当社は生命保険会社5社の代理店登録をしています。
5社それぞれに営業担当者が1名ずつ付いていて、各担当者との情報交換は欠くことのできない重要な情報源となります。
なかでも新商品の発売情報についての先取り情報は非常に価値の高い情報となります。
そんななかで、先日、ある担当者とのやりとりがありました。
「うちの会社が新たな引受緩和型の医療保険を発売する予定ですよ。すごくいい条件なのでお客様への案内をお願いしますね!」
「ところでA社が新たなガン保険を出すそうです。うちも新しいガン保険を出したばっかりなのに」
「A社はいつもうちのマネをして、うちよりも少しいい条件の保険を出すんですよ!」
「今回もまたA社が出したら負けそうです」
こんな感じのやりとりがしばしば行われます。
そんなときに私が思うこと。
それは。
「お客様にとってはすごくいい競争環境だなぁ」
ということです。
保険に限ったことではありませんが、各メーカーが凌ぎに凌いで、商品開発競争を行い、結果として消費者は「安く良い商品」を手に入れることができやすくなっているのではないでしょうか。
デフレが懸念されるにしても、生産者や販売者が、「お客様から選んでもらうために、従来品より少しでも付加価値が上回る商品を開発し、お客様に購入していただく」、という傾向は健全な経済社会をさらに充実させていくために、原理としては間違っていないと思います。
私たち販売者にとっては決して楽な環境ではありませんが。
このような環境下において消費者にとって大切な心がけるべき点は、「必要な情報を正確に入手すること」に尽きると思います。
今やインターネットの普及によってジャンルを問わず情報入手は容易になりました。
しかし「情報の量」と「情報の質」は比例しません。膨大な量の情報は、かえって正確な意思決定を妨げることにもなります。
情報を入手する能力とその情報を整理して選択する能力は別物だからです。
保険についても全く同じです。
膨大な保険商品情報に惑わされることなく、「自分に合っている保険は何か?」ということに重点を置いて保険選びをご検討されてくださいね。
保険に関する簡単なご質問は、ブログ内メッセージ もご利用ください。