【新刊】電子書籍の可能性と課題がよーくわかる本 | 高橋暁子のソーシャルメディア教室

【新刊】電子書籍の可能性と課題がよーくわかる本

新刊のお話の続きです。(→こちらは版元さんの紹介ページです
(※やっとamazonにも並んで、普通に買えるようになってます♪)

これ、すごーーくお得なんですよ。

何と、
「電子書籍の衝撃」の佐々木俊尚氏、
ソニー・リーダーのソニー、
ドットブックのボイジャー、
電子書籍配信事業準備株式会社の凸版印刷、
電子書籍取次と電子書籍ストアのビットウェイ、
日経新聞電子版の日本経済新聞社、
京極夏彦「死ねばいいのに」の講談社、
電子出版社アゴラブックスの池田信夫氏と「電子書籍元年」の田代真人氏、
Kindleで初めて漫画を電子出版した漫画家うめ氏、

対面電子書籍販売の電書フリマ主催の米光一成氏
という10のキーパーソン&キープレイヤーへのインタビューが載っているのです。

全体的な概要から、最新の情報やデータまで網羅されているので、資料としても使えると思います。

以下に目次も載せておきますね!


電子書籍[kindle/iPad/Google Edition]の可能性と課題がよーくわかる本.../高橋 暁子
¥1,575
Amazon.co.jp



第1章 電子書籍の基礎知識

1-1 そもそも電子書籍とは

電子書籍とiPad、キンドルの関係

電子書籍と電子書籍リーダー

電子書籍ビューアー

ビューアー不要のアプリ型電子書籍もある

1-2 電子書籍のメリットとデメリット

紙という実体がないことの利点

文字の大きさ、読み上げ、辞書機能

インターネット機能

動画、音楽によるリッチコンテンツ化

紙の書籍には敵わない部分もある

進化する電子書籍

1-3 iPadでできる新体験コンテンツ(1)~書籍の場合

iPadの機能を活かした電子書籍とは

モーションセンサーに対応した『Alice for the iPad』

ゲームができる『ToyStoryRead-Along』

音楽や映像を付けた『死ねばいいのに』『歌うクジラ』

1-4 iPadでできる新体験コンテンツ(2)~雑誌の場合

いち早くiPadに対応した『Wired』

記事のレイアウトが変化する『Time』

ムービーを活用した『GQ JAPAN』『VOGUE』

日本でも同様の動きが

1-5 電子書籍の入手法

専用の電子書籍ストアから購入するキンドル

様々な電子書籍ストアが使えるiPad

日本の書籍に対応するストア

電子書籍ストア以外の入手法

“自炊”で作る電子書籍

1-6 電子書籍は本当に普及するのか

電子書籍を利用したくない理由

根本的な原因は「利用するまでのハードル」

リーダーの低価格化で電子書籍の時代が来る

1-7 電子書籍が出版業界に与える影響

既存の出版業界の枠にはまらない電子書籍ビジネス

書店への影響

取次会社への影響

印刷業界への影響

出版社への影響

第2章 キンドル対iPad~電子書籍リーダーの現在

2-1 電子書籍の歴史

CD-ROMで始まった電子書籍

電子書籍リーダーの誕生

ダウンロード型電子書籍の登場

日本とは違った米国の状況

コラム エキスパンドブック

2-2 キンドルが成功した理由

キンドルの衝撃

コンテンツの豊富さが勝因

端末直接ダウンロード型で徹底的に手間を軽減

コラム 電子書籍は安価?

2-3 損して得取れ~キンドルのビジネスモデル

売れば売るほど損をする?

キンドルの独占販売

キンドルを普及させ電子書籍販売で利益を確保

通信費の差額

2-4 電子書籍を進化させたiPad

“電子書籍リーダー”ではないiPad

新しい読書体験を作り出すデバイス

2-5 キンドル対iPad~アップル参入の影響

ホールセール契約のアマゾン

エージェント契約のアップル

コラム キンドルとiPadはライバル?

2-6 ソニー・リーダーとヌックが示す可能性

高性能で入手しやすいソニー・リーダー

実店舗で購入でき貸本や試し読みも可能なヌック

2-7 電子書籍とグーグルブック検索

グーグルがいよいよ参入

著作権侵害で訴えられた図書館プロジェクト

和解で開始したグーグルブック検索

日本にも影響を及ぼしたグーグルブック検索問題

2-8 遂に始まるグーグルエディション

グーグルエディションとは

クラウドで読む新タイプの電子書籍

電子書籍取次サービスで他企業も電子書籍ビジネスに参入可能に

2-9 日本の電子書籍市場はどう変わるか

iPadで開拓された日本の電子書籍市場

2010年が「電子書籍元年」と言われる理由

コラム 買うならどの端末がおすすめか

第3章 電子書籍ストアと書店への影響

3-1 書店と電子書籍ストアの違い(1)~委託販売制度

普通の小売り業と違う書店のビジネス

委託販売制度とは

よりリスクが小さい電子書籍ストアのビジネスモデル

コラム 見直しが進む委託販売制度

3-2 書店と電子書籍ストアの違い(2)~再販制度

再販制度とは

再販制度のメリットとデメリット

再販制度が適用されない故の電子書籍ストアの可能性

3-3 電子書籍ストア業界の構造

電子書籍ストアの5つのタイプ

書店系の電子書籍ストア

書店以外の出版系の電子書籍ストア

電器メーカー系の電子書籍ストア

通信インフラ系の電子書籍ストア

その他の電子書籍ストア

3-4 書店の対応(1)~大手書店の対応状況

リアル書店は要らなくなる?

紀伊國屋書店の取り組み

丸善の取り組み

3-5 書店の対応(2)~リアル書店で電子書籍を扱うための工夫

バーンズ&ノーブルの場合

ボーダーズ・グループの場合

Booker

sの場合

先人から学べ

コラム 読者を呼ぶコミュニティ空間を生み出せ

3-6 電子書籍ストアと出版社(1)~変わる販売促進

営業や書店が販売を左右できる紙の書籍

電子書籍販売でできる営業努力とは

3-7 電子書籍ストアと出版社(2)~審査・検閲問題

寡占化の危険性

講談社コンテンツの35%がリジェクト対象に

過激な描写だけの問題ではない

アマゾンはビッグブラザー?

マクミラン社の値上げ交渉事件

第4章 電子書籍の流通と取次会社

4-1 取次会社の果たす役割

取次会社は本の問屋さん

物流だけでない取次会社の仕事

4-2 “電子書籍取次”の果たす役割

電子書籍で取次会社の中抜きが起こる?

電子書籍取次も登場している

電子書籍取次の役割

4-3 電子書籍取次業界の現状

参入が容易な電子書籍取次ビジネス

トーハンの対応

日販の対応

ニーズからビジネスを生み出せ

コラム 取次の歴史

第5章 電子書籍の出版社への影響

5-1 電子書籍市場の現状

アイボール戦争が呼び込んだ出版不況

電子書籍市場の89%がケータイコンテンツ

5-2 出版社の電子書籍への取り組み

iPadで先行する電子コミック

電子書籍をプロモーションに使う例も

コラム 端末の特徴を活かしたコンテンツを

5-3 電子書籍の価格と出版コスト

電子書籍はいくらが妥当か

出版社のコスト構造

意外と変わらない電子書籍の出版コスト

値段より中身?

コラム 電子コンテンツは無料の意識が強い?

5-4 電子書籍と印税

印税70%は本当か?

むしろ印税が減るかもしれない

5-5 出版社にとっての電子書籍のメリット

紙のパッケージから自由になる

在庫と返本がなくなる

絶版がなくなる

古本がなくなる

貸本が収益になる

コラム 電子貸本サービス

5-6 出版社にとってのデメリット

作家による中抜き問題

新規参入による競争激化問題

第6章 新聞・雑誌と電子書籍

6-1 世界の電子新聞有料化の動向

うまくいかないニュースサイト有料化

電子書籍で見えた可能性

6-2 日本の新聞の取り組み

本格参入を果たした日本経済新聞

その他の各社の取り組み

6-3 新聞電子化のメリットとデメリット

電子化の大きなデメリット

電子化のメリット

6-4 電子化で変わる雑誌

雑誌にぴったりのiPad

iPad版の課題は価格

「お試し版」としての電子雑誌

電子雑誌オンリーでの発行も

6-5 電子書籍と広告の関係

新聞・雑誌が電子化に取り組まざるを得ない広告事情

今のところ好調なiPad向け広告

コラム iPadは広告効果が高い?

6-6 電子書籍で変わる広告事情

iAdで広告営業が不要になる?

広告主による媒体中抜きの危険も

コラム iPadで広がる広告の可能性

第7章 電子書籍で変わる自費出版

7-1 個人が電子書籍を出版する方法

ハードルが高かった自著の出版

方法(1)アマゾンDTPやアップルの自費出版サービスを利用する

方法(2)アプリとして出版する

方法(3)パブーなどの電子出版サービスを利用する

方法(4)自分で作成から販売まで行う

7-2 電子書籍のコンテンツの種類を整理してみよう

テキストベースはリフロー可能

画像イメージは紙面をそのまま再生

多機能なアプリ型

7-3 アマゾンDTPで電子書籍を出版する方法

アマゾンDTPとは

アマゾンDTPの使い方

日本語の電子書籍には対応していないが……

コラム ISBNの取得方法

7-4 iBookストアの自費出版サービスで電子書籍を出版する方法

iBookストアの自費出版サービスとは

iBookストアの自費出版サービスの使い方

コラム EPUB形式のファイルの作り方

7-5 パブーで電子書籍を出版する方法

パブーとは

パブーの使い方

コラム “自炊”で手持ちの本を電子化しよう

第8章 電子書籍の課題

8-1 権利処理問題

米国に比べて遅れている日本のコンテンツ事情

曖昧だった出版契約

出版社の積極的な対応が始まっている

8-2 フォーマット問題

電子書籍のフォーマットとは

EPUB形式

AZW形式

.book形式

XMDF形式

その他の形式

多数のフォーマットに容易に変換できる中間フォーマット

8-3 日本語組版問題

技術的に対応が難しい日本語組版

EPUB形式の日本語化運動が始まっている

8-4 その他の問題

相互互換の問題

市場規模とコストの問題

課題の多さは可能性の多さでもある

コラム 電子書籍関連で生まれた協会、団体

付章 インタビュー集

A-1 ITジャーナリスト佐々木俊尚氏に聞く“電子書籍の衝撃”と未来

電子版ならではの工夫は?

電子書籍を売るにはどうすればいいのか?

書き手にとって電子書籍とはどういう存在か?

プラットフォームはどこが残るのか?

電子化で出版社はどう変わるか?

電子書籍登場で登場する新しいビジネスとは?

A-2 ソニーに聞く、ソニー・リーダーの日本での展開と日米の違い

ソニー・リーダーとはどんな端末か?

iPadやキンドルとの違いは?

米国を次の市場に選び、受け入れられたわけは?

リブリエが失敗した理由は?

キンドルがリブリエに似ていることをどう思うか?

日本での展開はどうなるか?

ヨーロッパでの展開は?

今後の展開は?

A-3 ボイジャーに聞く、電子書籍の歴史と世界標準フォーマットの意義

ボイジャーを立ち上げた経緯は?

「エキスパンドブック」が普及しなかった理由は?

T-Tmeであらゆる液晶に書き出しができるわけは?

EPUB形式が日本語組版に対応する重要性は?

中間フォーマット策定の理由は?

アップルの審査でリジェクトが多い理由

電子書籍の未来と意義は?

A-4 凸版印刷に聞く、電子書籍時代における印刷会社ならではの役割と付加価値

電子書籍に対する取り組みは?

印刷会社ならではの付加価値はどこにあるか?

中間XMLファイルの意義は?

なぜ「電子出版制作・流通協議会」を作ったのか?

垂直統合ではなく水平分業がいいと考える理由は?

今後の展開は?

A-5 ビットウェイに聞く、電子書籍取次と電子書籍ストア

ビットウェイで行っている業務は?

「Handyコミック」に見るケータイコミックの利用状況は?

電子書籍市場は伸びるか?

電子書籍ストアで売上を伸ばす方法は?

電子書籍取次とはどんなサービスか?

電子書籍取次は利用されるか?

今後の展開は?

A-6 日本経済新聞社に聞く、有料ネットサービスの可能性とビジネスモデル

日経新聞電子版を作った理由は?

電子版はどのようにしてできたのか?

電子版は単独でビジネスとして成り立つのか?

購読者数やPVなどの利用状況は?

読者や広告出稿企業などからの反応は?

なぜ紙版を重視するのか?

広告はどうなっているか?

電子版によって紙版の需要を喚起させる方法はあるか?

個別の記事リンク禁止の理由は?

iPadなどで購読できるようになるか?

今後の展開は?

A-7 講談社に聞く、電子書籍時代の出版社の役割と、印刷・取次・書店との関わり

『死ねばいいのに』売上と紙の書籍への影響は?

電子書籍時代に、印刷・取次・書店とどう関わるか?

電子書籍の価格はどのくらいが妥当か?

著者からの電子化許諾をどう取るのか?

電子書籍の“印税”はどうなるか?

アップルによるリジェクト(出品拒否)問題は?

電子化における今後の多様化は?

A-8 アゴラブックスに聞く、電子出版社のビジネスモデル

会社を設立した経緯と理由は?

電子出版はビジネスとして成り立つか?

出版社、著者からの許諾はどう取るか?

電子出版のメリット、デメリットは?

自費出版ビジネスのリスクは?

今後の展開は?

A-9 漫画家うめ氏に聞く、電子出版の可能性と出版社に求める役割

電子出版した理由は?

電子化に対する周囲の反応は?

キンドルでの自費出版はビジネス的に成り立つか?

電子出版のメリット、デメリットは?

電子書籍の印税率はどうなるか?

電子化時代に出版社に求める役割とは?

編集者は今後どうなるか?

今後も電子書籍を出し続けるか?

A-10 米光一成氏に聞く、電書フリマに見る電子出版の可能性

電子書籍を販売しようと考えたきっかけは?

対面販売の良さは?

お客様からの反応は?

コストと採算はどうか?

フォーマットはどうか?

著作権侵害対策はあるか?

今後の展開は?

コラム 電書フリマ当日のレポート



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電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?/田代真人
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