きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)/オードリー・ニッフェネガー
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映画『きみがぼくを見つけた日 』が想像以上のヒットで、原作を読みました。


読んでみると、かなり原作に忠実に映画化していることが分かりますが

もちろん、原作にしかないエピソードが多々あります。

かなーり上手く映画化したようですね~。


まあ。。。。男性にはお勧めし難いですけども

きゅんきゅんしたい女性の皆様であれば、年齢を問わずにお勧めできます。

トワイライトを読んでみたけど、うーん、あれはヤングアダルトっていうかティーン向けですねー。やっぱり。2巻まではとりあえず読むつもりだけど。



あらすじは↑リンク先をご参照ください。



「年月日 (クレア○歳、ヘンリー○歳)」 とまず冒頭にあり、

クレアサイドとヘンリーサイドから描かれる小説。 何小説って言うの?

これによって頭は混乱しにくいし、あとで繋がっていく楽しみもあるのだけれど・・・・

文学的にはそんなでもなく、どうしても軽くなっちゃうんですよね。

心理描写や風景描写が特にうまいわけでもなく、ただ淡々と書いていっているだけというか・・・・・


内容はすごく好きなんですが、なんていうのかなぁ...もともとは古典好きなのでね、100年とは言わないけど、50年くらい残る作品かどうかとか、考えてしまって。


不満点はあることはあるけど、やっぱり好きですねーこういうの。


毎朝、走ることが日課になっているヘンリー。

追いかけてくる人よりも早く走れないと、自分の命が危うくなるから。


時空を移動したら素っ裸。

何度も逮捕されかけ、どうしても犯罪を犯してしまう。


ヘンリーとクレアが出会ったのは、ヘンリー36歳、クレアは6歳の時。

何度も会いつづけるうちに次第にクレアはヘンリーを好きになり、他の誰ともデートをしようとしないから同性愛者だという噂をされたり、そのせいで言葉通り身も心も傷つく羽目に。


18歳までは定期的に会っていたけれど、それから数年は会えない日々。

連絡も取れない、いつ会えるのかも分からない、

ようやく現実の世界で28歳のヘンリーを見つけるものの、クレアの知っている洗練されたヘンリーではなくまだまだ未熟な男性で、クレアはそれで悩んでしまったり。




ヘンリーは知りたくも無い未来を知ってしまう。

母親の死の場面に何度も立ち会うことになるのに、ただ見ているだけで運命は変えられない。

ある意味、彼のせいで命を失う者も出てくる・・・。



タイム・トラベラーだからこそ、この二人は出会えたのだろうし

いつ引き裂かれるか分からない身だから、愛が燃え尽きることもなかったとも言えるし。


でも、やはりクレアの気持ちを考えると――たまったもんじゃないよなぁ・・・・。

と言いつつも、自分がクレアだったら、クレアのような言動を間違いなくとる気がします。


あまりにも切なすぎる物語なのですが、結局は・・・・・・ハッピーエンドなんじゃないかな。

なんだかんだ言いつつ好きですね。




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