- 映画の中のオペラ/中野 京子
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ブログのデザインを変えました
またまた、ちょっと男性は見るのが億劫になりそうな感じになってしまいましたが、
今後とも宜しくお願いします
最近、本や映画のレビューを全然書けていなかったので、
今後はもうちょっと増やしていこうかと
この本の存在をこれまで知らず・・・・。なーーーんで今まで読まなかったんだろう!!
とてもファンの多い中野京子さん。
新刊が出るたびに図書館は予約が殺到します(笑)
いつも思うことなんですが、私は中野さんととても好みが似ているみたい。
絵画にしても、文学にしても、オペラにしても、西洋史にしても、映画にしても。
このあたりの知識って、文学にしろ、映画にしろ、知識があるかないかでは大きな違いが出てきます。
奥深さがより増してくる。
というか、もう、知らないと映画を観ても「分からない」という映画、結構ありますよね・・・・。
じゃあ私はどれくらい理解できているのか・・・・・・・・と聞かれると困ってしまいますが、
専門が専門、というか、かなり↑のあたりは好きですし、
一般的な人よりはまだ詳しいほうじゃないかなぁと。
本書は、有名どころのオペラを挙げ、そのオペラが登場する映画を1作ずつ挙げていくスタイル。
オペラと映画、それぞれ20作品挙がっています。(椿姫など、2つ以上の映画に使われているものもあるけれど)
これまで知らず、観てみたくなった映画たち。
① かくも長き不在 1960年、フランスの映画で、記憶喪失を描いたものらしい。
その記憶喪失の男性が口ずさんでいたのが、ゼヴィリアの理髪師。(の何なのかは不明)
彼を夫なのではないか、と思っている女性が、
思い出して、とかけるのがゼヴィリアの理髪師のアリア。
↑
こういうのに弱い。
しかもオペラ。
・・・・・なのに、どうもDVD化していないようで、観るのは非常に難しそうです。
海外版DVDを買えばいいかなーー。英語字幕ついてるかなーー。
② ミーティング・ヴィーナス。1991年のアメリカ映画です。
これには、ワーグナーのタンホイザーが使われています。使われている、というか、オペラの舞台裏を覗く様な映画であって、それで上演するのがタンホイザー。
これもかなり好きそうなんだけど、
DVD化しておりません・・・・・!
③ ロレンツォのオイル。 1992年 アメリカ映画。
- ロレンツォのオイル/命の詩
[DVD]/ニック・ノルティ,スーザン・サランドン
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登場するのはベッリーニのノルマです。
確実に死に至るとされる難病にかかってしまった息子を救おうと、両親が猛烈な勢いで病を学ぼうとする物語・・・・らしいです。
そして行きつくのがタイトルなんだと。
これはDVDがありました
④ 月の輝く空に。 1987年 アメリカ映画。
- 月の輝く夜に
[DVD]/シェール,ニコラス・ケイジ
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シェールとニコラス・ケイジってすごいなぁ。
出てくるオペラは、プッチーニのラ・ボエーム。 (私はこれが一番好き!)
しかもメトが出てくるとか!!!
婚約者の弟と恋に落ちてしまったヒロイン。
二人でラ・ボエームを観に行くシーンの大分前から、ラ・ボエームのアリアが流れているそうで。
もう、それだけで満足出来ちゃいそう。
以上、観てみたくなった映画でした。
今度は、観たことがある映画です。
- ショーシャンクの空に
[DVD]/ティム・ロビンス,モーガン・フリーマン,ウィリアム・サドラー
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大好きな人が多い映画ですね。特に男性ファンが多いような。
見たのは大分前なので正直あーーんまり覚えていないのですが、
評判がいい割に、全然いいと思えなかった映画の一つ。
駄作、とまでは言わないけど、 これならもっといい映画はいくらでもあるよなぁと感じました。
ただ、そういう人、見たことなくて。
だいたい皆さん、絶賛されています。
が!!!中野氏は違ったのです。
これに登場するオペラはモーツァルトのフィガロの結婚。
言うまでもなく、モーツァルトの傑作です。
中野氏いわく、「この映画の監督本人が、少しもモーツァルトの力を、音楽の力を信じていないということが、このあと明らかになってしまう。」と。
「歌声が終わり、男たちの表情にまだメロディの余韻が残っているその時、一人称の台詞が画面へ延々とかぶさってくるのだ、いかに美しい音楽だったか、いかに皆が感動したか、いかに素晴らしい体験であったか、と―――そんなことは、すでに映像が語っていたではないか。何より音楽それ自体が、雄弁すぎるほど雄弁に語っていたことではないか。」
私がこれを観たときはオペラにちっとも関心がなかったので覚えていないのですが、
「いずれにしても、モーツァルトの音楽を実際に流しておいて、これは美しい曲です、というような間の抜けた説明だけは聞かされたくないものである。」
にはいたく同感。
ちょっとこれは、ひどいね・・・・・・・・・・・。そりゃ、オペラ好きは怒るよ。
- プリティ・ウーマン 特別版
[DVD]/リチャード・ギア,ジュリア・ロバーツ,ローラ・サン・ジャコモ
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もう1点がこれ。私はこれは大好きですが、中野氏はとても恐ろしい映画だと言います。
ヴィヴィアンにも、エドワードにも「恥」がないと。
そして、人生はいくらでもやり直しがきくのだと。
1800年代半ばのパリに暮らす無残の女性と、現代アメリカ女性とでは、生きる厳しさが比較にもならないということを無視している、と。
言われてみれば、その通り。
こういう捉え方もあるのですね・・・・・。
椿姫のヴィオレッタは、自己犠牲の精神が美しいわけですし。
- おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)/中野
京子
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中野氏のオペラ関係書。
このあたりは読んでいます♪
- かくも罪深きオペラ―スキャンダラスな名作たち/中野
京子
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