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今日は以前からどうしても行きたかった茨城県と栃木県の真岡鐵道まで行った。

下館まで常総線に乗る。常総線も初乗車。不覚にも、一日乗車券の存在を知らずに通常通りの方式で切符を買ってしまい、余計な金を使ってしまった。

常総線では旧式気動車の数が激減している。行きは三妻で、快速通過待ちですれ違い、帰りは下妻でタラコ色の気動車にすれ違うなど、合計三回もすれ違っていて、残念に思えてならなかった。20年早く常総線に乗っておけばよかったと。

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下館に着いた。写真のマンホールの蓋は、旧下館市のもの。「シモ」を図案化。現在は真壁郡協和町、明野町、関城町との合併で筑西市になっており、マークは、筑波山を主題としたものになっている。

とくに、関城町は梨で町おこしをしていただけに合併を惜しまれており、協和町はこだますいかの里であった。晩年は不交付団体で、転換が遅れたせいで合併を早めてしまった気がする。

合併前、各自治体が自立して個性を持っているのは結構楽しめたものだった。地域は同じ県なら平等でなければいけないという認識もあろうが、文化破壊行為でもあり、身勝手な行為というのが合併である。住民の評価がいまいちなのである。茨城県は自立性がない自治体が多すぎた。合併のし過ぎが問題視されているため、再分離も検討に値しよう。

今日は早く自宅を出た。時間が2時間程早すぎだったと思った。

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現れたのは、これ。後ろにC11を付けている。真岡機関区からの回送。一度ホームにすえつけてから、バックして、気動車の普通列車に道をあけ、右に移る。

普通列車が行ってから、再び写真の列車が同じ場所に戻ってきた。土曜日だから、結構家族連れは居た。中には、茨城県かすみがうら市からの団体客まで。

車内に入って、車内販売を見つけて弁当を買った。次は整理券も買う。

さらには、寅さんと佐藤蛾次郎氏が扮していた源公の二人が来た。二人は、車内販売のグッズ、SLの玩具を実演販売し、車内を笑わせていた。なぜ寅さんと源公なのか?よ程「男はつらいよ」がお好きなのだろう。

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車両は1978・1980年製造と新しめだがサボはレトロ調。

寅さんと源公のコンビは、扇風機の付け方、旅の楽しみ方までも伝授。

車内は冷房がないためにやや暑く、扇風機が全部回っていた。車内の消火器は、JR東日本時代からのもので、当時の車両番号が残っていて、ゴミ箱に山形県の「酒田運輸区」という表記まで。

50系客車には方向幕準備工事がなされながら、方向幕はつかなかった。車内には、準備工事の跡が今なお残るが、外側は、簡単にわからないくらいに平滑になっていた。ガラスになっていた所が、車体の腐食防止対策で埋め込まれたのであろう。

心配だったのは、消火器には寿命があるというのに、20年前後も交換せずに置いたままで平気なのかと。実際に爆発事故も出ていたからである。

http://www.bo-sai.co.jp/bakuhatujirei.htm

終点茂木に到着。単独行動で栃木県まで行くのも初。

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これは、茂木から延伸予定があった名残。

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茂木市街地には、このような古い建物が数多く残っている。茂木名物には、「バタどら」など、数多くある。

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茂木駅で休むC11325。帰りは普通列車のモオカ14-8で下館まで。帰り、真岡前後で眠くなった。