- 説得 (ちくま文庫)/ジェイン オースティン
- ¥998
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本のレビューを書くのは・・・・2週間ぶりですね。
ぼちぼち書いていこうかなと思っています。
本当は『エマ』を先に読むつもりだったのに、中野訳のちくま文庫がどこの図書館にもない・・・・!
『エマ』のみがない、という図書館が非常に多いです。
な、なんで???
というわけで、オースティン長編5作目に読みました、こちらの『説得』。
あらすじは、
アンというちょっと婚期逃しちゃった感じの女性がヒロインで、婚約破棄をした経験があって・・・・
という程度しか知らずに読みました。
やはりオースティンの小説って、結末を知らずに読むべきだと思いますし
「どうなるの!?」というような展開が楽しみでもありますしね・・・
あらすじはこの程度にしておこうかなと思います。
最近は『説得』というタイトルが定番になりつつあるようですが
- 説きふせられて (岩波文庫)/ジェーン オースティン
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岩波なんかは『説きふせられて』になっています。
うぅ~ん・・・・私は『説得』のほうが好きですけど、ニュアンス的には『説きふせられて』のほうが相応しいのかな?
まず読んで思ったことは・・・
ヒロインの父親と姉が人間的にうーん(´・ω・`) な感じが珍しいですね!
これ、『高慢と偏見』をかなり意識していません?
前半はあんまり面白くなかったです・・・・。
あれ、どうしちゃった、という感じでした。
いつものように、結末に近くなってから物語は急展開するので
むさぼるように読んだのはそのあたりから。
でも・・・・気になるのがそこなのです。
スミス夫人、矛盾してますよね。
オースティンももちろん気がついているし、補足説明はされているけれど・・・・
腑に落ちない!
言ってることが180度違うじゃん!ヽ(;´ω`)ノ
最初のままいっていたら、どうなったの・・・・?
と思わずにはいられませんでした。
ラストは面白かったけど、
好きな順
高慢と偏見 < 分別と多感 < マンスフィールド・パーク < ノーサンガー・アビー < 説得
な感じになっています。
『分別~』が一番だったけど、
- Persuasion (Penguin Classics)/Jane Austen
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や、安い・・・・・。500円切っているんですね。
ペンギンやオックスフォードのペーパーバッグの表紙ってやっぱりステキ。
タイトルの黒いとこもシックでいいですよねー♪
余談。
文学作品に「ハシバミの実」ってよく出てきますよね?
この『説得』にも登場していました。
文学やるなら、植物学的な知識があったほうが良いと思うんですが
ふーん、なんかの実かあ
くらいの気持ちで完全スルーしていました。
今、『ロミオとジュリエット』を読んでいます。
左ページに原書、右ページに日本語で注釈があるものです。
ここにもハシバミの実が登場しています。
・・・・!
ハシバミの実ってヘーゼルナッツのことだったんですね
知らなかった
ひとりで苦笑い・・・・・でした