- 恋におちたシェイクスピア [DVD]/グウィネス・パルトロウ,ジョセフ・ファインズ,ジェフリー・ラッシュ
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注:ネタバレします!!!!!
観たのはもう、4年ほど前。
アカデミー作品賞/脚本賞/主演女優賞/助演女優賞/音楽賞/美術賞/衣装デザイン賞を受賞し
監督賞/助演男優賞/撮影賞/メイクアップ賞/音響賞/編集賞にもノミネートされ・・・・・・
と、アカデミー賞だけでも凄い評価ですね。
シェイクスピア専門家の中でもなかなか評価は高いような気がしますが
初めて観た際には、
「え~・・・・・・ヒロインの名前がヴァイオラの段階で、ロミジュリ別にしたって、結末が簡単に想像できるじゃん・・・・・・・(´・ω・`)」
とか思っちゃって、あんまり好きではありませんでした。
当時もシェイクスピアが大好きで、原書にはまだ手を出していなかったけど
翻訳は全作品読んでいたはずです。
関連書をぼちぼち読んでいた程度~~~だったので、今よりはるかに知識はない状態。
今見ると、だいぶ感想が変わりますね。
まず、専門知識とかの前に
えっ、なんですか、パリス的役割のウェセックス卿ってコリン・ファースだったんですかヽ(;´Д`)ノ
しかもジェフリー・ラッシュやら、ベン・アフレックやら・・・・・
出演陣、かなり豪華っ!!
ストーリーは基本的に『ロミオとジュリエット』 + 『十二夜』 となっていますね。
ただ、これは完全なるフィクションであって
現実にあったことではありません。
シェイクスピアについての史実は、全然残っていませんから。
そもそも ロミジュリ→十二夜 っていうのは書かれた時期から考えても無理があると思います。
本当にこうだったら面白いね! とは思うけれど
・・・・・本当にこういう風にこの2作品が生まれたのだと勘違いしている方が多いようで
何だか複雑。
でも、この映画を観て『十二夜』あたりを手に取った、なんて方はかなり多いようですし
・・・・・・・・あんまり文句もいえないんだよなぁ。
結局これは単なる想像上のストーリーですが、
史実であるとされている箇所も多数あることは事実です。
クリストファー・マーロウの最期はあのままだし
ジョン・ウェブスター(あの告げ口しちゃう男の子)も実在する人物。
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シェイクスピアが「マーロウの話を基にしたことがある」のようなことを言っているシーンがありましたけれど
あれはきっと『マルタ島のユダヤ人』のことなのでしょう。きっと。
マーロウはこの2作品しか読んでないけれど、
どちらも好きです♪
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ウェブスターは私はまだ未読・・・・・なのですが、
残酷な作風で知られているようです。
映画内の少年ウェブスターが「好きな場面」を2回ほど挙げるシーンがあるんですよね。
どちらも残酷な箇所を選んでいるけれど・・・・
2回も、っていうのがくどい。
ストレートすぎてなんかなぁ。
- 不満点がけっこうある作品ではあるけれど
ジョセフ・ファインズもグウィネス・パルトローも上手くて
ロミオとジュリエットを演じた二人を見ているとやっぱり泣けますね・・・・(ノω・、)
ウィリアム・シェイクスピアとアン・ハサウェイ不仲説が色々あるけれど、結局真偽はどうなのかは分かりません。
ロンドンにあれだけの期間いたわけだし
こんな風に、誰かと恋に落ちたとしても不思議ではないんだよなぁ・・・・・。
少なくとも、(お相手がアンかどうかは分かりかねますが)
誰かをとてつもなく深く愛したことがあるということは確かなんだろうな、と思います。
じゃないと、あんな作品書けないよね。
ちょうどRomeo and Julietを今日読み終えたところです。
タイムリーでした。
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アフィリエイト見てたら見つけました。
え、これ本とCDのセット???