- 就職力/齋藤 孝
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副題に惹かれて読んでみました。
1日200ページ・・・・。
何を根拠に200ページなのか、ということは書いてありませんでしたが
なんとなく分かる気もします。
100ページじゃ読書力なんて付かない。
でも、300だときつい。
200ページだったら新書1冊、
2日読んだら文庫1冊・・・・・ってとこかな?
私の場合は、もちろん日によりますが
日本語の本と、日本語の論文だったら1日合計400ページってところじゃないかなと思います。
200ページって少ないよね・・・・・(´・ω・`)
院生で1日200ページだとしたら勉強不足だと思いますが、
まぁこれは大学生対象だしね。
タイトルの『就職力』。
本の内容には相応しくないんじゃないかと思います。
これじゃ、大学3年とか
下手したら私みたいに修士1年で手に取る人が多いでしょうし。
むしろこの本は大学入学時に読むもの。
如何に大学生活を学問漬けにして意欲的に過ごすか・・・・(ちがう?)ってことが書かれているので、
やっぱり早い時期に読むべき1冊です。
自他ともに認める 超!本好きの私なので (※ 研究者にしても珍しいくらいの文学好きなんだそう・・)
著者の言っていることには強く共感が出来ます。
とにかく本を読め!!
ということなのです。
読んでいて興奮してしまう1冊(笑)
大学生は、あまりにも本を読んでいない。
それどころか、大学院生だってあまりにも本を読んでいない・・・・・と思います。うちの院だけじゃなくてね。
読めば読むほど人格が優れていくかというと、そうだなんて言えない。
ヒトラーのような最低の例もあります。
でも、大学院生はひとまず置いておいて
大学生だって学問をしに来てるんだから、もっと本を読むべきだよね・・・・。
読まずにどうやって勉強するというんだろう?
と日ごろからどうしても思ってしまうので、著者の
「一冊も本を持たずに出かけるのはありえない」
というのには激しく頷きたい!
時間がもったいないーーーーー(((( ;°Д°))))
「かばんの中に一冊の本も入れておかない学生に、僕たち大学教授が教えられるものは、何もないような気がする」 そうです。
うん、でも、まずはそこから・・・・・なんでしょうね。
「社会人として通用する能力に直結しているのは、実はその論文能力なのだ」
これは院生として物凄く鍛えられていますし、少なくとも自信を持っていいのかな。
「(最近の学生は)真面目だが、あふれかえる情熱や過剰な行動力が感じられない。無難に単位を取ることが中心となっている。やりたい学問を大量に本を読んで追及する学生は少ない。」
・・・・そうですが・・・・
これだけは! 自分はその少ない学生に入ってると思います。確実に。
大学教授と話すべきだ、と著者は言っています。
「古典の名作が永遠不変に放ち続ける、豊饒な人間ドラマと本質的なテーマを、何も理解できないで生きてゆくというのは、とても貧しく、もったいないことなのだ。
教養がないというのは、哀れなのだ。勉強ができて、知識もあって、テストの点もいいのだけれど、教養がひどく浅い人がいる。そういう人は、生涯を豊かにする大いなる快楽を、失っている。
幸いなことに、大学生はその点で恵まれている。
生涯の1冊を持っていないような大学教授はいない。」
著者の同僚で、『源氏物語』の研究にひと筋に打ち込んでいる学者がいるそうです。
「『そんなに面白いの?』と訊くと、『面白くてたまらない。音読しているだけで幸せなんだ』と、少年のように笑って答える。
そこまで好きなものに向き合える大人は、素敵じゃないだろうか。」
この気持ちはものすごく良く分かります。
研究に、研究対象に惚れ込んでますもの。
もっとも、研究している期間自体が違いますけれど・・・・・
この気持ちを持ったまま、一生を終えたい。
- ツァラトゥストラ〈上〉 (光文社古典新訳文庫)/フリードリヒ ニーチェ
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『ツァラトゥストラ』は、大学の卒業証明書なんだそう。
ああ、私まだ読んでない・・・・・・・・のに卒業してしまった。
最近新訳が出たことだし、私もこれを必読書にしようか。
読む本の時期、というのは大切であって
この『ツァラトゥストラ』は、大学生のうちに読むということが大事。
大学生でしか、読めない本なんだそうです。
30歳くらいで読んでも意味がないそう。
・・・・ということで、今大学生の皆さんは読みましょうね~~☆
全体を通して、あ、なんかちょっと就活大丈夫かも! と思えてきました^^
勉強してこなかった学部生に負けるのは絶対嫌なので、頑張っていきたいと思います。
- ただ偉そうに書いておきながら・・・・・経済に弱いんですよね。私。
遅いけどやらないよりましなので、『ダイヤモンド』のような経済誌もちゃんと読んでおこう。
TOEICスコア伸ばすために、フィナンシャル・タイムズやウォールストリート・ジャーナルのような英文記事も読んでいきたいなーーと思っています。