終着駅 トルストイ最後の旅 [DVD]/ヘレン・ミレン,クリストファー・プラマー,ジェームズ・マカヴォイ
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最近ちょっとお堅めなレビューが多かったので・・・・・(´・ω・`)あせ

ちょっと久々にふつうの映画レビューです。

旧作になっていたので借りてきた、『終着駅 トルストイ最後の旅』です。
なんせ私、トルストイが大好きです!
・・・・・・・・・・・が、結局この映画は劇場まで観に行きませんでした。

終着駅―トルストイ最後の旅 (新潮文庫)/ジェイ パリーニ
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原作はこのジェイ・バリーニの。

映画公開に合わせて邦題が変わっています。

これは・・・・・どうもいまいちだったので、映画もいいや、とDVD待ちしていました。

原作よりも映画の方がソフィヤをしっかり描いているかなという印象です。

原作の方がソフィヤ、酷い。

トルストイの晩年を描いた作品です。

ソフィヤ(ヘレン・ミレン)は、ロシアの偉大な文豪レフ・トルストイ(クリストファー・プラマー)の妻として、50年近く結婚生活を送ってきた。

ある日突然、トルストイが新しい宗教の名のもと、爵位や財産、家族も捨て、菜食主義の独身となることを決める。

トルストイの弟子で、ソフィヤが忌み嫌うウラジミール・チェルトコフ(ポール・ジアマッティ)が、夫に新しい遺書への署名を説得したらしいことを知ったソフィヤは憤る。その遺書には、トルストイの作品に関する権利をロシア国民に与えると書かれていた。ソフィヤは自分の財産を守るために奮闘する。

そして、そんなある日トルストイを崇拝する新しい助手ワレンチン・ブルガコフ(ジェームズ・マカヴォイ)がやってくるのだが・・・・・

といったストーリーです。

チェルトコフとソフィヤの敵対が凄いです。

お互いが嫌うのは当然なんだけど・・・

でもねぇ、奥さん(ソフィヤ)が怒るのも無理もない。

私たちは50年も連れ添ってきたのよ!

と言いたくもなると思います。

著作権を奪われたくないのは妻として当然でしょう。

原作や実際どうだったのかはともかく、この映画の中では心の底から夫を愛してるわけだし・・・・・

原作よりも、このあたりがよく描かれていたように思います^^

でもねー。

やっぱ、いくらなんでも、自分の娘に他の兄弟の代わりに死ねばよかったのに!

なんてことは言っちゃいけないよね~~・・・・・・・。

トルストイを演じたクリストファー・プラマー。どっかで聞いたことあるなぁ・・・・・・・と思ったら

『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐なんですね!??

す、すっかりおじーちゃんに・・・・・・・・!

ヘレン・ミレンはアカデミー主演女優賞に、クリストファー・プラマーは助演男優賞にそれぞれノミネートされているようです。

この時、主演女優賞を受賞したのは『しあわせの隠れ場所』のサンドラ・ブロックでした。

サンドラ、ヘレン・ミレンに勝っちゃったの!?凄い!

ヘレン・ミレンは既にオスカー受賞してるしーとかなんでしょうが・・・・


クリストファー・プラマーが「助演」で分かるように、実は主演男優はジェームズ・マカヴォイです。


そもそもワレンチンの陰が原作よりも薄くなっていた気がする、というのもあるけれど


ジェームズ・マカヴォイが何だかこの2大俳優に負けてる感じが否めませんでした。


いや、悪いとかではないんですけどね・・・・。