先日、お客様から「酒酔い運転で事故を起こし死亡した場合、生命保険の保険金は出ませんよね？」
と聞かれました。
ちょっと解説します。
以下の契約形態があったとします。
●主契約 終身保険 死亡保険金 1,000万円
●特約 災害死亡特約 1,000万円
この契約は、病気などの普通死亡の場合には、1,000万円が支払われ、
交通事故などの災害で死亡した場合には、1,000万円が上乗せされて、合計2,000万円が支払われる、
という内容です。
酒酔い運転の事故が原因で死亡した場合、この災害死亡特約の1,000万円は支払われません。
災害死亡保険金の免責事由に該当するからです。
しかし、
主契約の終身保険1,000万円は支払われます。
なので、生命保険契約の場合、酒酔い運転など法令違反による行為が原因で死亡した場合でも、
保険金が全く支払われない、とは言えません。
このお客様のご質問に対する回答はこのようになりますが、だからといって安心しないでくださいね。
お酒を飲んでの運転は絶対にやめてください。
いまどきそんな人はいないとは思いますが。
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