イギリス人の患者 (新潮文庫)/マイケル オンダーチェ
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ブッカー賞受賞作品です。


アカデミー賞作品賞受賞映画(長い・・・・)は観ておきたいのと同様

ブッカー賞もそう。と言いつつ全然読んでませんが。


但し、ブッカー賞って(当たり前だけど)

現代小説ばかりなんですよね!


因みにノーベル文学賞はあんまりあてにしていません。

あんまり好きな人いないし。

でも、ご贔屓の作家が受賞してくれたら嬉しいけど。


イングリッシュ・ペイシェント [DVD]/レイフ・ファインズ,ジュリエット・ビノシュ,クリスティン・スコット・トーマス
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↑のイングリッシュ・ペイシェントの原作です。

最近観たばかり~、で、レビューはここ で書いています。



舞台は第2次世界大戦下のイタリアの僧院。

北アフリカの砂漠に不時着したパイロットが収容され、手当てを受けている。

「イギリス人の患者」としか身元を明かさない彼は全身にやけどを負い、

容貌も不明、記憶も喪失している・・・・・



うぅ~ん、すっごく読みにくかったです。


なんでしょうね、全体的にかなり詩的で。

翻訳者は私の大好きな土屋政雄さんなのですが、その解説にも

「話の筋をたどりにくいという感想をよく聞く」とあります。


うん・・・・・私は映画を先に観たから良かったけど、

もしも原作を先に読もうとしていたら、まず途中でやめていたでしょう。

自分の専門分野ではないから、絶対に読まないといけない本でもないし。



みずみずしいタッチで素晴らしい・・・・・のだとは思うのですが、

簡単そうに見えて、結構難易度高くないですかね~・・・これ。



映画は不倫の恋を中心に描いていましたが、

原作はハナやガラバッジョ登場シーンがとても多かったです。


映画のラストに近いシーンでは、ある人物が死にますよね。

とても綺麗な死に顔でしたけれど・・・・・・

原作では、とても「綺麗」なんてものじゃなかったですし。



映画のプラムを食べさせているシーンが妙に印象に残りましたが、

なんと、原作2ページ目に登場。


一番驚いたのは、

ジュリエット・ピノシュ演じたハナが・・・・原作では20歳という設定だということ。



ハタチですか!!!



映画では意図的に年齢を上げたようですね。



実際この本を読んだ感想は「なんだかよくわからなかった」という情けないもの・・・・・なので

何の役にも立たないと思いますが、

映画を観られた方は多いかと思うので、一応アップしておきます。

The English Patient/Michael Ondaatje
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