【またMSX】結局は単純な話だった【いいかげんにしる】
ゴールデンウィークですね。
みなさんゲームで遊んでますか?
ところでヨーロッパ版MSXアソシエーション公式サイトの閉鎖に引き続き、日本のMSXアソシエーション公式サイトも4月20日ごろに閉鎖しました。
まぁ、どうでもいいでしょう。
そもそも僕が鬼門とされるMSXに興味を持ったのは西和彦氏の奇行の原因を調べていたからですが、もう一方でスーパーファミコン専用ソフト「SM調教師 瞳」で有名な橋本和明という1990年代の有名人について調べてもいました。
http://ameblo.jp/akatenjpn/entry-10099876300.html
1年前の記事ですね。
このブログでMSXの話題を最初に書いた記念すべき呪われた記事です。
たとえばX680x0の場合だと、同人でもこのようなレベルです。
http://www.gizmodo.jp/2009/05/x680x054.html
X68ユーザーの開発力の凄さは昔から評判でしたので、互換機の開発というのも常識的には信じ難い話ですが、本当でしょう。
記事に付随する動画は「MZ-700」というMSX以下のマイコンですが、同人(個人?)でものすごい極みに達しています。
では、西和彦という「MSX生みの親」が全面協力し、ボーステックやコンパイルのソフトも公式に配信され、最低1億以上の開発費、総額不明のイベント費・宣伝費を投じ、MSXアソシエーションの横居英克氏が自らライセンス料を決め、海外進出も果たした「MSX」の盛り上がりは一体どうでしょう。
ていいますか、一体どうしてこうなっちゃったんでしょう?
それを考えていくと、このブログで最初にMSXの話題にした「SM調教師 瞳」が重要なカギを握っている事が判明しました。
冗談のような話ですが、すいませんマジです。
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で橋本和明とは・・・
○雑誌「バックアップ活用テクニック」のカリスマ
○国内で最初に任天堂の著作権違反で逮捕された人物
○桃井はるこを世に送り出した「くず屋うさぎ堂」経営者
・・・という感じです。
MSXユーザーにとって橋本和明の事業で最も有名なのはスーパーファミコンの「SM調教師瞳」シリーズと、「MSX用IDEインターフェース」でしょう。
![ニッポンを知る事-MSX-FAN1995-8より](https://stat.ameba.jp/user_images/20090502/01/akatenjpn/49/cf/j/t02200275_0800099910174110089.jpg?caw=800)
この「EJ-IDE」は、最後のMSX専門誌「MSX-FAN」の最終号(1995年)の巻末広告で突然発表されたもので、当時はMSXでハードディスクが使えるようになることは夢のような話で、結構な注文があったそうです。
しかし予約代金を受け取ったまま商品を送らず踏み倒そうとした為、担当である橋本和明氏は裁判に訴えられたそうです。
http://pc.2ch.net/i4004/kako/1008/10085/1008519029.html
71 名前: ナイコンさん 投稿日: 02/11/25 12:15 >>69 |
72 名前: ナイコンさん 投稿日: 02/11/25 15:11 橋本はEJでMFP(MSX復活プロジェクト)と称して、MSX用のIDEインターフェースや アスキーネット時代の彼は他人のIDを使わせてもらったり(規約違反)、競合するMSX周辺ハードを その後はスーパーファミコンの未公認ソフトを開発したり、エミュレーターやハッキング関係のライターを |
( >>115以降にも興味深い記述や被害報告有 )
当時の橋本和明氏の仲間にはFiln&Pixaの社長と丁々発止を繰り広げている編集者えろばげろみ、現在は携帯ゲーム移植などに関わっているらしい真壁浩氏がいたそうです。
ちなみに「ゲームショップ1983」の「中の人」今村秀樹氏のSYNTAXブログ によれば、真壁浩氏とは今でも親交があることが書かれています。
ところで、これらのハードは誰が設計したんでしょうね?
142 名前: ナイコンさん 投稿日: 03/04/04 02:49 >141 |
…え?
それに該当する人物って、ものすごく限られますよね?
どうやら「1chipMSX」=「似非MSX」を作っている「似非職人工房」の辻川和広氏と橋本和明は繋がっていたというオチだったようですwww
少なくとも、同人サークルではなく有限会社が詐欺の為にMSX専門誌の最終号に詐欺広告を載せた時点で「MSXの歴史は、もう、止まった」気がしますwww
EJ詐欺事件の関係者が公式な「1chipMSX」の製作者なのだとしたら、なるほどこのブログのネタが尽きないわけです。
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改めて、橋本和明の代表作、「SM調教師瞳」について、情報が無いか、2ちゃんねるで探してみました。
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/retro/1133235954/
128 :NAME OVER:2006/01/10(火) 00:16:51 ID:NJK4ksP2 Super Shobo Shobo CG Collection (PD) ↑こんなの見っけたけど、やはり瞳の関係者が製作しているのかな。 |
130 :NAME OVER:2006/01/10(火) 08:15:04 ID:s82DwWC5 >>128 そうだ。瞳の絵描きは勿論のこと プログラマやシナリオや音楽の奴まで 総出で作画に参加している。 2もなかったっけ? |
「スーパーしょぼしょぼCGコレクション」とは、一体どのようなものなのでしょう?
MSXユーザーにも知られていないようなので情報収集はお手上げかと思いましたが、探せば見つかるものですね。
…なんだコレ?
一体この「スーパーしょぼしょぼCG集」がどのようなものなのか判らないのですが、BGMは「SM調教師瞳」のBGMが無限ループで流れているのだそうです。日付の書かれている落書きCGは1994/12/22か12/23となっており、「SM調教師瞳2」が発売された頃に作られたようだ。CGは「SM調教師瞳」シリーズと同じく、256x212で16色の解像度で作られている。画面下のノイズのような部分も同様だ。
その中でも気になるこのCG。
TAKASHI KOBAYASHI…。
これってつまり、一貫してMSXアソシエーションをプッシュしつづけるMSXサイト「GIGAMIX」のフロントマンとして活動している「nf_ban」こと「小林崇」氏の事のようですね。つまり「TEAM DONKO」というのは「GIGAMIX」の1994年以前の名称という事のようです。
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ともかく1990年後半の橋本和明は、ギャルゲー「 夏 色 デ ィ ス テ ィ ニ ー 」を開発して「デスクリムゾンの再来」と称えられたり、「志保ちゃんのエミュレーターニュース」HP(参考:http://www.emusta.net/library/history.htm )を運営したりしていましたが、ネット時代についていけなかったのか、次第にフェードアウトしていきます。著書からはそれほど専門的知識はない割れ厨(warez(違法コピー)マニア)にしか思えないのですが…(人づてに聞いた話では、ですが)。
桃井はることのエトセトラは1年前から何も調べていないので割愛しますが、もし「夏色ディスティニー」の主題歌とやらを歌っていたら大爆笑の面白さなので、中古屋に行く事があれば探してみたいと思います。
「SM調教師瞳」や「有限会社EJ」で有名な橋本和明氏を調べると、どうしたわけかなんやかやあってMSXに深く関わる方々にたどり着きます。
2ちゃんねる情報を元に「MFP」を調べてみたのですが、探せば見つかるものですね。
このブログではおなじみの方々が一堂に会したフリーペーパーのようです。
なんと堂々と違法コピー品の販売予告まで書かれていますが、「SM調教師瞳」の制作販売元なら不思議はないですよね。
GIGAMIX PRESSの総集編なのに、横居英克の同人サークル「フロントライン」の文字が書かれています。
その巻頭特集は「横居英克氏と小林崇氏の対談」でした。
一応読んでみたのですが「お前誰?」としか思えない横居英克氏が物凄く偉そうなのが印象的でした。
後の2001年にMSX生みの親である西和彦氏との 初の海外遠征で行ったオランダのティルブルグ にも、1996年の記事で既に「3月30日のイベントに似非職人工房が参加」と書かれています。
ネトウヨ的に気にかかるのが韓国の記事が多い事ですwww
もちろん韓流ブーム前で、韓国旅行ブームも無かった頃です。
なんでMSXで韓国なのか僕にはさっぱりわからないのですが、MFPプレスでも違法コピーソフトを韓国で売ろうとしていたり、やけに御執心である様子が気になります。そういえば有限会社ケイテックのある東向島って朝鮮系の神社があったり朝鮮人商工会議所があったりする旧赤線 地帯でしたっけ?
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まとめると、「有限会社EJ」の橋本和明は、同人サークル「野望集団GIGAMIX」nf_ban(小林崇・ニューファンキー小林)と「SM調教師瞳」を作ったり、同人サークル「似非職人工房」の辻川和広氏が作ったハードの販売で詐欺を行ったり、同人サークル「SYNTAX」の今村秀樹氏がEJ製品のセールスをしたり、そしてそれらを統括していたのが「有限会社ケイテック」同人サークル「フロントライン」の横居英克だった、という感じだと思います。(さらに「モォソフト」とかも色々あるようなのですが、僕が理解しきれていないので割愛します)
事実、橋本和明氏を除いた他の面々は、一貫して横居英克をリーダーと仰いで活動を続けているようです。新メンバーはせいぜい西和彦と塩沢俊平太くらいで、「MSX-IDE詐欺」「SM調教師瞳」「しょぼしょぼCG集」の頃から大きな変化はないように思います。
なにしろ、「MFPプレス」を読めば一目瞭然ですが、MSX-FAN休刊(1995年8月号)直後の1995年7月の時点で「フロントライン」「ギガミックス」「SYNTAX」「MK SOFT」「似非職人工房」が、「MSX-IDE詐欺」で多くの被害者を生んだ「有限会社EJ」を宣伝し、その出版物「MPF PRESS」の原稿を仕上げているのです。
こまかいネタは幾つもあったのですが、それもこれで一本の線で繋がった気がします。
ていいますか「SM調教師 瞳」を調べればMSXサークルに辿り着き、MSXサークルを調べると「スーパーしょぼしょぼCG集」に辿り着くという負のスパイラルには心底うんざりしています。
MSXの同人の世界に詳しい人(2ちゃんねるMSXスレなどでで的確なツッコミを入れてる人など)なら、僕のように遠回りして悩む事も無い、単純な話だったのでしょうが、西和彦がMSX-IDE詐欺やSM調教師瞳製作スタッフのスポンサーになった事実はMSXの世界を知らない僕にとっては衝撃的でした。
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