24人の若き市長たちよりの提案 ~鯖江市地域活性化プランコンテスト最終日~ | 鯖江市議会議員 帰山明朗(かえりやま あきお)のブログ

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ふるさとの元気なまちづくりを目指し活動する、福井県 鯖江(さばえ)市議会議員 帰山明朗の活動報告&日記です

昨日は、先日来、このブログでもご紹介させていただいている、

鯖江市地域活性化プランコンテストの最終日。

最終プレゼンテーション予選・決勝の舞台は、

市街地中心部に位置し、

参加学生たちの期間中の宿泊場所でもあった、

「ご本山 誠照寺」の御影堂。

プレゼンのテーマは「市街地商店街の活性化」

空き店舗などのシャツター街・売り上げ減・後継者不足など、

全国的な課題ですが、鯖江においても大変難しい懸案事項です。


今回は、参加者自らが市長になった想定でプランを提示。

そのプランが、鯖江の商店街の収益に繋がるものであることが課題です。


各3名・8チーム、、計24人の若き市長たちからの、

熱い熱い、提案・所信説明が行われました。


私も午前中の予選審査の審査員の一人として参加。


(当日の会場風景・・・本山ホームページより・・・)

予選は、午前9時30分から開始。

今回の活性化プランでは、

現状把握、問題点、解決法などを、

財政面・実験可能性なども考慮し、

地域活性化具体策を提示することが求められており、

高い高いハードルが課されたものでした。

プレゼン時間は、各チーム7分。

質疑応答は、それぞれ3分間と決められており。

プラン内容とともに、決められた時間内に、

プレゼンを的確に行える技術も問われました。


参加8チーム中、決勝に残れるのは3チームです。


それぞれが、自分たちが鯖江市長になったつもりで、

2泊3日の鯖江滞在中での調査研究の成果を、

熱く・工夫を凝らして発表。


全国から鯖江市内に学生を誘致し、滞在型での地域学習プログラムを行うもの、

短期イベントによる活性化策ではなく、長期的な視野にたって、

鯖江の将来を担う意欲のある若者を、中央に派遣し学ばせることで、

根本的な解決に結びつけようとする若者の人材派遣育成事業「遣東使」、

また「めがねギネスまつり」の開催案、人が集まる鯖江型デートコースの構築案、

市街地の導線整備と商店街統一しての99円バザールなどとを連携させる案、

産業とアートとの融合案、鯖江型アートキャンプ案、

地場産品などを活かした、お惣菜販売・レストラン事業など、

どれも、綿密で、深く練りこまれたアイディアばかりでした。

 

※上記は、簡潔に書きましたが、実際はもっともっと深く、

背景・根拠・数値などが確実に提示され発表されています。

また、あくまで私個人のメモに頼ってまとめ記事にした内容であることをご了承ください。

   

各審査員からの質問にも、素早く的確な答えが返ることが殆どで、

参加各学生さんたちの能力の高さが、うかがえました。


行政の課長、地元商店街会長さんなど商店街関係者、

地域企業の社長さんたちとともに、6名での予選審査でしたが、

どれも、甲乙つけがたく、決勝に進む3つに絞り込むのは大変でした。


午後からは、見事決勝に進んだ3チームが、再度プレゼン。

決勝では、牧野市長はじめ、商工会議所会頭・商店街連合会会長、

地元金融機関理事長、地域企業社長さんたちによる審査が行われました。


決勝では、予選で指摘されたことを修正したプレゼンテーションもあり、

その適応力、素早い対応には、驚かされました。


結果、将来の鯖江を担う人材の育成を柱とした「遣東使」プログラムを提案した、

チーム「麦」が優勝されました。


どの提案も、それぞれの視点で考えられたもので、

本当に甲乙つけがたいものでした。

本線の審査でも、僅差であったろうと推察しています。


このイベントでは、

これまでも、らてんぽなど、

大変に市街地活性化にご尽力いただいている、

地元大学/高専などの学生さんたちも、

今回は、スタッフとしてイベントを支えている姿も大変印象的でした。

つい先日、学生シンポジウムを行ったばかりの疲れも感じさせず、

精力的にイベント運営のお手伝いをされていました。


今回の期間中は、

全国各地から参加した学生さんたちとの、地域住民との新たな出会い・ふれあいがありました。

自転車で飛び回り、いろんな方たちの話を聞き、

必死に鯖江の活性化策を練る参加者の姿は、地元にとって、新鮮で大変な刺激になりました。

帰るときには、参加者のだれもが鯖江のまちを鯖江の人たちを好きだといってくれました。

そして、鯖江に大きな大きな宝物を残していってくれました。


コンテスト期間が終了してからが、

地元にとっては、ある意味新たなスタートなのでしょう。

これまでにも、街なか賑わいプランの実践などを通じ、

商店・地域住民のみなさんには、

活性化の為に大変な努力を続けられていますが、

今回の事業を通じて、提案された内容、

参加学生さんたちのひたむきな情熱・姿勢を、貴重な財産・参考とし、

今後の活動を進めていくことも大切なのかと思います。


私自身も今回の事業を通じて、気づき・学ばせていただきました。


今回のイベントは、地元でも官主導でもなく、

民間企業と、ふるさとへの熱い思いを持つ女性の発意によるものでした。


企画された株式会社ネオトラディションの加藤さん、竹部さん、

また、ボランティアで食事などお手伝いをされた市民の皆さま、

快く宿泊に発表に会場をご提供していただいた本山の関係の皆様、

その他関係された皆様、

何よりも、参加してくれた24名の学生さんたち、

お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。



☆昨日の審査会の最後に、会場にある映像が流されました。

 今回の企画のまとめともいえるもので感動的なものでした。

 本日イベントについてネットで検索していたら、

 ユーチューブに既にアップされているのを発見。(なんとも凄い時代です・・・)

 http://jp.youtube.com/watch?v=jmsfK5M4fDk