現在、わたしの職場(本山)では、800年大遠忌に向けてその記念事業として教化映画を製作している。昨日から今日にかけては知恩院でロケがあった。おかげで昨日は22時くらいまで職場にいた。
以下はそれに関連する会話である。
「○○ちゃん(わたしのこと)、明日の映画撮影手伝ってくれへん?」
「主人公ですか?」
「ちがう」
「脇役ですか?」
「ちがう」
「出演の依頼じゃないんですか?」
「ちがう」
というようなやり取りの後、わたしは女人坂で参拝客に撮影の主旨を説明し、
「おしずかに」
「今は通行できません」
などの指示とご協力を促す役になった。つまり超裏方だ。
朝の8時半に指定された場所へ趣き、撮影現場を見守る。わたしのブログを昨年から愛読して下さっている読者の方は御承知であろうが、こういう場面にわたしがいる時が多い。
現場に到着したときには既に撮影は始まっていた。
以上 三門での撮影風景
いつも思うが現場は大変である。大きな機材を操り、重いものを持って走り回る若いスタッフ。監督に怒鳴られている人もいる。
映画のタイトルはまだ伏せておく。ストーリーは簡単に説明すると、主人を事故で亡くした奥さんが心を閉ざしていたが、お寺の行事に参加するようになり、いずれ亡き主人と浄土で会えると教えられ、徐々に生きる希望をもちはじめるというものだ。
画像の場面はその主人公が、お寺の行事として知恩院に信行奉仕団として参加され、三門前を清掃奉仕している場面である。
一番下の画像の僧侶役の方と、階段一番上の中央にいる白い洋服の女性が女優さんで、あとの人たちはエキストラで、参加して下さった檀信徒の皆さまである。
役者さんの名前は明日の記事で書こうと思う。因みに僧侶役の方が来ている黒い衣はわたしの衣だ。
わたし本体は出演していないのに、衣だけが出演しているのだ。そこの俳優、感謝したまえ。
ということで、つづく。