天満切子 | 編集プロダクションGROUP

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昨日のフジTVの番組「SMAP×SMAP」で、
にわかに、天満切子が注目を集めています。

~~記事抜粋~~

5日に放送されたフジテレビ系「SMAP×SMAP」で、

橋下徹弁護士がメンバーに贈った天満切子が、

放送から一夜明けた6日、早くも話題となっている。

橋下弁護士の地元・大阪の天満切子を売る店舗は、

ツイッターでSMAPファンが殺到していることを報告した。

天満切子は名前の通り、大阪の天満で作られているカットガラスで、

江戸切子、薩摩切子などと比べると知名度は弱冠落ちるものの、

手磨きで仕上げる風合いと、丸みのあるカット面が特徴だ。
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橋下氏プレゼントの天満切子、SMAPファン即反応

 

高価ですが、本当に美しいです。

 

天満切子とは

~~記事一部抜粋~~

天満切子は大阪淀川沿いの天満で作られているカットガラスです。

江戸、薩摩に比べて知名度は低いのですが、

大阪はガラス工芸でも秀でた街です。

戦前、東京の職人たちは、

大阪に行かなければ一人前の職人ではないと

言い聞かされていたというエピソードが残っています。
老舗が多く、東洋ガラス、カメイガラスといった会社も

この大阪から生まれました。

明治三十六年、創業。

今でも、カメイガラスなどの協力工場は多く、

西のテーブルグラスの雄となっています。
大阪のカットグラスの特徴は仕上げにあります。

東京のカットグラスが、弗化水素酸などの化学薬品で艶を出すのに対し、

手磨きで艶を出しています。

大阪、いや、浪花のガラスの歴史は、

天満天神社の前で工房を持った長崎の証人、

久米(播摩屋)清兵衛に始まるとされています。

今でも、大阪天満宮に は、ガラス発祥の地という脾が立っています。

系譜としては薩摩切子に近いものがあるとされています。

また、江戸切子の功績者である加賀屋の手代、

文治郎が 大阪で修業もしています。

大阪のガラスは江戸にも影響を与えていたのです。

細工自体は、玉屋善兵衛という人物がいるぐらいですから、

元は、数珠などに使う 水晶玉の研磨技術を持つ人々が

ガラスも作っていたのであろうといわれています。

水晶の研磨技術で作れる切子は

単純な構成であっただろうといわれています が、

照明の良くない、ろうそくなどのちらちら光る光源の元で、

鑢を当てるのですから、大変な技術であります。
江戸時代から始まった大阪のガラス工芸の質は高く、

明治10年第一回内国勧業博覧会には、

天満の業者が出品し、花紋賞を獲得しています。
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