旦那がワタクシめのコンクール参加について感想を書いてくれました。
が、若干誤りがあるので訂正しときます。
だって「やたらチャレンジ」はしてないもん。


去年出たのはバッハコンクールだけ。
一昨年もだよ!
何でかって言うと、バッハちゃんと練習しようって思ったから!
偉くない?褒められてもいいとこじゃない?←バカ
教える仕事してるなら、得意なものだけ弾いてても仕方ないかなって、苦手な器楽曲勉強してんだからさ~。
(まぁ得意なモノも特にないんだけどさw)

で、そのバッハコンクール、元々は「生徒さんで出る人はいないかしら?」って言われたのが参加のきっかけでした。
その年は急なのもあって誰もいなくて…断りました。
次の年も同じことを聞かれて、私が出ました(例によって誰もいなかった)。
バッハと言うか、バロックって基本アドリブ音楽なので、歌モノばかりやってた私には超絶キツかった…。
アドリブ主体の音楽って、ある軸で合わせるんですよ。
細かく合わせたりはしない。
装飾音とか、バスの動きも(ウォーキングベースに似てる)基本の音と音を埋めるものなんです。
だから、モダンの音楽(つってもクラシックだと既にモダンじゃねぇ)やってる人には意味不明の刻みに聞こえます。
同じクラシックでも、多分ジャズに近い。
なので、揺らしててもテンポキープ!
これが出来ないとマズいのです。
旦那は誰かが刻んでなくてもテンポキープ出来ますが、私は無理なんです。
多分、ジャズの人にはバロック出来るでしょうね。
実際チェンバロ奏者で掛け持ちしてる人とかいるみたいですから。

と言うわけで、異世界のアドリブ音楽に足を突っ込んだ訳ですわ(とは言えバッハは書き音楽として楽譜残してくれてるので、言わばジャズだと有名プレーヤーのアドリブを完コピってる分楽なハズなんだけど)。
で、まだ彷徨ってるとw
ただ、カプースチンをどうにかちゃんと弾きたい!と願っていた私には、ちょうどいいのかも知れない。
ジャズも揺れない訳ではない(と、旦那に言われて衝撃を受けた)ので。
グルーブ感とやらは、そのジャンルのリズム、サイクル、フレーズがわからないと難しい。
バロックとジャズ、似てるよ…。
死ぬまでには何か掴めるといいな~と思っとります。



で、ハナシは戻るけど、私は何かないと練習出来ないタイプの人間なんで、その「何か」を作らないと練習出来ないんですよ。
で、月1でレッスンに通うようになったんですが、これもですね、子供が熱出した、自分が熱出した、イベントあって忙しくて、とか何だかんだ練習出来なくなってきて。
「すみません先生、今日全然練習出来てなくて…」ってオハナシだけして帰る回が続いたり。
そんな時にちょうどバッハコンクール誰かいない?って言われて、私が出ました。
だって師匠がやってるんだよ、茨城地区…。
毎年断るなんて気にしぃの私には無理!

バッハって言うと、入試で平均律必須だからやらないと!のイメージ。
平均律まで行けば解放されるぜヒャッハー\(^o^)/だった私は、平均律とちょろっとフランス組曲、イタリア協奏曲くらいしかさらったことがない。
生徒さんには「お野菜とかと同じだよ!苦手なもの
もちゃんと食べるんだよ!」と押し付けてるんだから、自分にも押し付けようと。
で、初回はバロックの拍について混乱したまま終わり、今回はリベンジでした。
まぁダメだったんだけどw

でも今回の全国はね、本当にヤバかったw
自分のダメさが際立ってたwww
自分がギリギリ穴に火が付かないと動けないのはわかってたんだけど、時間ねー!!やべぇ!!!ってなったら凄い勢いで練習するだろう、と安穏と過ごしてたら、
原因不明の手の痺れ発生。
感覚がないし、モノが掴めないし、指腫れてくるし。
私の予定だと、2週間前に決死の練習が始まる筈だったのよ。
…そしたらその時期に腕と指が死んだw
痛いのは平気だけど、練習するとどんどん悪化する。
東京行きたくない、乗り換えしたくない、気分重い、病院嫌い、整体もお金ないし、と思ってたら練習出来なかった…。
ですからね、練習はコンスタントに、余裕を持ってやらないといけないと(これも生徒さんに言ってる)。
そもそも上手くないんだから、人より練習しなきゃいけないのにこれです。
もうね、師匠に申し訳なくて次のレッスン気が重いよ!

ちなみに講評読んでこの人は人間レベル高ぇ!!と恐れ入ったのは、辻井伸行君の元師匠の川上氏でした。
まず、余計なマウント一切なし。
何がしたかったのかを汲んで、それに感想。
その時に「バロックは~ねばならないので○○です」じゃなくて、自分はこういう感想を持ちました、と。
人のせい、他の何かのせいにしない。
すげぇ。カプースチンの解説読んだだけではわからなかったっす…。

旦那も書いてたけど、メカニカルなこと、メンタルのコントロールなんかは本人も周りもわかってる筈なのよ。特に大人はね。
どう聞こえたか、その感想が多分みんな本当に欲しいものじゃないのかな?
結局突き詰めたら好き嫌いでしかないから。
自らの責任において(私は○○にこだわりがあるので)好きです嫌いです、でいいじゃない。
これ、そのまま人間としての器とか度量でもあるんじゃないかなとも思いました。
奏者としてのレベルが、教える人のレベルじゃないな~と、実感させられました。

特に何かに特化して打ち込んで勉強した人ほどこだわりが強く、狭くなるのかなって。
耳も自分の世界と合致しないものはノイズにしか聞こえないし、自分の呼吸と合わないものはぶれてるようにしか聞こえない。みたいな。
そういうものだからやる、んじゃなくて、装飾音は自分が格好いい!!と思って入れないと格好良くならないと思うんだけどな~。
こういうアドリブ音楽は人の真似してパターンも枠も出来て行くから、格好いい!と思って真似しないと格好悪くなると思うんだよね。
それがクラシックの人の「ん?音は合ってるけど何か違う…?」バッハに繋がるのかも?←私含めてね
なんて偉そうに言ってみちゃったりw

…いやでも、私も絶対糞味噌に貶されるような講評を過去書いたと思う。
人間レベルが低いから!!
こんなのに講評書かれた方には全力で土下座したいと思います。
ごめんなさい!!

だからこうやって外に出て行くことで、色んなことを勉強してるんだよ、旦那。
普段プロニートだから、年に1回くらいは外に出ないとヤバいんだってw
生徒さんのコンクールも見に行くけど、自分がステージで晒しモノにならないとわからないこともあるんだ!なんつってw

あと、東京住んでた時(多摩地区)は新宿より向こうは行かなかったんだよ!!
方向音痴でも車なら何故かわかったんだよ!!
新宿から立川に行こうとして渋谷方面に走って行ったのも数えられるくらいだし、
歩くとわからないだけで、方向音痴って訳ではないと思うんだよ!!!
でももう一人で上京はしない!!!w
筋肉痛で死にそう!!
長文過ぎてアタマおかしくなってきたよ!!!


と言うわけでコンクールの壮大な言い訳でしたとさ♪