明日、ママがいない ネタバレあらすじ 第1話 動画の情報と併せてどうぞ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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ドラマ ネタバレ あらすじ>明日ママがいない あらすじネタバレ 他まとめ明日ママがいない あらすじネタバレ 第1話です。
芦田愛菜主演の「明日ママがいない」をさまざまな角度からお伝えしています。
明日、ママがいない あらすじネタバレ第2話
※2014年01月23日の記事を修正して再UPしました。


明日ママがいない あらすじネタバレ 第1話

 
母親の涼香(酒井美紀)が傷害事件を起こして警察に逮捕されてしまったため、
 とある児童養護施設に預けられることになった少女・真希(鈴木梨央)
 
 真希の母は同棲していた男を鈍器で殴り捕まったため、
 その混乱の中、真希は、引き取りに来た児童相談所職員の叶(木村文乃)に連れられて、
杖をつく不気味な風貌の男・佐々木(三上博史)に引き渡されると、
男の運転する車に同乗し何処かへ向かった。
 
母と離れ離れになっただけでも心細いのに、こんな雨が降りしきる暗く冷たい夜に、
一体自分はこの怖い男に何処へ連れてゆかれるのだろう?
真希の心は不安で一杯だった。
 
 
到着した先は“コガモの家”という名の養護施設。
佐々木はコガモの家の施設長だ。
児童相談所職員の叶もそうであったが、必要な事以外は何も言わず無表情、
だが佐々木の雰囲気が叶よりも更に馴染めないのは、
時々、真希には意味不明な事で、独り言のように毒づいていたからだ。
 
 
初めて訪れた真希にとって、コガモの家は、
そんな佐々木が支配する不穏な雰囲気を漂わせる異様な場所のように思えた。
子供達をペット呼ばわりする佐々木。
ここにいる大人も子供も、みんなそれぞれに訳ありな連中のようだ。
 
 
その夜、そこで真希は、3人の少女と出会う。
 
みんな、それぞれの事情で実の親と暮らせなくなった子供達。
 
子供たちは本当の名前を名乗らず、あだ名で呼び合っていた。
 
ピアノが上手なピア美(桜田ひより)
家が貧しいボンビ(渡邉このみ)
そして、ポストと呼ばれる少女(芦田愛菜)
 
 
 大人びて、ふてぶてしく振る舞うポストは、子供たちのリーダー的存在でもあった。
 
ポストは、真希がコガモの家に来た事情を知っていながら、
真希の気持ちを逆撫でするような尖った言葉を投げかける。
今でも、ママが恋しい真希なのに
「あんたはママに捨てられたんだ」と言うポスト。
 
そんなポストに、真希は反発するのだった。
 
 
そんな中、ポストを引き取りたいと希望する夫婦が現れる。
その里親候補は、細貝(西村和彦)とその妻・晴美(櫻井淳子)
彼らは誰の目にも、 いかにも優しく上流階級で、理想的な里親に見えた。
 
 
子供と里親の縁組みが決まるまでには、何度かその家庭で過ごしたりしながら
本当に家族になれるかどうか見極める“お試し”というシステムを採用しており、
子供達は日帰りやお泊りも含め、何度か同じ家庭に預けられ、
その経過を見て慎重に縁組が決定されるようになっていた。
 
 
ポストは、その夫婦の家で“お試し”として過ごす。
 
一方、大福と呼ばれる男の子は、
ラーメン屋さんの家に預けられ、お試し期間を過ごしていたが、
「子供が欲しい」と言うのは表向きで、その夫婦は、里親制度を利用して
従業員替わりに大福をこきつかっていたのである。
 
小学生を仕事でこきつかうなどとは児童福祉の側面から考えて、
あってはならない事のように思われるが、
その実体を知ってか知らずか?
大福はこの家に養子として正式に縁組が決まってしまう。
 
ラーメン屋の夫婦は、
「里親は一度でもでも虐待行為があれば、2度と里親になる事はできない」
という注意は、予め受けていたのだが…果たして内情はどうだったのか?
 
大福は、ある日、ラーメン屋から逃げ出してコガモの家に戻ってきてしまう。
子供を店で働かせるだけで十分虐待だと思うが、
ラーメン屋の夫婦が大福を迎えに来て、
家出の原因が虐待ではなく大福がどうしても「お父さん、お母さん」と呼べなかったからという事もわかり、
「時間をかけて本物の親子になってゆこうね」という事で、その場は一件落着する。
 
 
良い里親に引き取ってもらって新しい家族と幸せになりたいというのが、
コガモの家の子供達の共通の夢だった。
 
「本当のママやパパじゃないのに?!」
その夢に、違和感を覚える真希。それが本当に求める幸せなのか、と。
 
真希は、ただ一人、母親の涼香が自分を迎えに来てくれると信じていたのだが、
その夢は間もなくあっけなく壊れてしまう事となる。
 
 
暫くして、
コガモの家に真希の母、涼香が会いに来て、喜ぶ真希だったが、
母の口から出た言葉は耳を疑うものだった。
「真希、あんた、ここにいた方が幸せだよ」
 
母は真希よりも男と生活する事を選び、
真希を施設に預けたままにする事を決め、別れを告げに来ただけだったのだ。
絶望する真希。
 
 
一方、里親候補の家で、大量に置かれた人形の部屋を見つけたポストは、
里親の母が夫の浮気に悩み、それを食い止めるための道具のように、
自分の事を見ていた事を知る。
「生きている可愛いお人形のようなあなたが家へ来てくれれば、あの人は浮気相手の所ではなく真っ直ぐ家に帰ってくれる筈」と。
 
ポストは里親、母の行動に恐怖を感じて、洗面所へ鍵を掛けて閉じこもる。
やがて夫が帰宅するが、
もうポストは以前のように、この夫婦に気に入られるために可愛らしくお行儀良く振る舞う事をやめてしまい
素の自分に戻る。
 
 
結局、ポストの養子縁組の話は流れたが、ポストはそれで良かったと思っている。
 
 
 
その後、
「いつまでママに片思いしてんの?ママに捨てらたんじゃなくて、今日、あんたが親を捨てた日にするんだ!」
というポストの言い分に耳を傾ける気になった真希は、
母親と決別するために、ポストと共に母親が男と暮らす家(アパート)へ向かう。
真希もこの間まで暮らしていたその2階のアパートの窓からは母が男と楽しそうに談笑する声が洩れていた。
 
 
 
先日、一人でアパートへ行った時に持ち出した母の愛用の香水を
「さよなら」という言葉の後に、その部屋の窓を目がけ思いっきり投げつける。
香水が、窓ガラスを砕き、部屋の中に落ちたのを見定めると、
真希とポストは走って逃げる。
 
走りながら「やったー!やったー!」と笑顔で声を上げる真希。
だがやがて込み上げてくる大きな喪失感と共に真希の顔からは笑顔が消え、
大声を上げて泣いてしまう。
 
ポストは、その姿に「ざまあ見ろ」と辛辣な言葉を浴びせながらも、
昨日までいたママが明日にはいない少女達の行き場のない怒りと悲しみを口にする。
 
最初から思い出すべき母の顔を知らないポストも、本心では、真希の傷付いた心の痛みを自分の事のように十分にわかっていたのだ。


明日、ママがいない ネタバレ・あらすじ まとめ 
 
“今、君の隣にママはいますか — ?” 
 
物語の舞台は、親の愛から見離された少女たちが集まる児童養護施設。 
児童養護施設は全国に約600件、生活する児童の数は3万人を超えている。 
子どもたちがやってくる理由のほとんどは虐待だ。 
 
子どもを愛せていますか?
子どもの声を聞いていますか?
 
 このドラマは「愛すること」「愛されること」は何かを、子どもたちの目線で問いかける。 
「私たち、誰も知らなかった。昨日も今日もいたママが、明日にはいなくなるなんて…」 
 
すべての母親に、これから母親になる全ての女性に届ける— 21世紀で一番泣けるドラマ