こんばんは。恋するイラストレーター、Akihisaです。
恋するイラストレーションNo.531。
カジュアルヴァージョンのイラスト、オリジナル作品です。
イラストレーターという仕事柄、あまり休みを取らずに、何週間も過ごしてしまうことが多い。忙しい仕事が重なってしまったりすると、毎日締め切りに追われる生活になってしまう。
僕は家族と過ごす時間はとても大切に考えているので、娘と公園に行ったり、時々少し足を伸ばしてみたり、という日も作っているのだけれど、丸一日まったく仕事をしない、絵を描かない、という日はほとんどなくて、これじゃいけないかも、と今朝起きて急に思った。
ちゃんと意識しないと休みが取れない、というのはいかにも昭和のお父さん的な感じだけど（なにしろ昭和世代だから）、自分の父親も毎晩遅かったし、土日もなく働きづめの人だったから、大人ってみんなそういうものなんだ、という無意識の思い込みも昔からあるのだろう。そのほうが当たり前というか、働いていれば頑張っていて偉いというか。
働いていないとなんか心配、というのは、フリーランスになってからは、余計に強くなった。
でも、やっぱり休む時には休まないと、いい仕事もできないよな、なんてことを、今さらながら思う。
ずっと働き通しだと、疲れやストレスがたまったりするから良くない、という単純な理由ももちろんあるのだが、じゃあ疲れがなくてストレスもなければいいかというと、そういうわけでもない気がする。
一番の問題は、自分を見失いやすいということなのだ、たぶん。
ずいぶん後になって、自分のやってきたことのそもそもの意味を疑うようにはなりたくないし、なにか大切なものを見落としちゃったんじゃないかと、後になって気づくのは結構きついものだ。振り返ってみると、僕自身、そういうことはいっぱいあるのだ。
まるで意味なんかないようなこと、効率だとか目的だとかはいっさい関係ない、純粋な遊びや休養が、やっぱり大事かなと思う。ブラブラしているうちに、気づくことだとか、見えてくることもたくさんあるし、仕事も大事だけどそういうことも同じぐらい大事なのだ。
それに、意味なんか何もないことの集積からしか、意味のある仕事は生まれないんじゃないか、逆に意味のあることばかり積み重ねようとすると、結局ぜんぶ意味のないものになってしまうんじゃないか。そんなことも思ったりする。
休みだからってムキになって何かをしたり、遊びの計画を立てるというよりは、なんにもない、なんにもしなくていい一日。そういう純粋なお休み。
いい休養をとりたいものだなあと思う。
それではまた。
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