雨季の北朝鮮軍:月刊アカシックレコード130812 | 週刊アカシックレコード

雨季の北朝鮮軍:月刊アカシックレコード130812

■逆“背水の陣”~月刊アカシックレコード130812■
2013年3~7月、北朝鮮は朝鮮戦争休戦協定の白紙化など好戦的な姿勢をとる一方で、石油備蓄の積み増しをほとんどしなかったし、仮にしようとしたとしても、外貨不足などのために十分にはできなかったと推測される(から、北朝鮮が日米韓を攻撃する可能性は一切なく、「北の脅威」や「北との宥和」で騒ぎ立てる韓国は一種の“ピエロ”である)。他方、この間、中国は石油備蓄の積み増しが可能だったはずだ。
北朝鮮がこの“ハンデ”を覆して中朝戦争に勝てる時期は、毎年6月下旬から9月上旬までの雨季だけだ。したがって、今年2013年9月上旬までに中朝戦争の開戦がない場合、開戦は2014年の雨季まで延期されると考えられる(2013年8月12日頃配信予定)。
_

_
【クビになる前に“殉教”】
2004年放送のNHK大河ドラマ『#新撰組!』は、新撰組隊士役のレギュラーメンバーがおもに20~30代の男優によって占められており、彼らは約1年間共演者として長い時間を共有し続けたため、彼らのあいだには、男子校ないし運動部のような一体感が生まれ、ドラマの収録終了後も、彼らの親交は続いたそうです(そのことは、2004年12月に放送された、彼らが出演したNHKのトーク番組によって判明)。
そのレギュラーメンバーとは、主演の香取慎吾(SMAP)以下、藤原竜也、山本耕史、オダギリジョー、中村勘太郎(現・六代目中村勘九郎)、山本太郎、堺雅人、山口智充らです。
このうち、香取慎吾は国民的アイドルグループの一員であり、また、藤原竜也は15歳(1997年)で「世界のニナガワ」こと蜷川幸雄演出の舞台で主役を務めており、この2人は実績からいって“別格”でした。また、中村勘太郎(当時)は歌舞伎役者、山口智充はお笑い芸人であり、2人とも、TVドラマや映画を中心に活躍する普通の俳優とは異なる世界の住人でした。結局、上記のメンバーのうち“普通の俳優”は、山本耕史、オダギリジョー、山本太郎、堺雅人の4人だけで、この4人は『新撰組!』当時は主演作品のない“脇役俳優”であり、『新撰組!』における出番の多さはこの順番(耕史、ジョー、太郎、雅人)でした(つまり、この時点では雅人は太郎より“格下”だった可能性大)。
さて、おそらく『新撰組!』(2004年)出演中に、俳優としての将来の夢を語り合ったであろう、彼ら“普通の脇役俳優”4人はその後どうなったでしょうか。
まず、山本耕史は、2005年にNHK『紅白歌合戦』の白組司会者に抜擢され、2007~2009年にNHKドラマ『陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙』で3シーズンにわたって主役を務め、2012年にもNHK-BS時代劇『薄桜記』で主役を務めています。
次に、オダギリジョーは、2004年に公開された映画『血と骨』の演技で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など5つの助演男優賞を受賞。翌2005年には映画『メゾン・ド・ヒミコ』でキネマ旬報ベストテン主演男優賞など3つの主演男優賞を受賞し、2007年には映画『ゆれる』で高崎映画祭最優秀主演男優賞、2008年には『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン』で東京スポーツ映画大賞主演男優賞を受賞。2013年NHK大河ドラマ『#八重の桜』では、ヒロインの夫役。
また、堺雅人は、2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』でヒロインの夫役を務めたあと、2009年の映画『南極料理人』、同年の映画『クヒオ大佐』、2010年の映画『ゴールデンスランバー』、同年の映画『#武士の家計簿』、2012年のフジテレビドラマ『#リーガル・ハイ』、2013年のTBSドラマ『#半沢直樹』でいずれも主役を務めています。
つまり、『新撰組!』の“普通の脇役俳優”4人組のうち3人は、2005~2009年頃に次々に“主役級”の俳優に出世して行ったのです。
では、“4人組”のうち残る1人、山本太郎はどうなったのでしょう。
4人組の仲間たちと「将来は主役をやりたい」という、俳優ならだれもが抱く夢を語り合ったであろう彼は、その後、俳優として主役……どころか、大きな仕事をほとんどしていません。
彼は、1999~2004年はVシネマの『難波金融伝・ミナミの帝王』シリーズに脇役で頻繁に出演していましたが、2005年以降、そのシリーズも含めてVシネマの出演はまったくありません。2005年以降、舞台の仕事は2本だけで、TVドラマ、映画を含めて大作、話題作で主役や準主役を務めることはありませんでした(2012年以降、全国一斉ロードショーでなく、各地で細々と公開されつつある映画『EDEN』が、2005年以降ほぼ唯一の主演作品)。したがって当然、太郎には、ジョーのような華麗な受賞歴は一切ありません。
おそらく、2005~2010年頃は太郎にとって、耕史、ジョー、雅人の華麗な経歴と、自分の地味な出演作品群とを見比べる地獄のような日々だったでしょう。そして、2010~2011年頃、芸能事務所に所属していた俳優・太郎にはおそらく3つの選択肢しかありませんでした。「『もう小さな仕事しかないよ』と事務所に言われることに耐えながら芸能生活を続ける」か「『きみには才能も人気もないから、引退したら』と言われるのを待つ」か「自分で『オレには(耕史、ジョー、雅人ほどの)才能も人気もない』と認めて引退する」か。
ところが、2011年3月に東京電力福島第一原子力発電所の事故が起き、マスコミ界、とくにTV界の大半が、大口スポンサーである電力会社や原発メーカー(家電メーカーでもある)を恐れて「反原発」を事実上のタブーにしていることが明らかになるにおよんで、太郎に突如として「第四の選択肢」が浮上しました。それは「『反原発』を叫んでTVの仕事を干されたことにすれば、自分に俳優としての才能や人気がないことを認めずに済む」という選択肢です。
その証拠に、山本太郎は2011年5月、「反原発」発言が原因で同年7~8月に収録する予定だったTVドラマの仕事を降板させられたという趣旨のつぶやきをツイッターに投稿しています(森田, 2011)。これについては、問題のドラマのタイトルが明かされていないうえ、彼の所属事務所が「事実ではない」と表明しているため(J-CAST, 2011)真相は「藪の中」ですが、彼が事務所を辞めようとしたとき事務所側は慰留しているので(結局同年5月中に退職)(zakzak, 2011)、少なくともこれによって、山本太郎が(次のドラマ出演の予定なんかだれからも訊かれていないのに、そういう予定があった、とほのめかすことによって)「職(俳優業)を賭して『反原発』活動をしたせいで職を失った殉教者」に“なりたがっていた”ことだけは、はっきりわかります。つまり、彼については、「反原発活動をしたから俳優の仕事ができなくなった」可能性よりも「どうせもう俳優として満足な仕事はできそうにないと思ったから反原発活動をした」可能性のほうが高いのです。
わたくし佐々木敏はサラリーマン時代、「こんな職場(企業)に居続けてヘンな仕事をさせられるぐらいならほかの仕事を探そう」と思って転職し、転職先の職場(企業)で意外におもしろい仕事やいい同僚や興味深いインサイダー情報に出会うことができた、という経験を複数回しています。私はそういう経験を活かして『中途採用捜査官~かつての上司を逮捕せよ』( < http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html > )という小説(コメディミステリ)を書いたぐらいですから、仕事の少なくなった俳優が反原発活動家、参議院議員へと転身したこと自体を否定的、批判的にとらえるつもりはありません。じっさい、今後「瓢箪から駒」が出て、彼がいい政治家になる可能性がまったくないわけでもありませんし。
が、彼はけっして「原発反対の信念を持っている人」ではないでしょう。おそらく、彼は「原発反対の信念を持っている人を演じている人」でしょう。ですから、彼が今後「なんだよ。反原発運動でもオレは主役になれないのかよ」と思った場合は、彼は反原発活動家の演技をやめ、ほかの役に鞍替えするかもしれません。
それはそれで、また、思わぬおもしろい結果をもたらさないとも限らないので……私は彼に投票することはありませんが……興味深く見守って行きたいと思います。
山本太郎さん。あなたが、2013年の参議院議員通常選挙に当選して、ほんとうによかったです。心からおめでとう、もしも当選していなかったら、いまごろ、新聞のTV欄で昔の共演者の名前を見るのが辛くて仕方なかったことでしょうから。これでもう、あなたは昔の共演者と自分を比較しなくてよくなりましたよね(一部敬称略)。
#大河ドラマ #原発 #山本太郎 #参院選 #山本耕史 #オダギリジョー #堺雅人
_
【売春婦になっちまえ】
NHKドラマの『#激流』(2013年放送。原作=柴田よしき、脚色=吉田紀子)『#カーネーション』(2011~2012年放送。脚本=渡辺あや)の(原)作者は全員女性で、どちらも「売春婦に堕ちた元同級生の美人を、さほど美人でない女主人公が救う」というエピソードが挿入されていますが、これって、美人でない、普通の女性たちの潜在的願望なのでしょうか。
もしそうなら、女ってこわい。
私の知る限り、男性作家はこんな手の込んだウソ(友情に見せかけた復讐ないし劣等感の処理)は描かず、描くとしても、単に、容姿や才能や学歴や出自や所得や地位の優れた同性に対する“正直な嫉妬”を描くだけでしょう(四流大生の青春を描いた1983~1997年のTBSドラマ『ふぞろいの林檎たち』の作者は早大卒の脚本家、山田太一氏です。彼は、1977年のTBSドラマ『岸辺のアルバム』で“東大コンプレックス”むき出しのセリフを登場人物の1人、大学受験生に言わせたあと、「自分(山田氏)自身が東大から受けた個人的劣等感を四流大生を見下すことで処理する」ことを目的として上記の『ふぞろい…』を書いたと思われ、“正直でわかりやすい”です)。
(^_^;)
男である私には、上記のような“女の本性”というか“底意地の悪さ”というものは、想像するだけ身の毛がよだちます。
美人の女子中高生、女子大生の皆さん。あなたはいま、仲のいい同級生の女子から「おまえなんか、売春婦になっちまえ」と日夜呪いをかけられている可能性があります。くれぐれもご留意ください。
「人類最古の職業」である売春がなぜいつまでもなくならないのか……その理由が、よくわかりました。この職業は、男たちの需要によってのみならず、女たちの願望をも原因として、こんにちまで存続して来た可能性があったのです。
そうであるならば、この職業は、永遠になくならないでしょう。潜在的か顕在的かはともかく「女が女を売春婦にしたがっている」のですから(女はなんでも都合の悪いことを“男のせい”にしてはいけません)。
女流作家の皆さんは、このような女性独特の醜い嫉妬心をこそ、文学作品のテーマとすべきでしょう。そうした本質的な問題に目をそむけて“見かけ上の女の友情”などを描いても、いずれメッキがはげます。視聴者や読者が永遠にだまされ続けることはありません。
#嫉妬 #売春
_
【ツイッターなう】
上記の2つのコラムは、2013年7月22、30日に筆者がツイッター( < http://twitter.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆したものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方は、ぜひツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【ベントレーから投票】
福井医大、図研11、パナソニック3、構造計画研究所(開発・設計ソリューション)、ベントレー日本法人(建築ソリューション)…………小誌Web版にご投票下さった方のドメインは(一般の個人サイトと違って)職場(大学)が多く、海外にまでおよんでいます。皆様、有り難うございました。
とくに図研、パナソニックからは複数のご投票、有り難うございました。
「ホームページランキング」はこのページ < http://www.akashic-record.com/ > のいちばん上の行をクリックしてご参照下さい。
m(_ _)m
_
■逆“背水の陣”~シリーズ『米中朝のX DAY』(7)■
2013年3~7月、北朝鮮は朝鮮戦争休戦協定の白紙化など好戦的な姿勢をとる一方で、石油備蓄の積み増しをほとんどしなかったし、仮にしようとしたとしても、外貨不足などのために十分にはできなかったと推測される(から、北朝鮮が日米韓を攻撃する可能性は一切なく、「北の脅威」や「北との宥和」で騒ぎ立てる韓国は一種の“ピエロ”である)。他方、この間、中国は石油備蓄の積み増しが可能だったはずだ。
北朝鮮がこの“ハンデ”を覆して中朝戦争に勝てる時期は、毎年6月下旬から9月上旬までの雨季だけだ。したがって、今年2013年9月上旬までに中朝戦争の開戦がない場合、開戦は2014年の雨季まで延期されると考えられる(2013年8月12日頃配信予定)。
_

_
【前々回、小誌2013年6月21日「6.25サイバー攻撃?~6月25日~シリーズ『米中朝のX DAY』(5)」は → < http://p.tl/UGEu > 】
【前回、小誌2013年7月17日「スノーデンの妨害~開戦延期?~シリーズ『米中朝のX DAY』(6)」は → < http://p.tl/ZI41 > 】
_
_
なぜ北朝鮮は雨季に戦うと有利なのか。
考えてみて下さい。
_

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+

         ダルビッシュ、青木、北京五輪
               ↓
    http://www.akashic-record.com/runaway/cntnt.html

+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
【桶狭間】 → < http://www.akashic-record.com/runaway/okehaz.html#mail >
_
この先、記事本文は、日本時間2013年8月12日頃配信予定の『週刊アカシックレコード(有料版)』「雨季の北朝鮮軍 ~逆“背水の陣”~シリーズ『米中朝のX DAY』(7)」( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )でお読み下さい。
_
いま読者登録をなされば、無料です。
月間購読料(登録料)は100円(消費税込みで105円)ですが、登録した最初の月は0円で、料金が課金されるのはその翌月からです。最初の月の末日までに登録解除すれば、一切課金されません。
_
【つまり、当該記事が配信されたあとでも、配信当月末日までにこちら( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )で登録しさえすれば、配信済みの記事は無料バックナンバーとしてお読み頂けるのです。
この「当月無料」システムについては、こちら( < http://www.mag2.com/read/charge.html > )でもご確認頂けます。
記事が配信された翌月以降は、こちら( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )で有料バックナンバーとしてご購入頂けます。
尚、登録申し込みには「まぐまぐ!」の利用者登録(無料)も必要です。
メールマガジン(有料版)が正しく送られて来ない場合は(メールソフトのアンチスパム/迷惑メールフォルダをチェックなさったうえで)こちら( < http://help.mag2.com/000066.html > )にお問い合わせ下さい。
バックナンバー(有料版)が正しく送られて来ない場合は、( < http://help.mag2.com/000233.html > )にお問い合わせ下さい。
「まぐまぐ!」についてのお問い合わせは、こちら( < http://help.mag2.com/read/ > )にお願い致します。
上記の月間購読料(登録料)はこの記事が配信された日の金額です。最新の金額については、こちら( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )でご確認下さい。
小誌(有料版)の筆者と編集部は、購読(課金)手続きや配信業務には一切関与せず、それらすべてを「まぐまぐ」( < http://www.mag2.com/ > )に代行して頂いております。したがって、クレジットカード等の手続きの問題や、メールマガジンの遅配、不達などに関してはすべて「まぐまぐ」にお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。小誌編集部は有料版の課金・配信のシステムに一切触れることができないので、何卒宜しくご理解下さいませ。】
_
_
(敬称略)
_
【一度投票したらもうできないと勘違いしている方がおられるようですが、「score!」は前回投票された方でも何度でも、記事ごとに投票できます(最新のscore!は投票後にWebでご覧頂くことができ、最新順位は翌月下旬に発表されます)。この記事がよい(悪い)と思ったら(ホームページランキングとは別に)「追伸」「Copyright」「メルマ!PR」の下、メルマガのいちばん下をクリックして「score!」ページの3段階評価もお願い致します。】
_
追伸:
本メールにご意見等を投書されたい方は本メールに返信する形で投書を下されば、スタッフ(編集部)によるセキュリティ等のチェックを経て、数日後に筆者に転送されます。
但し、melma.comのシステム上、誠に申し訳ございませんが、本メールに返信されても「退会」手続きは成立しません。
_
Copyright (C) 2001-2013 by Satoshi Sasaki
All rights reserved. 不許複製、禁無断転載
_
_
【この記事へのご意見等は、ブログの「コメント」としてではなく、なるべくメールマガジン( < http://www.akashic-record.com/admin/regist.html > )への返信としてお寄せ下さいませ。スタッフ(『週刊アカシックレコード』編集部)はメールマガジンを最優先に対応しておりますので、返信メールのほうが、佐々木敏本人の目に触れる確率が高くなり、目に触れる時機も早くなります。ただ、なにぶん頂くファンメールの数が非常に多いので、すべてにお返事を差し上げることはできません。あしからず御了承下さいませ。】