両親の離婚やその後の家庭環境から荒れた高校時代を過ごし、社会に出てからも美容院やブティックの仕事を転々としていた私ですが、母の見習いで始めたホステスの仕事で接客業の魅力にのめり込み、10代の終わりに様々な人生を垣間見ることになりました。


ホステスとしての接客は好評で、年長者の生き様に学ぶことも多かったこの時期、私自身の人間関係スキルはゼロに近かったかも知れません。


仕事では辞めていく後輩が後を絶たず、プライベートでの交友関係も決して質のいいものではありませんでした。

 

トラブル続きの恋愛にも不安を抱いていた20代のはじめ、将来夫となる男性との出逢いがきっかけとなって転職した新たな職場で、同僚から「気学」で著名な村山幸徳先生を紹介されました。


私の人生が大きく展開したのは「気学」との出会い、そして村山幸徳先生との出会いでした。2004年10月のことです。

 村山先生のもとで「気学」や「東洋思想」を学び始めた私は、考え方が変わり、現実を捉える脳の切り替え方を学び、「感謝」をベースにした生き方を身につけて、それまでの自分とは全く違う世界観を得ることができ、文字通り生まれ変わったようでした。

 

 もちろん、それからは全てがうまくいっているという訳ではありません。

夫と結婚して2年が経った頃に、幼い子どもを抱えて1年間別居をするというような波乱はありました。

生まれ変わったといっても、その頃はまだ人間関係をうまくいかせるスキルが未熟で、飲食店を営む夫の実家での暮らしも理想からは遠く離れたものだったこともあり、離婚を意識せざるを得ない状況も経験しました。

家庭環境の変化に気持ちも荒み、かつて自分が経験してきたことを自分の子どもにも強いることになるのか?と思い詰めた時期もありました。

 しかしそのことが、夫婦や家庭について探求するきっかけとなり、学びの範囲は「行動心理学」や「認知心理学」にまで及ぶ結果となりました。そうした学びは夫婦関係の改善のみならず、仕事にも活かされ、かつて職場を転々としていた時期からは考えられない、大手企業で人材育成に係わるという機会を得ることができました。

 女性パートタイマーを中心とする600名以上の社員教育に携わる中で、女性の働き方、生き方について、これまで学んだことや自らの経験など、すべてを投入して本気で探求しました。

大手企業で5年間没頭した「女性の生き方」の探求は、『パーソナルコンサルティングSure.』として結実し、「行動心理学」や「認知心理学」に加え、「脳科学」の見地を取り入れた女性のための目標達成プログラム「T.O.Eプログラム」や、それに基づく個人相談は、多くの女性から高い評価をいただくまでになりました。

 また、東洋思想をベースに「気学」「儒学」「哲学」を融合させた独自の世界観を伝える『Happy Lecture lively』は、日本人なら誰もが共感する生き方を志向する塾や教室として、男女を問わず支持をいただいています。