池上彰論 | おしゃれ日記 .Air

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日常が織りなす、それだけで面白い事を綴る、今日のコラム

一昨日は選挙だった。

選挙があると、各テレビ局は選挙特番を放送する。
今回は、ちょっと異色を放っていたテレビ東京の選挙特番を見てみた。

池上彰がメイン司会。
ほほう。テレ東と池上彰はだいぶ仲が良いみたいだ。

池上彰。
未だに私の中でのイメージは「ニュースでダジャレを言う人」というのが抜けきらない。

あれは、20年程前だったろうか。
NHK大河ドラマが終わり、21時の「NHKスペシャル」までの間のニュース。
この時間を担当していた池上彰。

ニュースを読み終わると、決まって、それに関連したダジャレを言っていた。
小学生ながら、このダジャレニュースが大好きだった。

いつの間にか、池上彰はこの時間のニュースから姿を消した。
「あぁ、NHKなのに、ニュースでダジャレばかり言っていたからおろされたんだ。」
小学生ながらに世の中の厳しさを知った。

その後始まった「週刊こどもニュース」
これに池上彰が出ていた。
「あぁ、大河の後のニュースから、こんな子供向けの番組に飛ばされてしまったんだ」
小学生ながらに世の中の厳しさを考えさせられた。

だが、これがきっかけになって、池上彰の今となったのだろう。

そんなことを考えながらも、ダジャレを言わなくなってしまった池上彰に対して、未だに
「ダジャレのひと」というフレームを勝手にはめてしまう私の脳。

それにしても、結構いやらしい質問していたなぁ。
きっと、他の番組のキャスターとは立場が全然違ううえに、実は専門外だったりするのだろう。
「よくそんな事聞けるなぁ」と思うことが多かった。
2世議員に「お父さんが議員じゃなかったら、立候補しなかったでしょ?」とか
他の候補には「お父さんが出られないから代わりに出たんでしょ?」とか。
石原と言い合いしてみたり、「他の人は落選してますよ」とか言ってみたり、
「落選が確定しました」なんて言ってみたり、結構ハラハラした内容だったが、それが面白く見ることができた。

「慣れていない」とも言えるから、あのような事ができたのかもしれないし、
「他のキャスターと立場が違う」から、あれだけズバズバと失礼な事が言えたのだろう。

あとは、これにダジャレがつけば完璧だったのだが。