品質としてはちょっと違う印象です。
追伸:今年は元気で開栓後10秒持たずに泡があがってくるので置きおつけください。(一杯分とってしまうことが一番簡単な解決方法です。)

以下、2011年ヴィンテージのワイナリー情報です。

やや煉瓦色を伴った橙色。最初にややアルコール感を感じます。トップの香りはシナモン・八角のようなスパイス系が多くを占め、フジリンゴの果実感にバナナにマンゴーといったパッション系フルーツも見えます。口中でもシナモン・八角に加えアニス系のスパイス系の香りが多く、バナナやマンゴーのやや重厚感のある果実の香りも体温とともに舞い上がります。舌の上で広がる軽めの炭酸がスパイスや重厚感のある香りにも台頭にぶつかりあい、刺激によって調和がとられているような感覚です。アフターフレーバーにはヘーゼルナッツや胡桃のような香りが強く感じられ、舌に残る余韻はやはりトップの印象と同じスパイス系とパッション系となります。
かなり細かい印象の発泡性ワイン。また、今までの甲州種と違う印象をもたれると思います。スパイスを感じる香り・味わいに肉から野菜まであらゆるジャンルをカバーしてくれるのではないでしょうか?どちらかというと室外の華やかなイメージよりも室内のしっとりたした雰囲気に合いそうな気がしています。コップでもグラスでもどうぞ。
2011年10月中旬に収穫しました。約1週間のスキンコンタクト期間を経て自然発酵し醸し発酵を行いました。その後、プレスをかけ一部を約3週間の樽発酵を行い、瓶内での後発酵を行い熟成しました。亜硫酸はどの場所でも加えませんでした。 1500mlは大きいので圧力が足らず、澱を目的通り除去ができませんでした。発泡性もフルボトルに比べ弱く、澱の量も多いので、品質としてはちょっと違う印象です。

以下、2009年ヴィンテージのワイナリー情報です。

「山吹色にほのかな朱色がかかった色合いです。炭酸は穏やかに上がります。ライムからグレープフルーツまで様々な柑橘系の香りがたち、炭酸と相まってフジりんごのすりおろしのような柔らかさを感じます。ドライマンゴーの奥まった甘みと香りにクローブのようなスパイスが漂います。余韻に残るクリーミーな舌触りがきめ細やかなアイスクリームを連想させます。口あたりに冷涼感を感じる12~15℃くらいが香りも感じておもしろいかなと個人的に思います。前菜よりも魚料理や淡白な肉料理との相性が良いような気がしています。豚の生姜焼きとかもいける気がします。外でBBQして、肉からシーフードまでがつがつ楽しんでほしいですね。」

10月以降の塩山の甲州種を3日程度の短めにスキンコンタクトしました。12月に瓶内2次発酵を促しましたがあまり行われず、翌年の4月から再び2次発酵し、現在の微発砲の形態となりました。
合計16ヵ月間の瓶内貯蔵期間を経て澱を抜き、そのまま同じワインで補酒して完成しました。
亜硫酸の入れるタイミングはありませんでした。

以下、以前リリースされたワイナリー情報です。
2009年を飛び越えて(!?)2010年のリリースです。
2010年は、かなりしっかりとした炭酸ガスがあり、発泡が強いです。味わい、風味は四恩節炸裂です。

以下は、以前のヴィンテージの情報です。
淡いオレンジ色、ややピンクのニュアンスもあります。これはボトル表記も白でなく橙なわけですね。
やや濁りもみられますが、これは旨み成分の源です。

爽やかなレモンキャンディやアセロラの香り、甘いカリンや白桃、鉱物的なミネラル感も感じられます。
とても爽やかに喉元を流れていく優しい味わいで、果実味と酸味、旨味がうまくバランスしております。
いちおー発砲性ですが、とても繊細な泡です。これは旨いです。う~ん、クセになる味わい。
ワインというジャンルに縛られない個性的な味わいです。
まだの人はぜひ一度味わっていただきたいです。おすすめです。
Merlot.jpより)




シオン クレマチス 橙  2011 750ml
ややオレンジがかった橙色の辛口スパークリングワイン

甲州市塩山で、広瀬賢三さんが栽培した甲州ぶどうと、甲州市勝沼町で武藤さんが栽培した甲州ぶどうを使用。
ややレンガ色のニュアンスが感じられる橙色の色調が特徴的。
始めに、シナモン、八角のようなスパイス系の香りがし、続いて、リンゴの香りに、パッションフルーツ、バナナなどの南の果実の香りが重なり、アフターにナッツやクルミなどの香りも感じられ、余韻では、再びスパイス系が感じられる。
シャンパン製法(瓶内二次発酵)で醸造した発泡酒です。発酵時に発生する炭酸ガスが溶け込んでいますので、細かい泡立ちが楽しめます。
亜硫酸はどの時点でも添加してありませんので、お早めにお召し上がり下さい。
(辛口)

約2500本限定醸造。
リカーショップながさわより)



クレマチス 橙 2011 Part2




仙丸酒店で購入。1780円。
抜栓日:2013年4月13日
コルク:王冠
液漏れ:なし
グラス:リーデルのフルートタイプを使用
色:オレンジ。濁りあり。
泡立ち:瓶は開けてすぐにものすごい泡立ち。なんとか泡溢れさせずに栓を抜いた。グラスに注ぐと結構激しい泡立ち。しかしもう一方のグラスは全然泡立っていなかった。なぜ?
 
香り:ほのかなさんの強いりんごの香り。とても優しい香り。香り自体はそんなに強くはない。
 
味:とにかく、とても素直で素朴な味わい。りんご、白ぶどうの味わい。後口に苦味のようなちょっとしたアクセントあり。とても飲み口がよい。手巻き寿司と合わせたが、お刺身でも、刺身が生臭くならずとてもよいマリアージュ。ミネラル感とかそういう感じはあまりしない。でもどんどん飲めてしまう。しかもアルコール度数12.5%なので結構酔っ払う。この値段でこれなら、とってもいい。