1日発行号の広報かしわにも掲載されていましたが、柏市は、現在使用されていなかった、NTTの社宅を東日本大震災による被災者、避難者の方に提供することになりました。
今日、社宅前を通ったら、もう生活している方々がいらしゃって安心しました。
震災直後、柏市には、避難者の方が200人近くいらっしゃいました。
多くは、ふくしま原発近くからの自主避難民の方でした。
柏市では公民館で、そんな避難民の方を受け入れていたのです。
そして、飲食店では無料券が配られたり、美容院なども無料でカットするなど、柏市全体が協力していました。
あたしも微力ながら、食事や子供の遊び相手などのお手伝いをしていました。
柏市の有名飲食店、「ル・クープル」、「TAKIGAWA」、「ビストロ・ペイザンヌ」、「zoe"s」、「ヨシムタ」のシェフの皆さんが、柏の農家の皆さんからいただいた採れたて野菜を使用して、煮込みハンバーグと野菜スープとサラダを作ってくれました。公民館の調理室を使用して、有志のみんなで避難民の方に提供させていただきました。
小さい子供たちは、突然、知らない土地の公民館で生活してストレスを抱えているようでした。
そんな子供たちに思いっきり遊んでもらえるよう、講堂で紙飛行機を飛ばしたり、指編みをしたりしました。
子供たちが笑顔になっていくのが嬉しくて、一緒になって走りまわってました。かなり疲れたけど・・。
その他、あたしは、避難者の皆さん向けのアナウンスをやったりしました。「本物のアナウンサーみたい~!!」って喜んでもらえたり(笑)
あれから一ヶ月以上経って、人数はだいぶ減ったようですが、とても心配でした。
あの子供たちはどうしたかな~って。疲れきっていたお父さんお母さんはどうしたかな~って。
でも、まだ残っていた避難民の方々が、市が提供した社宅に入れたのを確認できてとても安心しました。
まだまだ不便な生活が続くと思いますが、お手伝いできることがあればこれからも協力していきたいと思っています。東北には、見学者含め、ボランティアの方々が行き過ぎて逆に困っているという話も聞きます。
出来る場所で出来ることを、長い期間かけて続けていくことが大事だよね。