こんにちは。英会話講師戸川です。
僕よく本屋さん行くのですが、(週一回、もしくは二回のペース)、効率的な英語学習法みたいな本をチラホラ見ます。
「こうすれば、最速最短で英語が話せる!」
「たった30日で英語が口からあふれ出す!」
「60日で英語がネイティブ並みに話せるようになる最速学習メソッド!」
あなたはこのようなタイトル、よく見かけませんか?
「えっ、ホントにそんなに短期間で話せるようになるの?」
そのような疑問が浮かびつつも、ちょっと手に取ってパラパラ読み進める。
でも、僕の考えでは、あまり効率化を求め過ぎるのは良くないと考えています。理由は、「メンタル部分」に大きく関係してくると考えているからです。
効率的にとは?辞書で調べてみると、以下のように書いてありました。
(形動)効率がよいさま。無駄がないさま。
そして、短期で英語が話せる!とあまりに強調しすぎると、
英会話習得=カンタン、すぐにできるもの、ラクラクできる、○○するだけ、
などなど、そのような発想になり兼ねないからです。
そして、このような発想になってしまい、万が一、あなたがが思っていた結果が得られなかった時、
「カンタンに英語習得できると思ってたのにできなかった。カンタンなはずなのに、そのカンタンでさえも習得できなかった。やっぱり無理なんかな。」
と、(※考え過ぎかもしれないですが)このような事になるかもしれないのです。
これが、そのメンタル部分で影響を与えてしまう、と考えているんです。
急なハシゴを一直線上に駆け上がるイメージです。
こんな感じで英語学習を短期間続けていくのです。しんどくないですか?
これはよっぽどの覚悟がない限り、おススメする事は僕はできません。
僕の、英語を教える上でのコンセプトは、
「楽しみながら、英語を上達させる。」
「あなたの環境、ライフスタイルに合った英語学習法」
この2つをもの凄く大切と考えています。
なので、「これ、ちょっと英語学習のペース遅くないかなー。」
と言うくらいがちょうど良いんです。
螺旋階段をイメージして目的地を目指すのと似ています。
その道中の「また同じ間違いをしてしまったー。」
って言うのも、「楽しみながら」して頂くと、気が物凄くラクなんですね。
・間違えても良いんやで。
・英語学ぶスピード遅くてもええんやで。
・発音違うくてもええんやで。
・中学・高校6年間英語勉強してきたのに、話せへん!とか思わなくてもええんやで。
・日本人やから間違えて当たり前やねんで。そんなん気にする必要ないんやで。
この気持ち、覚えておいて下さい。
私がいつも生徒さんにお伝えしているのは、
「1日1フレーズの英語で良いので、覚えて下さいね。」
と伝えています。
最初は、5つとか、3つとか、お伝えしていましたが、これを1週間に計算してみると、
5×7=35フレーズ
3×7=21フレーズ
となります。
「何かもうちょっと物足りないなー。」
くらいでちょうど良いんです。
ご飯も、「腹八分目」と言いますし、毎回お腹いっぱいだと胃が疲れてしまいます。
何度もお伝えしているように、
「英語学習は継続。そしてフルマラソンと一緒。」
長期視点で物事を考えていくと、今するのは、「ほんの少し」だけで良いのです。
その代わり、確実に、丁寧に。楽しみながら。
これを意識しながら、英語学習進めて下さいね。