- 予約更新です
- 私が愛してやまない、小田島雄志さん。
シェイクスピアの次に好きです。
著書はもう大体のものは読んだはず・・・・・・なのですけれど、
まだまだ漏れが存在しているようで、
読んでないものが発覚した段階で読むようにしています
今回は・・・・・実は
- シェイクスピアの花/安部 薫
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を読みたくて検索かけたら、「え、小田島さんのであるんだ!」と知って読んだ次第です。
↑のはまた後日改めて読もうと思っています。
1980年に出版されたものなので、既に絶版。
内容もやや古め。
タイトルにシェイクスピアと入っていますが、小田島さんはもともと相当の演劇・野球好きですし
演劇や野球などについても多いです。
著書の中でも特に多いんじゃないかなぁ。
なんせ著書が多いので、こういうエッセイ的なもので被っているものがどうしても多かった。
だけれど、今回被っている箇所がかなり少ないです。
数10冊以上読んだよ!という方でも楽しめそうですねー
- 富岡多恵子さん、富士真利子さんとの対談も収録されていました。
この本の素晴らしいところは・・・・
「私の好きな本」が載っているところ!
ほら、好きな人の好きなものって好きになりたいじゃないですか。
特に好きな人の愛読書って・・・・好きになりたくなりませんか?
ここで言う好きな人って恋人や友人よりも、
むしろ・・・・・大学の先生方ですね。尊敬している先生の好きな作品だけはどうしても読んでおきたいし、好きになりたい^^
小田島さんの好きな本を載せていきます。
勝手にコメントつきで。
『ハムレット』 ですよねー。シェイクスピアで一番好きですよね??小田島さんの翻訳シェイクスピアの中での最高傑作は間違いなくこれでしょうし。
『若きウェルテルの悩み』 私も好きですよ!でも今ではゲーテだと『ファウスト』派になりました。(ゲーテ2作しか読んでませんが) 小田島さんは第2外国語がドイツ語だったそうです。
『かもめ』 チェーホフお好きですものねえ。個人的には『桜の園』かなぁ、チェーホフなら。でもあんまり好きではありません、やっぱりトルストイのほうが。後に奥様となる若子さんの「かもめ」エピソードにも触れられています。これを読むたびに、やっぱりお似合いの夫妻だよなぁと思ってしまいます・・・・・
『狭き門』 うっ。これは意外です。私まだ未読です。読まねば。
『ガラスの動物園』 テネシー・ウィリアムズもお好きですものねー。あーでも、私はテネシー・ウィリアムズよりもアーサー・ミラーのほうが。『るつぼ』のほうが好きですが。テネシー・ウィリアムズのこれもいいけど、あのユニコーンの場面がいいけど、『やけたトタン屋根の上の猫』のほうが好きです。これは小田島さん訳で読みました。
『新ハムレット』 太宰のですね。ここでもハムレットなのが流石です。大分前に読んだけど、もはや全然覚えていません・・・・・
小田島さんといえば、英米文学お好きな方ならご存知でしょう。
中野好夫さんの教え子です。名翻訳家でもあるし、サマセット・モームを日本に広めた方でもあるみたい。
以下引用。
「学生時代、中野好夫先生は、こわいけれどわれわれのあこがれの的であった。(略)
先生の英文学史の試験を受けたところ、問題は『わが講義を批判せよ』の一行だけであった。ぼくはヨーシと意気込んで、『先生はトマス・モアについてこう言われたが、ぼくの考えでは――』と勝手な熱を吹いてしまった。だが、あれはぼくなりのラブレターだったのである。
英文学史の成績は、ぼくには数少ない『優』がついていた。」
なんだか・・・・・・・いいなぁ、こういうの(=´∇`=)
この本の「男と女」の中で、『グッバイガール』のラストシーンに触れられていました。
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男女の違い。
レディ・マクベスの「これからはあなたの愛もそんなものだと思うことにしましょう」という言葉。
シェイクスピアも、小田島さんも、人間が好きなんだな~・・・・と思えるところがとても好きです。
この映画のラストシーンはどうやら、男女の感覚の違いが良い方向に生かされているらしく
改めて観たいなと感じました
レナート・カステラーニ監督の1954年の『ロミオとジュリエット』にも触れられていて、これも観てみたいのですが・・・・・あるかなー?
オリヴィア・ハッセーの前のやつですね。
ジュリエットを演じたスーザン・シェントールって、ベローナかどこかでスパゲティ食べてるところをプロデューサーが見つけたという素人なんですってー。
観たいけど・・・・なさそう・・・・・・。
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