このブログタイトルを「ミタクエオヤシン」にしていますが、
なぜなのかと言えば、自分の前世の記憶からなのです。
もちろんはっきりしたものではありませんが・・・。
90年代にしばらくニューヨークのブルックリンに住んでいました。
このときの様々な体験が自分の基盤のようなものを呼び覚ませてくれたのだと思っています。
今思えば、それは自分の内面探求の旅だったのかもしれません。
そんな体験も少しづつ語っていけたらと思います。
mixiのほうでは時々書いていましたが、まあだぶっていたらすいません(笑)
まずはティピのお話から…
ティピ(Teepee)とはネイティブ・アメリカンの人々が古代から使っていたテント式の移動住居のことを言います。よく西部劇に出てくる三角の形をしたテントです。一見小さそうに見えますが中は以外に広いのです。
組み立てを手伝ったこともありますが、まず3本の支柱となる木の棒の端をロープでしばり、これを地面に正三角形に広げます。(何しろ土台となる部分ですからかなり位置決めがむずかしい)
そして3本の支柱に他の棒(支柱よりすこし細い)を15本、折り重ねるようにして立てかけていきます。
これで骨組みのできあがりです。
棒の真中あたりをロープで巻いて囲み、最後に布(カンバス)をかぶせていきます。(これもけっこうむずかしい・・・)
そうそう大事なことは出入り口を東の方角へ向けることです。
あとは室内の中央に、焚き火用の手頃な石を集めて炉を作ります。
もちろん焚き火のための薪も集めなければなりません。普通ならテントの中で焚き火をするなんて危険に思うかもしれませんが、これがビックリすることにテントの頂上の部分のカンバスが開け閉めできるのです。つまり換気口なのです。
だから中にいても煙が上にいくので、全然煙くありません。
先達の知恵はたいしたものです。
そしてみんなで火を囲みながらくつろいでいると、誰ともなくタイコを叩き始めます。
ティピが円形ということもありますが、火の周りに円陣になるということは、とても神聖な気持ちにさせられるのです。
川の流れのようにリズムが流れていくとそれに乗って自然に唄や笛の音が加わっていきます。・・・そして時間はなくなり、「永遠の今」に身をゆだねるのです。
ふと気がつくと鈍い光が差し込んでいます。
それは丸い出入り口のカバーの隙間からでした。
だれかがそこを開けるとまばゆい光の束が朝を知らせます。
そうしてお日様が闇を終わらせるのです。
このときに思いました。
ここはまるで子宮の中のようだと・・・。
そしてティピの外は現実という光の世界なのではなかろうかと・・・。