- 筆記用具のイギリス文学/著者不明
- ¥2,100
- Amazon.co.jp
レポートが煮詰まってきて、もーー泣きたくなってきています・・・・・・°・(ノД`)・°・
やっぱね、院生だしね。それなりのもの書きたいですしね。参考文献だって多くしたいしね。
読むのは苦じゃないのです。
でも、卒論がまったく書けなくなっちゃった時もなかなかしんどかったけど、
それは何にも代えがたいくらい愛してるシェイクスピアについて・・・・・だったからなぁ・・・・
専門外のレポートはなかなか辛いものがあります。
A4 9枚目に突入。何枚になるんだろう、これ。
そして一体ほかの分野の院生さんはどれくらいの量なんだろう。気になる。
あーーーいったい 終わるのか~・・・・・
とちょっと嫌になってきているので、先日読んだ本のご紹介を。
読書メーターのメンバーさんの中でも、特に気になっちゃう方のページには、勝手にちょこちょこ覗きにいっています。
そして読んでる本、積読本、読みたい本をチェック。
気になるものがあれば、勝手に読みたい本に追加。
・・・・なんだか、盗んでる気がするのですけどね・・・・
今回もそんな風に知りました。
たけちゃんさん、ごめんなさい(笑)
文房具好き & イギリス文学好きには気になっちゃうタイトルですよね
タイトルが「文房具のイギリス文学」ではなく、「筆記用具のイギリス文学」なのがポイントです。
私は勝手に、なんたら作品に登場する、とある文房具に着目しての文学研究・・・・みたいなのを想像しましたが、そうではありません。
(そんなのあるのかしら。面白そうなんですけど)
目次
写本文化と印刷文化のはざまで
シェイクスピア時代の原稿と古版本
几帳面な十七世紀の記憶術と携帯用筆記用具
ボズウェルの記憶力
職人作家と筆記用具
モダニズムトタイプライター
です。
それにしても、ウェブキャットってほんとに便利ー!目次が表示されて、刊行年も出るって有難いですよねぇ。
特に第1章の「写本文化と印刷文化のはざまで」は知っていたことばかりでした。
・・・・これ、どっかで読んだことあるなぁ・・・・・・・・と思い、思い出せなかったのだけれど
参考文献を見て気がつきました。
- 図説本と人の歴史事典/高宮 利行
- ¥9,345
- Amazon.co.jp
↑に拠るものが多いんじゃないかと思います。
こっちのほうが絵も多いし、面白いかな。
レビューはこちら から。
章ごとに執筆者が違い、触れている内容も大幅に違うため、
確かに面白いところと大して興味を持てないところの差が大きくなりがちかもしれません。
参考文献は章ごとに、章の最後にまとめてあります。
こういうのが凄く好きで、発展していけるのがいいですよねー♪
知識がどこで役に立つか分からないしっ!
気になったのがこれ。
- 本とシェイクスピア時代 (1979年)/山田 昭広
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
どんなのだかさっぱり分かりませんが、参考にはなるかなー?
筆記用具なので、当然羽ペンや万年筆、鉛筆も登場します。
当然出てくるだろうと思ったけど、やはりウォーターマンも出てきました。
気になったのが鉛筆。
鉛筆って、1564年にイギリスのカンバーランドで黒鉛が発見され、1566年にそれを木片にはさんで使ったのが始まりだとされているそうです。
おー、黒鉛見つかったのってシェイクスピアが生まれた年だわー。
執筆者は「鉛筆の歴史は意外と新しい」って書いていますが、
私からしてみると「意外と古い」と感じました。
一番面白かったのは、意外や意外、タイプライター!
どんな作家がタイプライターを打てたのか
作家は何で原稿を書いたのか・・・・?
そういうの知るのって、楽しいじゃないですか~!
ガートルード・スタインってジョイス嫌いだったんですねー。知らなかったー。
うーん、でもまあ、ヘミングウェイを評価した人なら分かる気がする。
そしてもっとびっくりなのが、ヴァージニア・ウルフってジョイス嫌ってたんですねー!?
これ、かなりびっくりでした。
だって同じ意識の流れじゃないの。
似たようなもんじゃないか。(素人から見ると。どっちも苦手なタイプ。)
いや、似たようなもんだし、どちらも偉大な作家だからまずかったのか・・・・・?
これには書いてなかったけど、ジョイスとプルーストってお互いの作品読んでなかったらしいですしね・・・・?
こういう、誰が誰を絶賛していて、誰が誰を嫌っていたのか・・・・・も知っておきたいことのひとつ。
何かまとまってる本とかないのだろうか。
タイプライターを未だに使っている作家として、アントニー・バージェスが挙げられていました。
へへへえー。
バージェスって御存命だっけ・・・?と調べてみたら、93年にやはり亡くなっていますね。
ジョイスについて多く触れられているため、シェイクスピア・アンド・カンパニーのシルヴィア・ビーチも登場します。
シルヴィア・ビーチが『ユリシーズ』を出版したことは知っていたけれど
その初版予約者リストに
チャーチル、ランボー、アンドレ・ジッド、イエイツ、ヘミングウェイなどが名を連ねていたのだとか。
その豪華さも凄いですが、これだけ揃ってるこの時代も凄いよ。
でも、バーナード・ショーの予約には応じなかった・・・・そうです。なんで?