医療用のES細胞研究が、国でも認められたようです
再生医療に使う胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を作る京都大の研究チームの計画について、厚生労働省の審査委員会は7日、国の指針に適合しているとして作製を了承した。
文部科学省の委員会も同日までに大筋了承しており、国内で初めて、病気の治療法の研究などに向けた医療用のES細胞が作られることになる。
京都大は不妊治療で余った受精卵を京都市内の医療機関から提供を受け、今後10年間に約20種類のES細胞株を作る計画。
研究チームは早ければ今年中にもES細胞を作製し、研究機関や企業への提供を開始する。
この日の審査では、受精卵の提供者への同意文書などが確認され、承認された。
<2017.6.7 朝日新聞DIGITAL>