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↑ 私の読んだ本ではないけど、プーさんです。
ちょうど今映画が公開していますねぇ。
それとは全く関係ありません。
むしろ、こっち。
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小田島雄志さんとその奥様が翻訳されているからねぇ、読まなくっちゃ。
ダンテの『神曲』が河出文庫だったのでこれの紹介分が載っていて
改めて「読まねば」となったまでです。
それならミルンの『クマのプーさん』も読んでおかなくっちゃね!と。
意外と読んだことある方って少ないんじゃないですか~~?
ミルンはスコットランド人なんだそう。
スコットランドって本当にファンタジーに強い!
まず、プーさんやその仲間たちってクリストファー・ロビンの想像の産物であって、「クマ」ではなく「クマのぬいぐるみ」です。
私かなりのディズニー好きなので、それはもちろん知っています。友達もだいたい知ってるかな。
そしてクリストファー・ロビンって、ミルンの息子の名です。
そちらを指す時は語尾にミルンをつけますね。
まず知らなかったことは・・・・・・
プーさん、ウィニー・ザ・プーの名の由来です。
※ 日本人がプーさん、プーさん言っているのって外国人から見たらとても下品、というか、かなり笑える、と外国人が言っていました。(国籍忘れたけど、英語圏)
プーって英語だとね。ね。
クリスロファー・ロビンがプーという名の白鳥をもっていて、それとはさよならしたんだけど、プーという名前はもう要らないだろうと思い、貰った、と冒頭で説明されています。
「白鳥をもっていて」って、白鳥のぬいぐるみかな。
白鳥のぬいぐるみ、ってあんまり見ないけど。
また、本来の由来はミルン親子が休日に見た白鳥の名前がPoohだったことから・・・・なんだそう。
じゃあ、ウィニーは、と言いますと
クリストファー・ロビンが行っていた、ロンドンの動物園のクマの名前だ、と記してあります。
また、実際にクリストファー・ロビン・ミルンがWinnipegという名のテディベアを持っていたらしく、それから付けたらしいです。
プーさんの結構有名なエピソードで、
穴につかえて出られなくなっちゃった! というものがあります。
ディズニーのアニメでもあったはず。
おおきなかぶ風にひっこ抜いてるイラストが特徴ですよね。
でも、それ以前が結構・・・・・シビアでした。
出られなくなったから→引っこ抜く、ではなく
クリストファー・ロビンが提案する対処法は
「痩せるまで待つ」 というもの。
「やせるのに、時間、どれくらいかかるんでしょう?」
「だいたい、一週間だろ。」
つめたーーーーい!
言い方もつめたーーーーーい!!
(原文どうなってるのかな)
ウサギの家の穴をふさいじゃったため、ウサギはこんな提案をします。
「それから、ねえ、きみは、ぼくんちのなかで、かなりの場所をふさいじゃってるんでねえ――きみの後ろ足、タオルかけにつかわしてもらっちゃいけないかしら。だって、ほら、ああいうふうにさ――なんにもしないで――つったってるんだろ?タオルかけるのに、とてもべんりだと思うんだよ。」
タオル掛け!
実際にウサギによりタオル掛けにされてしまったプーさんの挿絵も載っています。
ぜひ、読んで確認してみましょう。
なんだかかわいそうなプーさん。。。
その後どうなったかというと、1週間ずっとプーさんは洗濯物をほし続け、
それからおおきなかぶ風に引っこ抜かれましたとさ。
お昼の前に、「なにかひとくちやる」のが好きなプーさん。
その時間が来ると、他人の家でも実行しようとします。
in フクロの家
「イーヨーのしっぽを発見したものには、なにかあげるということを、はり紙に書くのです。」
とフクロ。
「なるほど、なるほど、」とプーはうなずきました。
「なにかあげるという話が出ましたが、」と、プーはうっとりとなり、
「いつもいまごろ――おひるまえのちょうどこの時間に、ぼくは、なにかすこしたべることにしているんです。」
そして、フクロの応接間のすみにある、たべ物おき場のほうを、ものほしそうにながめやりました。
「コンデンス・ミルクなんかひと口と、ハチミツかなんかひとなめ――」
おい、君は、イーヨーの尻尾を探す気があるの?ないの??
結局、プーさんは「ひとくちやるもの」を食べられませんでした。ちゃんちゃん。
蜂蜜以外にも、コンデンスミルクも好きなんですねぇ。
余談ですが、プーさんの蜂蜜の壷はどれもスペル間違っていますよー。
私はそれで覚えてしまって(笑)先生に指摘されて初めて気がつきました。
ティガーも、確か自分でタイガーって言えなくてティガ―になっちゃったんだよね、確か。
イーヨーの尻尾は、予想外なところで見つかります。
「こんなところにあったよ!」と書く気満々でいたのですが、
あもるさんのプーさん映画レビューで、このイーヨーの尻尾事件の映画だという事を知り、
なんだかネタバレになっちゃう???
と思ったので、やめておきますね。
この挿絵がまた笑えるので、ぜひご一読を。
ちなみに、私はプーさんキャラだとイーヨーがいちばん・・・・たまらなく好きです。
あの尻尾、ラヴ。
ベビー・イーヨーバージョンのとか、すっごい可愛いの!
これまで様々なプーさんのおはなしを取り上げてまいりましたが、もっとも突っ込みどころがあり、衝撃的な事実が発覚するのが
「カンガとルー坊が森にやってきて、コブタがおふろにはいる話」。
あ、コブタってピグレットのことですよー。
カンガとルー。二人合わせて、カンガルー♪
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そうだ、アフィリエイト貼ったら分かりやすい!
2番目に好きなキャラがこの親子です。特にルーが好き。
このカンガとルーは新参者らしく・・・・・・・・・・プーさんとその仲間たちに――直接的には言わないんだけども―ここは俺たちの森なんだ、新参者は出ていけ!と思われていたらしいんですね。
なにそのリアルな設定。
しかも言葉を濁して、あいまいに
「つまり、ぼくが感心できなことというのはね。」
「ここにこのとおり、われわれがいるだろ?―――プー、きみと、コブタ、それからぼく。そこへ、とつぜん―――」
って言い方が良くない!!
じゃあ、どうするのか、と言うと
カンガが目を離したすきにルーを誘拐しようとするのです。
プーさんも、誘拐犯の仲間。
誘拐の方法がまたすごい。
ルーの代わりに、コブタがカンガのお腹の袋に入りますからね。
コブタ曰く、カンガルーのお腹のなかはあまり居心地がよくないって。
こういうみんな知ってる童話って意外なことが多かったり、なかなか考えさせられる台詞があったりで面白い~~~♪
『ピーター・ラビット』も突っ込みどころ凄くてお勧めですが(リンク先をご参照ください)、こちらも良かったですよ
「プー、きみ、朝おきたときね、まず第一に、どんなこと、かんがえる?」
「けさのごはんは、なににしよ? ってことだな。」と、プーがいいました。
「コブタ、きみは、どんなこと?」
「ぼくはね、きょうは、どんなすばらしいことがあるかな、ってことだよ。」
「つまり、おんなじことだね。」と、プーはいました。 - クマのプーさんの哲学 (河出文庫)/J・T・ウィリアムズ