イベントの見抜き方#2
茜 「先生…今日はバーゲンですか?」
先生「俗称”ハの字”ってやつ?」
茜 「それはボーゲン!」
先生「このブサイク!」
茜 「それは暴言!てか、ブサイクってなんですかーーーーーーーーーー!!!!!(# ゚Д゚)つ」
先生「いや、この寒い中1時間も立ってたら冷え切ってるだろうと思って、細胞を活性化させる手助けを…。」
茜 「そんな気遣いいりません!それより肉まんと暖かいコーヒーでも買ってきてくださいよ!」
先生「だって、もうすぐ開店だよ。」
茜 「ううう…。何で真冬に並ばなきゃならないの(/□≦、)」
先生「イベントだからね。もうちょっと我慢しなさい。」
茜 「スロッターって高設定台打つためなら何でもするのね…。」
先生「先頭の人たちは徹夜組だしね。」
茜 「そのうち新聞に載りそうですね。『パチンコ店前で凍死者続出!』とか。」
先生「『今日未明、某パチンコ店前で凍死した茜さんが発見されました。茜さんは高設定台を打ちたいとの理由から、極寒の中パチンコ店入り口前で並んでいましたが、そのまま睡眠してしまい、凍死した模様です。』とか。」
茜 「そんなのいやぁぁぁ(。´Д⊂) ウワァァァン!!」
先生「不屈のスロッター魂をもった茜の名は後世に語り継がれる、と。」
茜 「語り継がれなくていいです!」
先生「ま、冷静に考えると、ここに並んでる人たちって、パチンコ打たない人にとっては異常な集団だろうね。」
茜 「わたしもその仲間入りか…。てか、なんでこんなに並んでるの?」
先生「だから、イベントなの。」
茜 「イベントってこんなに並ぶもの?200人以上いますよ。」
先生「それだけ信頼度があるってことだよ。嘘くさいイベントとか曖昧なイベントだったらこんなに人は集まらないよ。」
茜 「イベントは客付でも判断できる、ってことですか。」
先生「そういうこと。」
茜 「これだけ並んでるのにガセイベントだったら…」
先生「もうこの店には誰も近寄らなくなって、倒産だね。」
茜 「店としてもお客さんの期待を裏切るわけにはいかないわけだ。」
先生「仮にガセイベントのつもりだったとしても、これだけ集まってるんだから、今頃慌てて設定打ち変えてるかもよ。」
茜 「そんなことあるんですか?」
先生「うん。慌てて設定打ち変えたもんだから、その痕跡が残ってたりね。」
茜 「痕跡?んじゃ、高設定台分かっちゃうじゃないですか。どうやって見つけるの?」
先生「それはまた後で…。あ、開店だよ。」
茜 「やっと暖まれる~(っ´∀`)っ」
先生「ま、これからが本番だけどね。」
茜 「…頑張りますぅ」