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今日ようやく観終わりました、シンベリン♪
やっぱり1カ月近くかかっちゃってますね~・・・・・。
BBC制作シェイクスピアドラマです。
確かこの『シンベリン』は映画化していなかったはず。
シェイクスピア三大嫉妬戯曲といえば、『オセロー』、『シンベリン』、『冬物語』でしょう。
あ、べつにこんなの定められていませんよ。
私が勝手に命名しました。
この3つの戯曲は嫉妬好きにはたまらんのですよ!
シンベリンとは、王様の名前です。
リア王とかと違って主人公じゃないのですが。
そうそう、リア王といえばですね、
このシンベリンはリア王の末裔にあたるそうですよー。
だいたいのあらすじは、こんな感じ・・・・
シンベリン王(リチャード・ジョンソン)の娘イモージェン(ヘレン・ミレン)はポステュマスと秘密裏に結婚し、
シンベリン王の後妻にあたる王妃(クレア・ブルーム)の息子クロートンとイモージェンを結婚させたかったシンベリンは、怒り、ポステュマスを追放する。
彼はイタリアに渡り、ヤーキモー(ロバート・リンゼイ)とイモージェンの操をめぐって賭けをすることになり・・・・・
といった感じです。
これ以上は書かない方がいいのかな。
演出はイライジャ・モシンスキー。
天下のBBCシェイクスピアですから、期待せずに見るということは不可能なんだけど
いつ観ても期待を裏切らないんですよね~・・・・。
あの古典的な音楽まで素敵。
イモージェン役があんまり美人じゃないのがちょっと残念かな。
絶世の美女役ですしね?
男装に違和感ないのはいいんだけど。
でも・・・・・彼女がいちばん上手かったですね。
さすがBBC、いい役者しか揃ってないよ! という中でも一番。
気付かなかったけど、彼女、ヘレン・ミレンだったんですね!
やはり相当な上手さですね・・・・・すごい。
『タイタス』のほうにもちらっと書きましたが、おバカなクロートンも良かった~。
あの見た目と振る舞いが超ナルシストな感じとか。
クロートンと従者たちの会話とか、好き^^
『シンベリン』は特に好きな作品なのだけれど、それでもここだけは直したらいいと思う箇所が幾つかあります。
ひとつだけ挙げるとすると、冒頭部。
読んでいた時もずっと気になっていましたが、映像化するとなおさら気になりますね(´・ω・`)
やっぱりああいう説明は違和感~。
こういうのって、下手な作家が書いたりするよねぇ、
と頭をよぎってしまいました。でも好きなんだけど。
ジョージ・バーナード・ショーがCymbeline Refinishedを書いたのも・・・・頷ける、とまでは言いたくないけど
その気持ちはちょっと分かる。
↑ちなみに翻訳はありません。でも薄いし、すぐに読めますよー。
バーナード・ショーの戯曲はどうもことごとく合わないのですが(苦笑)
彼のシェイクスピア観は嫌いじゃないです。
盲目的崇拝はおかしい、とかね。
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今手に入るのはこれのみかな。
けっこうマイナーな作品だと思います。
シェイクスピア好きでも、シンベリンと聞いて分かったらかなりのシェイクスピア好き^^
ちくま文庫の松岡訳はまだ出ていません。
確か去年の『じゃじゃ馬ならし』からストップしてますよね・・・・?
そろそろ次のものが出てもいい頃のはずなんだけど。