日刊三橋・臨時特別号(2015年6月17~21日) | 空き地のブログ

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前回に引き続き、残りの4日分をどうぞ

三橋貴明『狂気の領域』 http://amba.to/1Ilp7jX
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12039823685.html


>わたくしは以前、この方に二度ほど、マクロ経済(特に国債や財政)についてレクチャーさせて頂いたのですが、何にも分かっていなかった、という事実が判明いたしました。
そりゃ良かった。「増税しても公共事業で倍返しだ!」なんていう考え方が党執行部に浸透したら困りますものw

>プライマリーバランスのみで、金利が変動するなど、一体、どこのファンタジーワールドの住民なのですか、稲田政調会長は。
誰がそんなこと言ったの?w
稲田氏は「経済成長を実現して国債の金利が上がってきた時に、まだPB赤字を大量に垂れ流しているようだと危ない」と言っているに過ぎない。「PBが金利を左右する」だなんて一言も言っていない。

勝手に他人の主張を捏造するのはやめていただきたいですなぁ。
(ま、主張捏造は今に始まったことじゃあないがw)

金融政策がしっかり機能している現状では「2020年までデフレ脱却できない」というケースはまず考えられないわけで(三橋氏はデフレ脱却できないことをご希望のようだがw)、したがって2020年頃には景気回復に伴う金利上昇があってもおかしくはない。

三橋氏はどうしても「緊縮」のレッテルを貼りたいようだが、政府歳出自体は減りはせず、むしろ微増を許容しているわけだから別に緊縮でも何でもない(え?公共事業?人手足りてないのにバカみたいに増やせるわけないでしょ?よく考えろw)。

>「稲田政調会長は出鱈目で国民を煽るのをやめろ!」
お前が言うなw


三橋貴明『予想通りの下方修正』 http://amba.to/1LikPjk
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12040606942.html


良かったですねぇ、もうしばらく実質賃金ネタが使えてw

>二年間かけて、野田政権期の「物価も実質賃金も低迷」状態に逆戻りです。
プロの経済評論家なら複数の経済指標を比較するくらいのことをやったらいかがです?w

都合の悪い指標を徹底的に無視して「野田政権の時と同じだ!」なんて強弁しても全く意味無いですよ?w
まるで株価だけ過去の値と比べて「バブルだー!」と騒いでる人たちのようw

どんなに実質賃金ガー、実質輸出ガー、と喚いたところで、設備投資が増え、銀行貸出が増え、雇用が改善しているのが“現実”ですので、つまみ食い論法で「アベノミクスはダメだー!」と煽っても無駄ですよ?w

※ちなみに、三橋氏が「実質輸出」と言っているのは日銀調べのモノですが、内閣府国民経済計算における実質の輸出額は安倍政権になってから増加に転じてリーマン前を上回っています。増加ペースはリーマン前と同じくらい。


三橋貴明『亡国の法』 http://amba.to/1J9cspO
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12040995058.html

とりあえず、「亡国」の定義が分からない、ということと、発送電分離で「亡国」した国、「壊された」国の実例を上げて欲しいんですが・・・。

>発送電分離や農協改革といった「亡国の法」について正しく知らなければ
この人のいう「亡国」が「亡“既得権益”」であり、壊されるのは日本ではなく「レントシーカーがおいしい思いをしている既存の枠組み」でしかないということですな。

発言の内容を批判されたのに「言論弾圧だー!言論の自由がー!」と大げさに騒ぐのと同じ。そう言えば、都構想反対運動でもそんな感じのことをお仲間と一緒に騒いでましたっけ?

「外国資本ガー!」と騒いでいるが、儲かるなら日本の資本もやればいいだけ(別に日本の資本の参入は禁止されていない)。結局、「新規参入がイヤだ、今まで通り既得権でおいしい思いがしたいんだ」とは大っぴらに言えないものだから「外国資本」をワルモノに仕立てて不安を煽っているだけ。


三橋貴明『上海株式バブル崩壊』 http://amba.to/1LmgTxX
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12041376659.html


>なぜ、景気が悪いのに、株価が上がるのか。これは実は話が逆で、「景気が悪いから、株価が上がる」が正解になります。
>今や、株価は先行指標でも何でもありません。むしろ、「実体経済の悪さ」を象徴するバロメータと化しているのです。

・・・。
もはやここまで来ると笑うに笑えないレベルですなぁ。

「評論家」を自称しているのなら、どんなに「アベノミクスで景気は良くなっていない」と“信じたい”からと言って、経済指標の読み方までねじ曲げちゃあいかんでしょ?

雇用が増えても、設備投資が増えても、銀行貸出が増えても、「実体経済は悪いんだ!」と言い張って「景気が悪いほど株価が上がる」などとウソを付く。一体何が三橋氏をそうさせるんでしょうねぇ?

効いている金融緩和を「効いてない!」、大して効かなかった公共事業を「効く!効いたはずだ!」と強弁して、自分への信用を貶めて、そんなにまでして主張しなきゃいけない公共事業って三橋氏にとって何なんですかね?


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個人的にはいつ三橋氏が「四半期GDP速報の改訂値(2次速報値)」について触れるのかが気がかりだったのですが、ついに触れず終いでしたねぇ。やはり「民間の設備投資が増えて大きく上方修正された」というのが都合悪かったんでしょうか?

あれだけ「設備投資が増えるのが大事だ!」と主張してきたのに、どうして実際に設備投資が増えたことに触れないのでしょうか?「金融緩和だけではダメだ!」と“言ってしまった”が故に退くに退けなくなったのでしょうか?

「経世済民」を説くのであれば、素直に国民のためになる設備投資の増加を喜んで然るべきだと思うのですが、三橋氏には「経世済民」よりも大事なことがあるんでしょうか?