保険種類ごとに証券を分割する理由とは。 | 保険日記

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生命保険会社9社、損害保険会社1社の保険代理店経営者です。

先日、大阪のお客様からこんなご質問をいただきました。


「終身保険、収入保障保険、医療保険とすべての保険契約が別々で証券も保険会社も別々なのは何故ですか?」


ご質問をいただいたのは、既存のお客様の義理のお母様で過去に大手日本社で生命保険販売の経験をお持ちの方でした。


「私が保険会社にいたころは、特約でいろいろ付けて証券は1枚にまとまってました」


ともつけ加えられました。


ちょっとご質問の主旨をまとめてみると以下のようになります。


Ⅰ【ご質問者の保険のあるべき姿】


<すべてA保険会社>

主契約 終身保険 500万円

特約1 収入保障 月額20万円 

特約2 医療保障 日額7,000円


⇒保険証券:A保険の証券が1枚


Ⅱ【私が販売した保険】


主契約 終身保険 500万円 A保険会社

主契約 収入保障保険 月額20万円 B保険会社

主契約 医療保険 日額7,000円 C保険会社


⇒保険証券:A・B・Cの3社の保険会社の証券が各1枚、合計3枚


私は、以下の2つの理由により、上記Ⅱのように保険証券を保険種類ごとに分けて販売するケースが多いです。


①ニーズに変化が生じ、保険を見直す場合でも証券を分割しておいた方が見直しがし易いため。


⇒例えば、契約後に医療保険のみが必要でその他の終身保険や収入保障が不要になった場合、Ⅰでは医療保険のみを残すことはできません。医療保障は特約であり、特約のみを残すことはできないからです。

詳細は、主契約と特約 をご参照ください。


②保険種類ごとに保険会社の商品の優位性は異なるため。


⇒各保険会社では日々、競争力を強化するため商品開発をしています。最良の終身保険を持つA社だからといって医療保険も最良とはいえないのが現状です。終身保険はA保険がよいが、医療保険はC社が良い、ということがあるものです。各保険種類ごとに最良な保険を選択するためには、各保険種類ごとに保険会社も選択得ざるを得ない場合があるためです。


あなたが契約している保険はⅠとⅡどちらのタイプですか。


ちょっと点検してみてくださいね。


長くなりますので続きはまたにします。


この件、続く・・・。



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