パチスロの遠隔操作
茜 「先生!」
先生「はい」
茜 「大変です!」
先生「どうしたの?そんな怖い顔して。」
茜 「怖いですか?わたし。可愛いのは分かりますけど…( ´∀`)つ」
先生「可愛いかわいい。」
茜 「感情がこもっとらん!( ゚Д゚)」
先生「ポーカーフェイスだからね。で、何かあったの?」
茜 「実は、某店で遠隔操作してるって話を聞きました(`Д´)ゞ」
先生「そうなんだ。大半はガセ情報だけど…」
茜 「で、遠隔操作って何ですか?」
先生「Σ(゚д゚lll)」
茜 「巨大なロボットが店内を荒らしまわってて、それを誰かがコントロールしてるとか。」
先生「それ、本気で言ってる?」
茜 「まさか( ´∀`)つ でも、遠隔操作ってホントに何なんですか?」
先生「遠隔操作っていうのはね、出玉を不正に操ってしまう、いわば裏技です。」
茜 「出玉を操る?」
先生「そ。パチンコは釘で、パチスロは設定で出玉を調整するんだけど、それだとどうしても”暴れ”が起きてしまって、思い通りの利益が出なかったりする。それを遠隔操作でコントロールしちゃうんだよ。」
茜 「暴れ…。やっぱりロボットなんですね!」
先生「違うってヽ(;´Д`)ノ」
茜 「分かってますよ。確率の暴れでしょ?」
先生「分かってるならいいけど…。要するに、出たり出なかったりが店側の思いのまま、ってこと。」
茜 「そんなのずるい!!」
先生「まぁ、違法行為だしね。」
茜 「即刻警察に逮捕させましょう(`Д´)ゞ」
先生「なかなか難しいと思うよ。遠隔操作してるっていう裏づけがとれないとダメだから。」
茜 「裏づけ、とれないんですか?」
先生「そもそも、どれくらいの店が遠隔操作を実際に行ってるか分かってないからね。分かりづらい場合もあるし、憶測も飛び交ってる。」
茜 「憶測ですか。」
先生「遠隔操作の種類として、台の一つひとつを操作できるもの、シマ単位で調整するもの、時間帯別に調整できるものなどがあるって言われてるけど、実際には作ってる人や使ってる人にしか分からない。」
茜 「もしかして、『あの台はそろそろ当ててやろうか…ポチっとな♪』なんてのもできるんですか?」
先生「そういう噂もあるし、そんなことできないっていう人もいる。」
茜 「先生は何か聞いたことないの?」
先生「僕が聞いたのは、店の改装をする時に、業者さんが見たこともない線を見つけたとか、シマを解体する時に謎の黒い箱が出てきたとかだよ。遠隔の配線と装置だったのかもね。」
茜 「むむむ…。恐るべきパチンコ店の裏側 …。」
先生「あとは、最近の遠隔は電波でできるとか。」
茜 「へぇ。でも遠隔って、店にしかメリットないですよね?」
先生「客にメリットはないね。でも、遠隔のシステムを導入するだけでかなりの金額がかかるみたいだし、警察に知られたら営業停止か取り消しになっちゃうリスクもあるから、実際に遠隔してる店は少ないって話だよ。」
茜 「わたしが最近負けてるのは遠隔のせいかしら…・゚・(つД`)・゚・」
先生「裏モノの話 をしたときも言ったけど、何でもかんでも裏モノや遠隔を疑うのは良くないよ。」
茜 「なんで?だって、ちゃんと高設定台見つけて頑張ってるのに。。。」
先生「高設定台を打てば必ず勝てるわけじゃないし、そもそも高設定台を打ってるかどうか、自分の立ち回り方を見直すべきです。裏モノや遠隔を疑う気持ちも分かるけどね。」
茜 「でも、そういう可能性もあるわけでしょ?」
先生「もし、どうやっても勝てないなら、店を変えればいいだけの話。何か疑わしい点があるなら、その店で打つのはやめましょう。それも立ち回りのうちです。」
茜 「人のせいにするな、ってことですか。 じゃあ、先生…」
先生「ん?」
茜 「わたしを遠隔操作して勝てるようにしてください( ・∀・)」
先生「…おことわりします」
茜 「ケチヽ(#`Д´)ノ」