恋するイラストレーションNo.481。
覚えている人もいると思うけれど、もう七年も前に描いた作品を、描きなおしてみた。
今の自分が、以前と同じシチュエーションでイラストを描いたら、どんなものになるんだろう?という、極めて個人的な興味から。
当時、sollanさん と「パルフェタムール」というコラボユニットを組んで、sollanさんが書いた文章に僕が絵をつけるということをしたことがあった。この時のタイトルは「ある意味、丸で」。
この作品は、描いた後まもなくMacが壊れてしまい、元データは残っていない。
今あるのは、ブログ上にアップした低解像度のもののみで、今回リメイクするにあたっては、それを参考にした。
描き始めて最初のうちは、何度も見比べながら作画を進めたのだけれど、途中から見なくなり、結局最後の仕上げまで見なかった。
描き終えて見比べてみると、ずいぶん違ったものになっている。
背景だけは、資料が残っていたからそれを参考にしたため、近いものになっているけれど。
以前のものとどのぐらい違っているか、恥ずかしいので自分でリンクはしないけど、興味のある人は探してみてください。女の子のポーズも微妙に変えてあります。
約七年のあいだに、少しずつ少しずつ(結果的にはかなり)、自分のタッチが変わったんだなと思う。
ある日突然タッチが変わったわけではなく、また変わろうと意識してそうなったわけでもないと思うけれど(そういうはっきりとしたターニングポイントは思い出せない)、生きていれば誰でも自然に変わっていくように、絵も変わっていく。以前とまったく同じようには描けない。
もちろん、変わっていないところだってたくさんあるのだけれど。
そういう、なにが変わって、なにが変わっていないのかということを、自分で確認してたかった。わざわざ手間のかかる作業をしてみたわけだけど、なんだか古い日記を読み返すのにも似て楽しかったし、気づきもあった。昔と今の自分の立ち位置が、どんな風に違うのかがわかって、僕にとっては良いことだったと思う。
そういうわけで、恋するイラストレーションNo.481。描くにあたって、一番気にしたのは全体の色彩バランスだった。
当時は、そのへんのことは無意識に描いていたのだけれど、今回は意識的に調整をした。具体的には、影の部分をよりはっきりさせた。うまくいっているかどうか、もう少し時間がたってから見返してみないと、自分でもよくわからないのだけれど。
それにしても、「ある意味、丸で」、今読み返してみてもいい文章だなあと思う。
変わっていくのは基本的にはいいことだと思うけど、変わらなくていいものもやはりあるのだと、描きながらあらためて思った。
⭐︎
6/21にプランターに蒔いたほうれん草。
時期が遅かったので大丈夫かなと思ったけど、元気に成長して、収穫ができるようになってきた。
まだ小さめだけれど、間引きがてら摘んで、味噌汁に入れたり、おひたしで(どちらも僕は料理していない)おいしく食べている。
若い葉は、ほうれん草独特の苦味が少なく(その苦味も好きなのだが)、柔らかくて甘みがあって美味しい。
小さく若い状態で食べられるのが、自分で野菜を作る醍醐味でもある。
ほうれん草は虫がつかないし、プランターで簡単に栽培できるから、都会のマンションなんかでも十分育てられると思う。きっと美味しく出来るから、是非挑戦してみてください。
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