田山花袋「蒲団」を無料で読む
なぜ無料なのかと言うと、著作権切れだからです。
むろん、リンクしないで、作品をそのまま、この記事内に貼りつけてもかまわないのですが、
そんな事をしても別に私にも、このブログの閲覧者の方々にも何のメリットもないので、
UPして下さっている方のサイトへリンクを張りました。
ところで、この作品は自然主義文学と言われるものですが、
「自然主義文学とは何か?」と言うと、「真実」を描くために、あらゆる美化を否定して作られた作品という事で、平たく言えば、醜悪であろうが赤裸々であろうが有りのままという事ではないでしょうか?
当時、島崎藤村の『破戒』なども、自然主義文学の支柱を成したそうです。
尚、wikipediaによると、
自然主義文学の発祥は、19世紀末のフランスで、田山花袋は、この「蒲団」という作品で、
ただ現実を赤裸々に描き、
発祥当時のゾラの小説に見られた客観性や構成力は失われ、変質してしまった。…とあったので、
それが現在の価値観から考えて、いいんだか?否かは、
余程の読書通でないとわかるまい。
変態っぽいオタク役=佐野史郎という古い発想でドラマ化もされていた。
でも、これ時代設定も現代に置き換わっているし、
主人公の年代も違うし、
芳子の役がハーフの黒木メイサだし、
大筋では原作通りだけど、どれくらい原作の雰囲気を伝えられているのかは、はなはだ疑問。
たぶん、原作のイメージを見事に破壊したドラマになっているのでは?
ドラマ「蒲団」前編 動画
ドラマ「蒲団」後編 動画
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田山花袋の「蒲団」(ふとん)は、オタク臭のあるかっこ悪い小説家が主人公
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