- 世界小娘文學全集----文藝ガーリッシュ 舶来篇/千野 帽子
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文学は効き目の遅い薬。そして、だれかに効いた薬が、あなたにも効くとは限らない。
取り上げられているのは外国文学ONLYの文学解説書っていう感じ。
キーワードは、ガーリッシュ。
ガーリッシュというのは読み方ではなく、読みのスタイル。
・・・・・・・で、結局ガーリッシュとは何なのか、というと・・・・・・・・
良く分かっていないので、ご自分で読んでみて下さい。(無責任)
「ガーリッシュ」なので、やっぱり女性、いや女の子向きなのかと思いきや・・・
男性でも全く大丈夫な感じでした。
海外文学・・・・・となると古典中心だろうな、と思っていましたが
けっこう現代多めです。=知らない作品が多い、のではないかと思います。
知っているのは2割くらいじゃないかなぁ。
そして小説ばかり。「ガーリッシュ」となると、やっぱり小説になるのかな?
詩や戯曲はあんまりガーリッシュじゃないもんね。
本の紹介のページの間にコラムがあります。
メインよりもずっとこっちのほうが面白い。
コラムの中であまりにも衝撃的だった事実がこちら。
「いまどきの若いものは文学を読まない。」と、良く言う人がいらっしゃいますが、
じゃあ、若いころは一体どれほど読んでいたんでしょう? という気がしてしまうのですよね。
著者もそれは疑問に感じているようで、「いまどきの大人は文学を読まない。」でこんなエピソードが載っていました。
「いまどきの若いものは文学を読まない。」と嘆いている年長の男性。
しかし、彼自身はというと、仕事関係の資料はいつも熱心に読んでいるけれど、文学作品を自分の娯楽として読むことは絶えて久しくご無沙汰であると悪びれることなく告白したのです。
ああ、いるよね。そういう人。(とまだ働いてもいないから言う資格ないことはわかってるけど)
仕事関係の本のみ、新書のみしか読まないような人。
つまんなくないのかなぁ。そうはなりたくない。
だいたいそれって「読書」と言えるのだろうか?
と思いめぐらしていたら!!
とんでもない。その方というのは、大学の先生。しかも大学の文学の先生Σ(゚д゚;)
なんでそういう人が大学教授(とは書いてないけど、かなりの確率でそうでしょう)になっちゃうかなぁ!?
研究対象を娯楽と思ったらだめなんだろうか。確かに「娯楽」はいけないのかもしれない。
でも自分の専門に対して愛は持っているでしょう?
そもそも、専門外の文学読まない文学教授ってどうなの。だめでしょ。
一体何を学生に教えるつもりなんですかヾ(。`Д´。)ノ
学生って、その先生が専門分野を幸せそうに語っている(授業している)姿を見て興味を持って読んでみるってこと、結構あるもんだよ!
超狭き門の文学の教授がこんな状態って許せない!!
・・・・とまぁ個人的な怒りは置いておいて、本題に。
メインの本の解説は1作品につき、2,3ページ。
どんな文学案内書でもそんなもんだと思うけど、
軽いエッセイみたいな割には(いや、エッセイみたいな感じだからこそ?)分量と内容が物足りないっていうかね。
かなり表面上なものになっています。
ネタバレが少ないせいもあるんでしょうけどねー。
だから、読んでも「あっこれ好きそう、読んでみたい!」というのが思いのほか少なかった(´・ω・`)
うん・・・・・イアン・マキューアンの傑作『贖罪』なんてね、あのレビューは本当に何も書けないから苦戦しましたし気持ちは分かるんだけど。
新しく読みたい、よりは もともと知っていて読んでなくて、やっぱり読もう、となる場合が多かったです。
そういうのも好きですけれど♪
- エンジェル (ランダムハウス講談社文庫)/エリザベス テイラー
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あれ、いつの間にか文庫出たんだ。
この前にいい加減『クレアモントホテル』読まなきゃね。私はやっぱり本を買ったらだめだわー。
- シンデレラの罠 (創元推理文庫 142-1)/セバスチアン・ジャプリゾ
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同名小説でハーレクインもあるので注意。いかにもありそうだ。
パリの病院で意識を取り戻した時、記憶を失ってしまっていた私。
医者たちによるとミシェール・イゾラという名らしいのだけれど、
ホテルの宿帳にうっかりドメニカ・ロイとサインをしてしまう・・・・・・
というところに惹かれて。ミステリー全然読まないから創元推理文庫のアフィリエイト貼るなんて久しぶり。
読書メーターでも読んでいる人多いんですね。
あ、でも、訳はだめみたい。
ちなみに、ジェイン・オースティンは『高慢と偏見』と『ノーサンガー・アベイ』が載っていました。
オースティンこそガーリッシュだよね♪
このふたつの組み合わせって珍しい~~~。
- 天使も踏むを恐れるところ (白水Uブックス―海外小説の誘惑)/E.M. フォースター
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これはフォースターだから気になりました。
フォースターなのに白水Uブックスって、珍しいよね?
いや、ほら、イメージ的に。
私にとって白水Uブック酢はチボー家のようなロシア文学とシェイクスピアなのです。
- 悪魔のような女たち (ちくま文庫)/ジュール・バルベー ドールヴィイ
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この本に入っている短編「ドン・ジュアンの最も美しい恋」が読みたい。
ドン・ファン好きだし。その前にモリエール読めよって話なんだけど、モーツァルトのドン・ジョヴァンニ大好きだから。
本書で気になる点が1点。
↑のような短編で『』を使わないで欲しいな~~~と思います。
一瞬混乱するんだよね、こういうの。
原題もせっかく載っているのに、イタリックだし。
- 文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。/千野 帽子
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↑
こっちは日本文学ONLYのようです。どちらから読んでも構わないって。
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タイトルが気になります。今回読んでみた感じだと、ストライクな感じにはならなそうなんですけどねー。
どのあたりのセレクトかな。