足摺からは椿の便り | MTFのAkemiのblog イタリア児童文学・皆既日食・足摺岬が好き

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私は、イタリア児童文学が大好きで、皆既日食も大好きで、足摺岬も大好きな、団塊の世代に属する元大学教員で、性別はMTFです。季節の話題、お買い物の話題、イタリア語の勉強のしかた、新しく見つけたイタリアの楽しい本の話題などを、気楽に書いていこうと思っています。

新年おめでとうございます。

今日は午前中にとある神社に初詣に行ってきました。昨年の夏に私が声帯の手術に向けてカウントダウンに入っていたころ、人づてに「病気平癒」のお守りを授かったということは、ブログにも書きましたが、今日行った神社がその当のお守りの授け元の神社なのです。

そのお守りを私にプレゼントしてくれた人というのは、休暇のたびにその神社で巫女のアルバイトをしているという常連で、その縁で、私の病気の話を聞いたときにも、「では、この神社のお守りを」と考えたのでしょう。

その人からの年賀状に、今年も新年にその神社でアルバイトをしますと書いてありましたので、それなら、発声障害がほぼ全快となった今こそ、そのお守りを「ご返納」に参上しようと思い立ち、今日行ってきたわけです。どうせなら、当のその贈り主がいる窓口で「ご返納」したいと思っていたら、ちゃんと彼女の姿を見つけることができました。初詣は同時に「お礼参り」でもあったわけです。

さて、話は変わって、「ドロちゃん」のブログによると、足摺岬ではすでに大晦日のうちから赤い椿の花が咲き始めたそうです。

足摺岬に行ったら、ぜひみなさんに見ていただきたいのは、岬の灯台付近一帯を埋め尽くすみごとなヤブツバキの群落。もともと自然の植生としてヤブツバキの多い地域ではありますが、現在の群落は積極的な植樹を経て人工的に形成されたもので、曲がりくねった遊歩道の左右両側から椿の枝がおおいかぶさるように伸びて、トンネルのようになっています。2月ごろにはそのトンネルの周囲いちめんが赤い椿の花で埋め尽くされます。

というわけで、足摺観光といったら、なんといっても晩冬の2月がおすすめなのですが、ヤブツバキの開花自体は厳寒期から始まるものなので、ドロちゃんのブログに写真入りで紹介されているように、12月のうちから、ちらほらと赤い花が見当たるのですね。

足摺岬といえども、冬型気圧配置の日には、北西季節風が吹きつけることをまぬがれないので、厳寒期には時に小雪が舞うこともあります。が、まとまった積雪になることはほとんどありません。日が射せばすぐに融けます。だから、厳寒期の東京を脱出して、少しは春めいた気分を味わいたいけれど、沖縄まではとても旅費が出ないという人は、足摺岬で息抜きをされることをおすすめします。