やしきたかじんさんのご冥福をお祈りします。
東京に引っ越す時に残念だったこと。
それは「たかじんのそこまで言って委員会」や「たかじんnoマネー」が見られなくなること。
歯に衣着せない発言、そしてゲストの本音を聞き出す進行術。
ご本人は飄々としながらも、すごく計算され、すごく気を使っていらっしゃることがわかります。
本当に大好きでした。
コンサートに行ったことはないけど、
「たかじんのコンサートは歌よりもMCの方が長い」というのは有名な話。
それくらい色いろなことに見聞が広く、話題豊富な方でした。
私が大学生の頃。ちょこっとだけたかじんさんの番組に出たことがあるんです。
その頃、ABC朝日放送(今や人気司会者となった宮根誠司さんが居た放送局)で、
お昼に帯番組をやってました。私は大阪でタレントの卵として事務所に所属してました
(結局、芽が出なかったので、あきらめて今に至るのですが…)
「晴れときどきたかじん」という番組。
毎週水曜日は視聴者参加企画で、視聴者の方からテーマに沿った話をお聞きして、
それを紹介しながらフリートークで番組が進みます。
今ならFAXやメールで募集するので、スタッフの数が少なくても対応できますが、
その頃はまだFAXが一般家庭には普及していない頃(めっちゃ年代を感じます…えーっと、20年以上前!?)
ひな壇にずらーっと30台の電話が並び、1台に一人ずつ女の子が座ります。
テレビに映りやすい場所に座れると、なんだかワクワクしたりして^^
そして番組がスタートして電話番号が発表されると、あとはひたすら電話でお話を聞き、
お話の要点をまとめて、カードに書いてスタッフの方に渡します。
それを放送作家の方がチェックされ、使えそうなものはたかじんさんとアシスタントさんのところに持っていくという仕組みでした。
今日は採用された~とか、あの話おもしろかったのに使ってもらえなかったのは、書き方が悪かったのかなー?って思ったり。
たかじんさんはいつも番組放送のぎりぎり前に「どうも~」って感じでスタジオに入られ、すぐに本番。
放送が終われば、またサッとお帰りになる。
やっぱ、スターは違うなー。と思ったものです。
たかじんさんのご逝去の報道を受けて、ふと懐かしいことを思い出しました。
びっくりと、悲しいと残念という気持ちがごちゃまぜになってますが、
心よりご冥福をお祈りいたします。
たかじんさんの歌声も最高でした!