J☆Dee'Z。ガールズグループという枠を越える可能性を感じた、全編生バンドによるワンマンレポ | 異彩前夜

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Akiの何だかまとまりのない日記

ガールズグループという枠を越える可能性を感じさせた、全編生バンドによるJ☆Dee'Z(以下ジェイディーズ)ワンマンライブ@代官山Loop2017/03/20 「This is “Answer”」
 
この日は、満員御礼。

 


歌とダンスを高いレベルでオールラウンドにこなしジェイディーズハーモニーの中心を支えるMOMOKA。
 
ハートある歌声と表現力溢れるダンスパフォーマンスでジェイディーズを唯一無二の存在へと変革するami。

 

特長的な伸びやかで爽快感のある歌声と確実なダンススキルでジェイディーズのエースとしてチームを引っ張るNono。

3人それぞれ違った個性が心地良いケミストリーを生むジェイディーズ。
 
そんなジェイディーズが、自身の新旧織り交ぜた楽曲やアンジェラ・アキの手紙等で構成されたセットリストを、全編生バンドで行った今回のワンマンライブ。

今でありながら時にどこか懐かしさも感じるリズミカルなサウンドを、実力派バックバンドがアレンジし奏でる中で、
初めてのバンドスタイルとは思えないくらいグルーヴ感溢れる最高のパフォーマンスを見せてくださいました。
 
観客のノリも素晴らしく、サプライズを企画したり、盛り上がるところは最高に盛り上がり、しっかり聴くときは聴く。
ジェイディーズ衣装替えによる、バックバンドだけの演奏も中休みとせず盛り上がるなど(特に僕は。)終始会場のボルテージは高く、
 そこには確かに音楽がありました。
これはやはり、バンドの素晴らしい演奏もさることながら、ジェイディーズがアーティストとしてのクオリティを見せてくれた事への観客のアンサーなのではないでしょうか?
 

そんな彼女たちのMCも心に響くものがありました。
(一語一句正確ではありませんが)
 
momoka「今までは、どんなにチラシを配っても来てくれるのは数人。目標である武道館に本気で行く気があるのか?とスタッフさんに言われ100%本気で「はい」と言う自信が持てなかった。でも今なら言える。ここにいるみんな全員、武道館に連れて行きたい。」
 
nono「学校に行きたい。受験の勉強がしたい。その想いとジェイディーズでの活動の中で心が歪み病んで家族に当たることもあったけど、学校の担任の先生や同級生、母親、ライブに来てくれたり応援してくれる皆の存在で乗り切る事ができた。」
 
ami「ありがとう以上の言葉がほしいです。辛いことも多かったけど、ステージに立って、自分の名前を呼んでくれる人がいる。それがとても幸せです。皆さんは本当ずるいです。すぐ泣かそうとする。皆さんは家族でも友達でも仲間でもないけど、それでも本当に大切な存在です。」

 
大人でも何かを犠牲にする事は難しい。

それを15~17歳の子達が日々の当たり前の生活を送れない葛藤とも戦いながら、結果を求められる世界で血の滲むような努力をしている。
それは、凄く残酷な事かもしれませんが、彼女たちの努力が色んな人たちを幸せにしているとても尊いものでもあると感じます。勝手な意見かもしれませんが。
 
 
いわゆる彼女たちはアイドルかアーティストかと色々意見があるかと思いますが、
(僕自身は、そもそもステージに立つものは全員アーティストという認識なので、わざわざアーティストを強調するのは違和感を感じますが)
ただ一つ言えるのは、今回そんな事どうでもよくなるくらい、
彼女たちはグルーヴある音楽とパフォーマンスで観客を盛り上げていました。
普段、R&B,SOULやHIPHOPを聴いている方々やジェイディーズの年齢を気にされている方等は、入り口が入り辛いかもしれませんが、今回の生バンドでのパフォーマンスを見て、

まず生で体感せよジェイディーズ。これからもっと成長するぞジェイディーズ。
そう自信をもって声高に叫びたいクオリティでした。
 
そして何より、ジェイディーズの同世代の女性たちには是非観に来て頂きたい。
そこには、日々の葛藤とも戦う等身大の彼女たちだけではなく、同姓が憧れるに十分な最高にカッコイイパフォーマンスがあるからです。
 
 

と、色々書くと長くなってしまいそうなのでこの辺で最後に。
 
NonoさんのライブMCで言っていた言葉。
「ジェイディーズ結成当初の自分に言いたいです。私、今もジェイディーズで頑張ってるよ。」
 
彼女たちの目標は武道館。

 
 
諦めるなとか頑張れとか彼女たちには言えない。
その言葉を超えた場所を色んな想いで走り続けているはずだから。
 
突き進めるだけ突き進んでくれたらそれでいい。

そして、彼女たちが進み続ける限り僕たちは諦めない。
 

その想いを深く刻んだジェイディーズのワンマンライブでした。
 
あ、音楽レポートのつもりが、ただのファンのブログになってしましました(笑)
そう、もうファンだ私。
 
 
2017年、New York武者修行に始まり、今回のワンマン大成功。
 
そして今後も、プロバスケットボールBリーグでのハーフタイムショーやオープニングアクトに抜擢されたり、
9月22日(金)にはさらに大きな舞台であり、僕も思い入れのある渋谷duo MUSIC EXCHANGEでのワンマンライブが早くも決定する等、
 
どんどんステップアップしていくジェイディーズ。
 
そんな彼女たちをこれからも応援したいと思います!
 
 
と、いうことで今日(Bリーグ繋がりで)ジェイディーズさんが観客に投げ込んだバスケットボールを、届くはずもないのに前列からスラムダンクの桜木花道並の全力(実際飛んだ高さは数センチだけど)ジャンプで取ろうとしたら足を負傷したので明日(今日)の仕事のためにもう寝ますね。
 
 
しかし本当に幸せな一時だったなぁ…。
ありがとう。ジェイディーズ。
 
 

 
いつか、約束の地へ。