ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)/マリオ プーヅォ
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先生のおすすめで読んでみました。

映画の原作は結構読もうとするタイプ。

特に気に入った映画で原作がある場合、かなりの確率で読んでいるのではないかと思います。


でも・・・・・これはまったく読もうと思えなかったの。

その理由は、あまりにも映画の完成度が高すぎたから。

これは、これは原作を読んでしまったらがっかりするのではないか。

そう思えてしまって。

『サウンド・オブ・ミュージック』のようにね。



でも、その某先生の専門から考えても

ものすごい読書家であることを考えても

この先生がいいと言うならいいんだ!!!と思えて、

読んでみました(´∀`)



はいっ、いいんですよねぇ・・・・・・・・これが。

私みたいに映画は好きだけど原作読んでないって方がいたら、読むべき。さっさと読むべき。

文学好きはかなりの確率で映画好きなのに

映画好きは本を読む、とは限らないですよね。


個人の自由・・・・・ではあるんだけども、

文学が専門の身から言うと、ものすっごく損しているんじゃないかと思えてなりません。

原作読んでこそ分かること、映画がさらに面白くなる、ってこと、

十分にありますもの。

そもそも演劇や映画って文学から来ているんだし。



・・・・・ってまぁ、それはいいか。

実際に読んでみると、映画は原作にかなり忠実であることがわかります。


映画の脚本をしているのが原作を書いたマリオ・プーヅォってことが大きいけども。

映画のどのあたりまでがこの本に書かれているかと言いますと、

ゴッドファーザー PARTⅠ<デジタル・リストア版> [Blu-ray]/マーロン・ブランド,アル・パチーノ,ジェームズ・カーン
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PART1のラストまでです。


正しくは映画のラスト+1章分あるのだけれど、そこまで大事ではないかな。


映画をあそこで終わらせたっていうのは正解だったのではないかと。

原作では「扉」は出てきませんでした。

あのシーン上手いよねぇぇ!



原作を完全映画はやはり無理なので、カットされている場面が結構あります。


歌手のジョニー・フォンティーンに、これだけのページが割かれているとは。

また、コニーの結婚式でソニーと体の関係を持っていた女性ルーシー・マンチニもなかなか重要な人物となっています。

淡々と進んでいくんだけれどこれがもう面白くって、

地下鉄に乗っていて、最寄駅に着いた際 ふっと顔を上げるのだけれど・・・・

一瞬、一体私はどこに今いるのかわからなかった。

それくらいの面白さです。

これを経験したのは人生で2回だけ。

あとの1回はアレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』だけです。


ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)/マリオ プーヅォ
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ザ・ゴッドファーザー/ハーラン リーボ
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映画の撮影秘話・・・・らしいですね?

こういう類の本にしては良書だそうですよ。

ゴッドファーザーリターンズ〈上〉/マーク ワインガードナー
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続編を書いているマーク・ワインガードナー。


これと、上の『ザ・ゴッドファーザー』は読みたい。



あと、かなり腕があるようですのでマリオ・プーヅォの他作品もぜひ読みたいなと思っています。

どれが特にいいのかわからないのだけれど、お勧めありませんか~~??*