愛知県半田市と常滑市でドッグトレーナーをしている朱かねです。
突然ですが、
あなたは愛する人へどんな風に触れますか?
今日のわんちゃんは、
飼い主さまが首輪のあたりを触ろうとすると噛むので何とか改善できないか?
という相談でトレーニングの面接に来たMくんです。
散歩ひもを持つ飼い主様の手にいっぱい噛まれてしまった跡がありました。
お申込みのお電話をもらった時に、
「私が多少噛まれるぐらいは良いんですけど・・・」と話してくださっていた声を思い出し、
愛するって自分の体を犠牲にすることも当てはまるんだろうか?と考えさせられました。
「噛み癖に悩んでいます」
この相談を受ける時、
愛し合うはずの関係を望んだはずなのに、傷つけ合っている。
その事実をまっすぐ見ることから始めたいと思いました。
今日はドッグボディラブで触れ合うことから、
Mくんと「はじめまして」のやり取りをすることに。
Mくんの体は、
理解できないままに体を拘束される、
そのショックでぎゅっ!!!と体は閉じる。
そんな体験から、
自分がわからないこと=体は閉じていたい
閉じた体を緩めることができないから緊張がっず奥の方で自分を縛り付けている。
『僕はなにもわからない、わかりようがない』って言葉が最後に出てくるのを聴きました。
ビフォアー
アフター
ドッグボディラブでコミュニケーションを取った後です。
表情筋も、体も、緊張が抜けて緩みました。
そして写真には写っていませんが、一部始終を見守っていた飼い主さまの呼吸がゆったりとほぐれたのも印象的でした。
どんなふうに触れるか?
どんな風に触れてもらいたいか?
それが犬であろうが、人であろうが、
こんな風に触れてもらいたいってカタチがある。
それは自分が思う正解とは違ったりするもので。
Mくんがどんな風に触れてもらいたかったか?を知ることをきっかけに、
飼い主さまがMくんの観ている世界を見ようと思える足掛かりとなったら嬉しいです。