Bourgogne Henri Boillot 2007
Bourgogne Henri Boillot 2007
ラフォンやルロワ、ルフレーヴにDRCなどと同等の評価を得ているアンリボワイヨのワイン

赤、白とともに五つ星評価な生産者はとても少なく是非一度は飲んでみたい一本とも言えるでしょう。

■ドメーヌの歴史
ヴォルネーで最も古い家柄の1つで、ドメーヌの設立は1890年、現当主のアンリ・ボワイヨ氏の祖父が設立したドメーヌです。自社畑から造られるワイン(ドメーヌ ジャン ボワイヨ)と買いブドウから造られるワイン(メゾン アンリ ボワイヨ)があります。
*2005年よりドメーヌ・アンリ・ボワイヨとして販売する事になりました。
現在、ロバート・パーカーのバイヤーズガイドにて、赤(ジャン ボワイヨ)★★★★★ & 白(アンリ ボワイヨ)★★★★★5つ星(最高:OUTSTANDING)の評価を受けています。

■畑
リュット・レゾネ(減農薬農法)、化学物質を最小限に抑えた病虫害駆除を行っています(殺虫剤は使用しません)。除草剤は使用せず、年に8~10回の頻度で耕しています。春には厳しい摘芽をしており、夏にはグリーン・ハーヴェストを行なっています。
アンリ・ボワイヨ氏は完璧な潔癖主義者で、全ての作業を徹底しています。とりわけ収穫については徹底しており、手摘み収穫はもちろんのこと、畑に選果台を持ちこんで選果した後、さらに醸造所の選果台にて選別を行っています。ヒョウ害や腐敗のあった年にはピンセットで選果をするほどの徹底ぶりです。収量が赤で15hl/haまでおちることもあるほどです。(平均収量 白:45hl/ha 赤:40hl/ha)

■醸造(白ワイン)
収穫直後の完熟した健康的な果実を空圧式プレスを使って綺麗な果汁を得ます。アルコール発酵は樽にて、約19℃で20日間です。アペラシオンにより30%~80%の新樽を使用します。樽熟成は12~15ヶ月です。熟成に使われる樽は通常の228Lではなく、350Lの樽を使用しています(ワインと樽との接点を少なくすることでゆるやかな熟成を促すため)。現在はほとんどバトナージュを行なわず、澱引きとコラージュの後、軽いフィルターを経て瓶詰めされます。


Bourgogne Rouge
ブルゴーニュ・ルージュ2007

このワインはメゾン・アンリ・ボワイヨのものです。
生産者:アンリ・ボワイヨ
産地:ブルゴーニュ
品種:ピノ・ノワール種
容量:750ml
(古武士屋より)




1630年からの記録も残るヴォルネイ村で最も古い家柄のひとつ。
自社の23haの畑から造られる、父親の名前を冠した「ドメーヌ・ジャン・ボワイヨ」と現在の責任者、アンリ氏自身の名前でネゴシアン・ラベルとして出荷する「メゾン・アンリ・ボワイヨ」とふたつのラベルのワインを生産しています。
90年代より評価が向上し、ブルゴーニュでは、近年、ネゴシアンを手がけるドメーヌが増えていますが、赤白ワイン両方で最高の評価を得ている造り手は、アンリとラルー・ビーズ・ルロワ夫人の2人のみとなっています。
ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイなどコート・ド・ボーヌ地区に23haの畑を所有。
リュット・レゾネ(減農薬農法)を実践し、除草剤等は極力使わない代わりに入念な管理を行っています。
冬の剪定はかなり枝を短く行い収量を抑制していますが、同時に収穫前に日当たりを確保する為の葉や枝の剪定やヴァンダンジュ・ヴェール、さらに収穫時には未熟果や病気のブドウ等の選果を2段階に分け徹底して行うなど、凝縮した健康な完熟果を得るために出来る限りの仕事を行なっています。
熟成には350リットルのフランソワ・フレール社製特注樽を使用。
瓶詰めまでは澱引きを行なわず熟成されていますが、これは澱が豊かさと複雑さをワインに与えるとの考えからのことです。
清澄後、ごく軽くフィルターをかけ瓶詰めされています。
ワインショップフィッチより)




HENRI BOILLOT
アンリ・ボワイヨ

ヴォルネーで最も古い家柄の1つで、ドメーヌの設立は1890年。現当主のアンリ・ボワイヨ氏の祖父が設立したドメーヌです。自社畑から造られるワイン(ドメーヌ ジャン ボワイヨ)と買いブドウから造られるワイン(メゾン アンリ ボワイヨ)があり、現在ロバート・パーカーのバイヤーズガイドにて、赤(ジャン ボワイヨ)★★★★★ & 白(アンリ ボワイヨ)★★★★★5つ星(最高:OUTSTANDING)の評価を受けています。
リュット・レゾネ(減農薬農法)、化学物質を最小限に抑えた病虫害駆除を行っています(殺虫剤は使用しません)。除草剤は使用せず、年に8~10回の頻度で耕しています。春には厳しい摘芽をしており、夏にはグリーン・ハーヴェストを行なっています。
アンリ・ボワイヨ氏は完璧な潔癖主義者で、全ての作業を徹底しており、とりわけ収穫については徹底しています。手摘み収穫はもちろんのこと、畑に選果台を持ちこんで選果した後、さらに醸造所の選果台にて選別を行っています。ヒョウ害や腐敗のあった年にはピンセットで選果をするほどの徹底ぶりです。収量が赤で15hl/haまでおちることもあるほどです。(平均収量 白:45hl/ha 赤:40hl/ha)
収穫直後の完熟した健康的な果実を空圧式プレスを使って綺麗な果汁を得ます。アルコール発酵は樽にて、約19℃で20日間。アペラシオンにより30%~80%の新樽を使用します。樽熟成は12~15ヶ月。熟成に使われる樽は通常の228Lではなく、350Lの樽を使用しています(ワインと樽との接点を少なくすることでゆるやかな熟成を促すため)。現在はほとんどバトナージュを行なわず、澱引きとコラージュの後、軽いフィルターを経て瓶詰めされます。
テーブルの上で2回にわたり選果の後、100%除梗され、ステンレス製53hlの開放槽にて約12日間の低温プレ・マセレーション(10℃)の後、約15日間のアルコール発酵が行われます(32℃を上限)。ピジャージュ・ルモンタージュ実施しています。熟成にはアペラシオンにより40~70%の新樽を使用しています。ヴィンテージにもよりますが、15から18ヶ月の樽熟成します。コラージュ・ろ過をせずに瓶詰めされます。
LIQUOR WORLDより)


札幌東急で購入。2835円。
2010年3月6日抜栓。コルクはしっかりとした長めのコルク。しっかりと、"Bourgogne"、"Henri Boillot"と2007の刻印がされています。液漏れなし。抜栓御30分くらいしてからサーブ。グラスはリーデルのブルゴーニュタイプのものを使用。グラスに注ぐと、いろは比較的濃いガーネット。2007年は、ややえんじっぽい色合いが強く出ているものが多いように感じます。色としてややくすんだ感じはしますが,透明感があり,とても綺麗な色です。香りは、のっけからストロベリー、ラズベリー、梅(娘さんのことば)、ちょっとばかりバニラ系の香りがします。スワリングによってその香りは強く出てきます。とても心地よい香り。ずっと嗅いでいたい香りです。1時間くらいしてもその香りに陰りはありませんでした。残った分をバキュバンするときは、とってもあま~い香りに変化しています。味は、タンニンはほとんど感じず、酸味は全然きつくありません。香りの表現に使ったものが口の中に広がります。複雑さはありませんが,雑味が全然ありません。悪く言うと特徴がないのですが,よくいうと非常に素直な味です。どこかに引っかかることもなく、喉にスゥ~っと流れていきます。村名ワインはGrand Cruのモノと比較すると、高級感はないんですが,普段のみと考えると非常にレベルの高いBourgogne Rougeだと思います。とても気持ちを豊かにしてくれるワインです。ごちそうさまでした。