きみを想う夜空に/ニコラス・スパークス(著)
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久々のアメリカ文学・・・・・・。


特にアメリカの古典全然読んでないなぁ。


何だか最近、イギリスはもちろん、だけど、その次絶対フランスになってる。



さてさて、私の大好きなニコラス・スパークス。

『きみに読む物語』、『メッセージ・イン・ザ・ボトル』、そして最近だと昨年映画公開された『ラスト・ソング』なんかで有名な作家です。


得意なのは、純愛もの。


特に男性目線のラブストーリーが非常に上手いです。

「お涙頂戴もの」が嫌いな私でも、許容範囲内。


彼の作品は、基本的に 純愛・キリスト教・涙・死 というテーマを用いることが多いですね。


言ってしまえば、最近のニコラス・スパークスはワン・パターン化していると思うんです。

『ラスト・ソング』は、「おぉ、なかなか腕をあげたじゃん?」←(何様?) と思いましたが、

『最後の初恋』とか、『きみと選ぶ道』はその典型でしたし。



前置きが長くなってしまったけれど、でもでも!


これはニコラス・スパークスの長所が活かされ、短所が目立ちにくい作品だと思うのです。


私の、ニコラス・スパークスのベスト1はこれ。最高傑作はこれじゃないかと。


2番目は、やっぱり『きみに読む物語』かな?


アメブロや、読書メーターでしつこすぎるほど宣伝されていますが・・・・


来月23日だったか、『親愛なるきみへ 』という邦題で映画が公開されます。


もうね、2年以上前から待ってたよ!(涙)


原作の原題がDear John で、映画の原題も同じです。


でも、『きみを想う夜空に』のほうが良かったなー。

だいぶ違うタイトルになっているけれど、あながち間違ってないから。


今回、ようやく日本で映画公開という事で再読しました。

Dear John/Nicholas Sparks
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主演二人はこの二人。

チャニング・テイタムアマンダ・サイフリッド

ただ、私はこの原作読むと最初から涙してしまうため

映画観て号泣すること確実。

嗚咽しながら号泣するわけにいかない映画館(笑)では、こらえるのに

変なエネルギーを使ってしまって、疲れるわ、感動どっかにいっちゃうわ・・・・・になったり。

どうしようかな。

でも、早く観たい~・・・・。

海辺で出会った、サヴァナとジョン

性格がまったく違う二人だけれど、二人は出会ってすぐさま恋に落ちた。

でも、2週間で遠距離恋愛に・・・・・・

というストーリーです。

今じゃもう、遠距離恋愛を経験していない人のほうが少ないんじゃないでしょうか。

経験者は・・・・思うことが色々あるんじゃないかと思います。

私も経験したけれど、まさにこれを読み終わった日にまた遠距離になるかも、という事態が発生して

「なんで、このタイミング~~~!??(@ ̄Д ̄@;)」

という気分になりました。

恐ろしい、そんなことってあるんですね汗

サヴァナとジョンが喧嘩するシーンは、よーく男女の思考の違いを理解できているからこそ描けてる。

喧嘩を描かせたら右に出る者はいない(?)と言われるスパークスですから。

ジョンもそうですが、それ以上にサヴァナが魅力的な女の子です。

「これまでに出会った人たちのなかで、わたしがいちばん悲しくなるのは、何に対してもどうでもいいと思っている人だわ。

情熱と満足は表裏一体。それがなければ、どんな幸福も一時的なものよ。

だって、幸福を持続する根拠がないんだもの。(略)

誰かが幸福だと、たいてい周囲にそれが伝染する。そういうのをわたしは見てきたから。」

こんなことを出会って間もないジョンに言える女の子って

現実的にいないと思うけど――周りがほっとかないよな、と。

一味違う展開が待ち受けているので、あまりあらすじは書きませんでした。

ジョンがいい人すぎる、なんて意見もあるようだけど

愛してるからこそ、そうなんじゃないかな。

私がジョンでも、そうすると思う・・・・・。

「パパが言ってたの。

自分がもがいてるときは、周囲の人を見て、みんな何かしら必死にやってることに気付きなさい、って。

みんなも自分と同じくらい必死にやってるとね。」

Dear John/Nicholas Sparks
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