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遂に読みました、『エマ』!
自分以外は誰も好きになれないだろうヒロイン、なんてオースティン自身も言っているし
J.K.ローリングとかは『エマ』、好きらしいけど・・・・・
ああ、これはきっとダメだろうなぁ。
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↑の映画観たけど、エマに終始イライラしてたもんなぁ・・・・・・。
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レビューはこちら 。
オースティン長編6作品ラストがこの『エマ』になりました。
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まったく期待してなかったからかもしれないけど、普通に面白かったです。あれ???
どうしてだろ、この映画も原作に忠実だったはずなんだけど・・・・・
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当たり前ですが、視覚的な映画よりも小説のほうが登場人物の内面を描けるから??
エマにいらいらすることは全く、と言っていいほどありませんでした。
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もしやこの映画が合わなかっただけ・・・・?(´・ω・`)
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個人的な順位は (面倒なので『』省略)
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1 高慢と偏見
2 分別と多感
3 マンスフィールド・パーク
4 エマ
5 ノーサンガー・アビー
6 説得
です。
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『エマ』は下のほうに入ってるけど、オースティンが上手すぎるからであって
上位3位の出来が素晴らしすぎるからです。
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『エマ』のあらすじは簡単に言うと、
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苦労知らずのお嬢様 エマは美貌にも恵まれ、溌剌とした若い女性。
頭がいいことを自分でも分かっていて、人のことをわかっていると自惚れているのがちょっとした欠点。
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自分は結婚願望などないのに縁結びが大好きで、周りの人の好意を誤解して勝手にくっつけてしまったり、自分に気を持たせてしまったり・・・・・・色々あるけれど
最終的に自分の欠点を認めて
良かったね!
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っていう感じです。 (かなりはしょってるけど。)
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エリザベスと対照的なキャラクターだとも言われてるけど、結構似てるなー(*^▽^*)
オースティン作品は全体を通して、虚と実、というものに着目していますね。
作品内で他文学作品と比べて、シェイクスピアにもっとも多く言及しているらしいし
このあたりのテーマもよく似てるな~と感じます。
類似点なんかも結構研究されているようです。
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エマはかなりぶっ飛んでるイメージだったけど、
なんのその!
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『ノーサンガー・アビー』のヒロイン、キャサリンのほうがぶっ飛んでると思うんですよ。
だって根拠ないじゃん、あっちのほうが。
どっからそんな想像が!って・・・・・。
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エマは確かに短所はあるけれど、そんなの人間誰にでもあるのであって、オースティン小説のヒロインにも必ずあるのであって、特に短所が凄く多い、なんてことはないのだと思います。
むしろかなり性格いいほうなんじゃないかなぁ。
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空回りしてしまっているところはあるけれど、
エマ本人は心の底から良かれと思ってしているわけで
ナイトリーに指摘されたら素直に反省しているし
けっこう素直で可愛いとこありました(´∀`)
↑文学専門の院生がこういう感想で良いのか、と自分で思う・・・・
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ふつーに面白くって
エマのことも嫌いどころかむしろ好きになって
ページ捲る手は止まらなくなって
なんだ、読まず嫌いかぁ、という印象が強いですね。
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オースティン・ファン(女性)の間で理想の男性が
ダーシー氏かナイトリー氏で分かれますけど、私はやっぱダーシー派かなぁ。
ナイトリー氏のイメージ像がとんでもなくモテる男友達になっています。
似てるんですよ。
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きっとナイトリーと言って分かってくれる人だから、今度言ってみようかな(笑)
これで長編6冊読破・・・・・。寂しいものがありますね(ノω・、)
『ジェイン・オースティンの読書会』の映画も原作も読んだけど、
全て読み終わったら再鑑賞、または再読したいなと思っていました。
いつか、そのうちに。
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オースティンの有名な言葉に
「田舎の村の3つか4つの家族が、小説の題材として最適なのです。」
というものがあります。
これはちょうどこの『エマ』を執筆していた時期に書かれたそうですよー。
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グウィネス・パルトローの『エマ』はまだ観ていません。
『エマ』の映画といったらこれが有名ですけどね。
これは観るつもりですー♪
評判とか聞いたことないけど、どうなのかな。
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↑↓どっちが美人?
ペンギンのほうかなー?
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それにしても、焼きりんごが無性に食べたくなりました。
文学作品に食事や食べ物が出てきたら要チェック!
と言うけれど、特にオースティンの場合は絶対に何かしらの目的があって書かれていますね。