ヒース・レジャーの恋のからさわぎ [DVD]/ヒース・レジャー,ジュリア・スタイルズ,ジョセフ・ゴードン=レヴィッド
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日本未公開の映画です。
あるブロガーさんのところでこのレビューを拝見して
「・・・・・じゃじゃ馬ならしっぽいんだけど・・・・・」タイトルから騒ぎなのに!
と思ったら、やはりシェイクスピア『じゃじゃ馬ならし』がベースとなっている作品でした。
- じゃじゃ馬ならし シェイクスピア全集 〔7〕 白水Uブックス/ウィリアム・シェイクスピア
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- じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ (新潮文庫)/シェイクスピア
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『じゃじゃ馬ならし』を現代のアメリカのハイスクールに置き換えたラブコメで
ティーンには良いかもしれませんが
まあ、ちょっと物足りないかな?
原題は10 Things I Hate About You
ものすっごく変わってますね・・・・。
なんで「から騒ぎ」なのかが謎です。
キャメロン(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は登校初日はビアンカ・スタッフォード(ラリサ・オレイニク)に一目ぼれをし、彼女とのデートを望みつつも
彼女の父親は、妻が亡くなってから男手ひとつで育てあげており、超がつくほどの過保護振りで娘のデートなどまったく許さない。
娘の懇願に父親もついに折れ、ビアンカとはまったく性格の異なる大変なじゃじゃ馬の姉 カトリーナ・スタッフォード(ジュリア・スタイルズ)がデートをするのであれば、ビアンカにも許そうということになった。
諦めかけたキャメロンであったが、友人マイケル(デヴィッド・クラムホルツ)の提案で、学校のはみ出し者パトリック(ヒース・レジャー)を雇ってカトリーナをデートに誘わせようとするのだが・・・・・・。
ビアンカとカトリーナの苗字はStratfordなのです♪
ストラトフォードって!ちょっと~~~~~~!
と勝手に興奮。シェイクスピアの生地がストラトフォード・アポン・エイヴォンというところなのです。
『じゃじゃ馬ならし』のヒロイン二人と名前は一緒ですね。
こちらでは、確かピアノ教師か何かでビアンカ宅へもぐりこむけど
キャメロンはビアンカに近づくために、フランス語を必死で学びます。
カトリーナの友人は大のつくほどシェイクスピア好きだったり
シェイクスピアのソネットを学ぶ授業があったり
シェイクスピア作品からの引用の台詞があったり
ひたすらシェイクスピア。
なので、私にとっては嬉しいことこの上ないのだけれど
シェイクスピアを元に映画を作りました♪
で傑作ってそうそう生まれてないような・・・・・。
特にシェイクスピアに魅力を感じていなければ、単なる、ティーン向けハイスクール・ラブコメ
になっちゃいますね・・・・。
ヒース・レジャーの笑顔は確かに魅力的でした。
彼がカトリーナのために歌いだすシーンは良かったですよ。
おととしくらいに急死してしまった俳優さんなのですね・・・・。
このDVDは今年2月に発売されたばかりなので、彼目当てに観ている方が多いようです。
『じゃじゃ馬ならし』は、今見ると、確かに女性蔑視だと叩かれそうですが(現にかなり・・・・。)
私は好きです、これ。
私が女だから言えることであって、あまり男性は声を大にして言えないでしょうね
こちらも観たいですが、レンタルでは観たことがありません~
ジョン・フレッチャーの『女の勝利またの名じゃじゃ馬馴らしが馴らされて』
も読みたいなと思っています。フレッチャーは好きだし。昨日大学図書館で見てきたけど、また今度にしました・・・・。