- ヨーロッパ人の奇妙なしぐさ/ピーター コレット
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以前、『暇がないから読書ができる 』という本に載っていて、読んでみた本です
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てっきり、「しぐさ」についての本だと思ってしまいますけれど・・・・・
しぐさはごく一部。
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原題を直訳すると『異物――ヨーロッパ人のみんなの癖についての手引き』なんだそうです。
なんか凄いタイトルだけど、訳者は
「たがいに違和感を認識することこそ重要だという著者の気持ちのあらわれだろう」とあとがきで記しています。
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著者はイギリス人。
オックスフォード大学で研究を続ける社会心理学者だそうです。
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この本は「しぐさ」だけではなくって
呼びかけ、手招き、清潔さ、車の運転、ののしり、・・・・・・・・キス、におい、時間を守る・・・・・
などと、どこから読んでもいいタイプのその章ごとに色々書かれているタイプです。
(なんて言ったらいいの?これ。なんとなく伝わります?)
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面白いなーと思ったのを取り上げてみますね。
「清潔さ」では、フランス人の成人が1年間に石鹸を使う量はイギリス人の約半分なんだそう。
そして、毎日お風呂に入るフランス人は、男性はわずか19%、女性が32%
一方、イギリス人は全体で60%。
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でも、フランス人女性はドライ・クリーニング用品を使用する量はイギリス、ドイツ、イタリアの三国よりも多いんだとか。
そして、やっぱりフレグランスに代表される香りのするものの消費量はフランスがダントツ。
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それぞれの国の女性が、スキンケアやメイクアップどちらに力を入れているのか・・・・・とかも載っていて、楽しいです~。
日本だときっとメイクアップですよね?
それにしても、髪って毎日洗わないと気持ち悪いんだけれど・・・・・・・・凄いなー。
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「ヨーロッパ人の」だからアジア系は一切載っていませんが、日本人のほうが絶対毎日お風呂に入る率は高いよなぁ。日本だったらどうかな~~とか、思い巡らすのも楽しかったりします。
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ヨーロッパ人から見ると、イギリス人って
「凍結話法」すなわち、くちびるも顎もあまり動かさない話し方をするんだそうです。
「こわばった上唇」とか言うんですね。
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これも、イギリス人でこれだったら、日本人はどうなるんだよ!ヽ(;´Д`)ノ
って感じです(笑)
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うーん、まぁ、アメリカ人とかのほうがはきはき喋る気はするのだけれど。
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「ジョーク」では、やっぱりエスニック・ジョークが載っていました。
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でもね~~~、これ、どぉぉしても単なる人種・民族差別にしか思えないのだけれど。
一応、色々なそれを言うマナーみたいなもの存在するようなのですけれど
こういうジョーク集読んでも、笑えないもん。
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イギリス人のユーモアって独特で好きだけど、エスニック・ジョークだけはどうしても好きになれないな~。
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「キス」では、昔はイギリス人がヨーロッパ一のキス魔だった!
とあって、びっくり!
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そして何よりびっくりなのが、16世紀の頃?
キスに加えて、挨拶の最中に男性は女性の胸を触っていい(!)という慣習があったのだそうです。
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ただし条件がふたつ。
二人が「キッシング・キン(会えばキスする関係)」で、女性は若くて未婚、ですって。
・・・・・・なにその慣習
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さすがに映画とかでもそんなのは観たことないな~・・・・
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シェイクスピア作品などではおなじみ。
昔は、寝取られ亭主には額に角が生える、と言われていました。
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角のサイン(しぐさ)イングランド以外にもスペイン、ポルトガル、イタリアの全域、フランス、ギリシャ、旧ユーゴスラビアの一部でも見られていて
イタリア、フランス、ギリシャ、旧ユーゴスラビアではまた、同じ角のしぐさが他人の敵意から身を守るしぐさとしても利用されているんだそうです。
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ややこし~い!
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全体を通してみて、やっぱり・・・・・当然といえば当然ですが
イギリスとフランスの登場が非常に多いですね。
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そして、イギリスとフランスの対抗意識が凄すぎて笑えます(苦笑)
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『うなずく人ほど、うわの空』・・・・・・うん、当たってるかもしれないね、これ。
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昨日、大学図書館にこれがあったので借りてくるつもりだったのですけれど~~~
もっと図鑑っぽい感じかなぁと思ったらけっこうイメージと違って。
読むのやめてしまいました~